情報教育実践報告
三豊中学校
目標
(1) 「生きる力」としての生徒の情報活用能力を育てる。
(2)  学習指導における情報活用能力の育成の在り方について追究する。
具体的な実践
(1) 教科指導
国語科(3年)
「プレゼンテーションをしよう!:俳句編」
限られた時間内に視聴覚資料を効率よく使い,相手にわかりやすくまとめる。(グループ学習)
社会科3年選択
歴史検定に挑戦
金比羅街道を探る(山本町内に残る道標などを調べる)
理科1年生
「音の世界」
音センサーを使い,波形を観察する。
技術・家庭科1年〜3年
「情報と私たちの生活」
文書処理ソフト(Word).表計算ソフト(Excel).統合ソフト(イントラバケッツ)を利用してのwebページ作成。
(2) 教科外指導
学級活動
3年生「進路学習」
職業に就くための経路について調べ必要な学歴や資格について調べる。「リクルート進学ネット」(426職種)
総合的な学習の時間
1年生 「生き方セミナー:職業調べ」
就きたい職種や仕事内容,必要な資格等についてインターネットを使って検索したり,実際に自動車整備士,裁判官,ツアーコンダクター等講師を招き生の声を聞きまとめる。
(3) その他
校内研修:職員用ノートパソコンの導入
校内LANの充実を図るため,職員個人専用ノートパソコン(32台)を導入し,より教材作成や校務処理の効率化を図った。ライブアップサーバーの設定によりウィールス対策については電源を入れサーバに接続することで自動更新できる。
※校内LANと職員室内LANは,成績等の個人情報を扱うため切り離している。
【研修内容】
【校内LAN講習】
ネットワークに関する説明と,ネットワークプリンターの利用上の注意等について導入業者に講習を依頼し実施した。
個人のデータについては個人フォルダーを割り当てサーバに保存し,ノートPCには保存しない。
個人のフォルダー,共有フォルダーは毎週決まった曜日の夜にバックアップが取られるよう設定してある。
校内LANの活用と運営の研究
職員研修としてネットワークに関する基礎知識と共通理解を図る。
各校務分掌毎の資料・情報をファイルに集約し一括管理する。
コンピュータウィルス,情報漏洩等,セキュリティー面での意識づけを行う。
成績処理関連ソフトウエアの研修実施(教科毎)
広報啓発
ホームページにより学校目標,学習内容,学校行事等を公開する。
学校新聞の発行 ※校区内小学校へも配布
成果と課題
学校の様子をホームページで開示することでE-mail等で一般から直接反響を得ることができた。※学校新聞でも公開。
【学校だよりWebページより】
平成17年に新機種導入以来コンピュータ室の利用が増え,コンピュータ室の調整が必要になってきた。特にノートパソコンについては,普通教室でDVD教材の提示等にも利用でき活用する教科が増えてきた。それに伴い周辺機器(プロジェクター:デジタルカメラ)等の充実の要望が増えてきた。
教具としてのコンピュータの活用方法や,多くの教科における効果的な活用の事例研究の場を積極的に校内研修の場において提案していきたい。
職員室内のLANの整備に伴い通信回線がISDNからADSL回線になり処理速度を含めて校務の効率化が図れた。
教科や総合的な学習においてソフトウエアに不慣れな者への支援が主になってしまい,本筋にたどり着けない事がある。
個人専用ノートパソコンの導入によりファイル管理等においてより,ファイルのやりとりなどの効率化が図れた。反面,誤ってファイルを上書きしたり削除などのトラブルが発生するなど,情報の取り扱い等の共通理解を図る必要がある。
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