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島比呂志 魂の帰郷

今日の観一   2010/10/10

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10月8日(金)中間試験最終日、試験が終わった後の体育館前。岸上昭子さんが鹿児島放送のインタビューに答えていました。島比呂志さんが亡くなって7年。観音寺に帰りたいと願いながら生前には帰ることが出来なかった「魂の帰郷」が果たせたことの喜びを語られていました。全校生徒を前に昭子さんのお話が始まります。

 

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10月8日(金)中間試験最終日、試験が終わった後の体育館前。岸上昭子さんが鹿児島放送のインタビューに答えていました。島比呂志さんが亡くなって7年。観音寺に帰りたいと願いながら生前には帰ることが出来なかった「魂の帰郷」が果たせたことの喜びを語られていました。全校生徒を前に岸上昭子さんのお話が始まります。


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ハンセン病回復者で作家の先輩 島比呂志さんの人生から、ハンセン病問題について学び、考える学習活動を初めて7年。創立110 周年記念の今年は、島比呂志さんご夫妻が療養所から社会復帰した最後の約4年間を北九州で受け入れ、家族や地域ぐるみで支えた岸上昭子さんと、そのご家族をお招きしました。昭子さんから島さんご夫妻への想いや、ともにすごされた日々のことなどが語られます。


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続いて、4歳から鹿児島の星塚敬愛園を訪問していた理子さんの体験が語られます。園でピアノを弾くと「きれいな手」と褒めてくれたことが嬉しかったこと。それが今の自分の支えになっていること。そして、祖父・島比呂志が生前によくリクエストしたショパンのピアノ曲を聞かせていただきました。


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昭子さんと理子さんのお話のお礼に、コーラス部を中心に「ふるさと」を全校生徒で歌います。
「こころざしを果たして いつの日にか帰らん 山はあおき ふるさと 川はきよきふるさと」
体育館にふるさとの歌詞が響きます。昭子さんも生徒一緒に、歌っていました。


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生徒の「おかえりなさい 島比呂志さん」の言葉が響き、島さんの遺影が映し出されます。その前を、昭子さんと家族の方々が退出していきます。


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生徒の感想を一部紹介します。
「一年の時にHRで島さんのことを知り、VTRを通じてハンセン病について学習したけれども、今日は実際に島さんの家族からナマの声を聞くことが出来て一層身近に感じることが出来ました。
 島さんがハンセン病患者として隔離されたこと、昭子さんも障がいがあることで差別の対象となることがあったことからも、社会には理不尽な差別や偏見が一杯あって、その問題は終わってはいないということを強く感じました。
 「ハンセン病の人がいることは普通のことだし、かわいそうと思ったこともなかった」という理子さんの言葉が心に残りました。島さんのような先輩がいることを誇りに思います。」
「社会復帰するには多くの人が病気に対する知識を深め、理解しなければならず、そう簡単なことではなかったと思います。昭子さんは、それをものともせずに、島さんと一緒に生きてきたのだと感じました。(中略)理子さんのピアノを聞いて、この曲を島さん達や患者の人たちも聴いてきたかと思うと心に響きました。」
生徒や職員の心に大きく響いた講演会となりました。

PS大島青松園訪問については、こちらをご覧ください。http://www.kagawa-edu.jp/kanich01/index.php/news/archives/50