11月2日 3年に1度の芸術鑑賞会が開かれました。 今年度の講師は写真家の松本紀生(のりお)さんです。 1972年愛媛県松山市生まれで、大学生の時にたまたま見たアラスカの本を見て写真家になりたいと思ったとのことです。その後大学を中退し、アラスカ大学に編入、現在は、一年の約半分をアラスカで過ごしているそうで、その活動は、2013年11月23日放送のTBS「情熱大陸」や、先日放映のTBS『林先生が驚く初耳学!』でも紹介されました。 |
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今回の講演は、スクリーンにオーディオを駆使して繰り広げられる映像トークショーという松本さん独特のスタイルで行われました。 ザトウクジラ、ヒグマ、原生林、オーロラなど大自然の写真をBGMにあわせて鑑賞するとともに、動物の生態や、撮影の苦労話をわかりやすくお話しいただき、アラスカの息吹を臨場感たっぷりに伝えていただきました。 |
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(松本紀生公式HP写真より) 人が足を踏み入れたことのない無人島の中の原生林である。苔が一面に生い茂り、足下はふかふかである。心が和む。 冬はデナリ山(マッキンリー)の麓にかまくらを作って生活しながら オーロラの写真を撮っている。本当に何もないところだけど夜は星空がとても明るい。 |
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最後に質疑応答が行われ、多くの生徒が質問しました。 Q:なぜ(危険で不自由なアラスカに)長期滞在するのですか。 A:一生懸命に生きたい。そして充実感を味わうためにアラスカで実際に生活しなが ら写真を撮っている。 Q:最も危険だたことは? A:ブリザードの風の力で、かまくらの壁が削られてもう少しで穴が開きそうになったとき。運良く2日間のブリザードの後風がぴたりと止んで命拾いした。もうひとつは熊の親子と出くわしたときで、熊が2m手前に来たとき、こちらから声をかけると、気づいて逃げていってくれた。 |
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みんな真剣に講師の説明に耳を傾けていました。 |
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