9月1日

2学期始業式 始業式の前に、夏休み中に活躍した部活動や生徒に対して、表彰状が伝達されました。表彰されたのは、男・女テニス部、体操部、水泳部、応援部、書道部、家庭クラブです。

校長先生から、「我慢・忍耐、『困難から逃げない』という北中・北高生の信条を胸に刻み、周りの人たちへの感謝を忘れずそれぞれの目標の実現に向け努力しよう」とお話がありました。


9月6日

第15回北稜祭が一般公開されました。今回のテーマは「アオハル~一生に一度の青春に乗れ~」でした。

「北稜祭」とは本校が中高一貫校になった際に、中高合同で新しい歴史を刻んでいく文化祭として新しく命名されたものです。
今年は9月に入ってから雨の日が続き、特に屋外装飾などの製作が遅れがちでしたが、本番までに何とか間に合わすことができました。左の写真は並木道にチョ-クで描かれたイラストですが、一般公開当日は雨のために流れて消えてしまいました。

オープニングセレモニーでは書道部が見事なパフォーマンスを披露しました。
北稜祭は、文化部の日頃の活動成果を披露する場でもあります。左は邦楽部の演奏、右は茶華道部のお茶席の写真です。
雨天にもかかわらず、多くの方が来校され、各会場とも大盛況でした。左は1年5組「イチゴの縁日」です。
右は2年4組「夜の廃校」で、50年前に廃校になったアオハル学園へのミステリーツアーの会場です。長蛇の列を前に入場をあきらめた方もいたのでは…。
一般公開の日、最も人を集めたのは中学1年団の総合学習の発表会場でした。クラスごとにテーマを決め1学期の学習内容を創作劇にして来場者の前で発表しました。

1組:「未来へのおくりもの ~イサム・ノグチの想い~」
2組:「わがまちお宝発見 ~石匠たちの技とこころ~」
3組:「匠の技のルーツを探る ~木のぬくもりを愛した40人のデザイナー」
今年の北稜祭では、同窓生が集える場を開設しました。訪れたOBの方々は展示された古い卒業アルバムを見ながら学生時代を懐かしんでいました。

また、PTAが主催した卒業生の制服等を会員の方に販売する「PTAバザー」がとても好評でした。
バザー会場では、天候不順により急遽中庭のテント会場の使用を中止するなど来校者にはお不便をおかけすることになり、申し訳ありませんでした。
そんな悪コンディションの中、バザー担当の生徒たちは「全員が裏方に徹する」を合い言葉に、精一杯の接待を心がけました。
「装飾部門」最優秀賞を受賞した2年5組「オレラのファミリア」です。紙コップとLEDでバルセロナの有名な建造物に負けない作品を作り上げました。
9月8日

北稜祭の振替休業日に、中2と高1の生徒代表18名と教員18名で大島青松園を訪問し、ハンセン病問題について研修を行ってきました。大島へは高松港から1日4便、庵治港からは1日3便の官有船が出ています。運賃は無料です。

最初に入所者自治会の野村 宏さんのお話がありました。野村さんは昭和11年、高知県土佐清水市でお生まれになりました.入所して既に63年になります。これまでの辛かったことや苦しかった想い出を淡々と話していただきました。そのお話ぶりからは乗り越えてこられた想像を絶する日々が偲ばれました。
 
次に副園長の十河英雄さんに、医学的な見地からハンセン病問題を解説していただきました。ハンセン病の原因となるらい菌はとても感染力が弱く、ほぼ家族内でしか感染しないこと。しかし、だからこそ遺伝する病気であると思われて、家族や親類が差別の対象に巻き込まれてしまったことなどとても丁寧に教えていただきました。

昼食を挟んで、島内フィールドワークを行いました。最初に、かつて使用されていた解剖台を見ました。2013年に開催された「瀬戸内国際芸術祭」の折、海中に沈んであったものを重機で引き上げてここまで運んできたそうです。暗黒の時代の生き証人に出会った感じがしました。
   
 
納骨堂の中の様子です。ここには島で亡くなった2100名を超える方々の遺骨が安置されています。その多くは家族に引き取りを拒まれてきました。

島の北部の小高い場所に「風の舞」があります。生涯島を出ることを帰ることを許されなかった入所者の魂が風に乗ってふるさとに帰れるよう、1992年1000人のボランティアの人の手によって作られました。庵治石で作られた「天上」「天下」の周囲は四国4県の石が敷き詰められていました。雨上がりの澄んだ空気のおかげで高松の街がとてもよく見えました。入所者にとってこの風景がどんなに切なかったことでしょうか。
   

 9月25日

北高開校以来の伝統行事である「観月健脚大会」が行われました。これは、高校1年生の行事で、庵治半島一周約20kmを歩きます。

クラスごとに男女混合の8人で班編制を行い、約6時間励まし合いながら歩きます。
   
 
このイベントには、地域の文化や自然を観賞するという目的もあり、コースの途中にあくさんある庵治石の加工場や、瀬戸内海国立公園の景色を堪能しながら歩きました。

途中、映画「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地として使われた稲毛島が見えます。ここは、主人公のサクとアキが初めての一泊旅行に出かける無人島「夢島」として登場しました。
   
 
第2関門の鎌野自治会館で小休止です。のどの渇きを潤すお茶と、ほんのり甘いクルミパンがとてもおいしかったです。

   
 
コース後半はアップダウンの連続です。足が重くなり、みんな次第に無口になってきました。

午後7時、全員無事に完歩することができました。
   
9月25日

2年生対象の進路ガイダンスとして、上級学校の模擬授業が行われました。30以上の大学・短大・専門学校の先生方にさまざまな授業をしていただきました。

各自の進路希望に応じて講義を受けました。

調理専門学校の講義では、ケーキ作りを体験し、出来上がったケーキを試食しました。

自動車整備専門学校の講義では、実際の自動車を使っての構造学習と整備講習が行われました。
今回は航空専門学校にも参加いただき、航空業界への進学に関するお話もしていただきました。