2015. 9. 30

防災研修

活動の概要 Summary of the activity

東日本大震災や台風などの自然災害による被害の拡大が懸念される中、ここ香川県でも南海トラフ大地震による大きな被害が想定されています。そこで丸亀高校では今年で8回目となる防災研修を2015年9月30日に実施しました。1年生の全クラスが参加し、我が身の安全を第一に、防災・減災の基本技術と知識を知るとともに、地域と連携を図りました。
なお、研修にあたっては、丸亀市危機管理課や丸亀市城西地区自主防災会および丸亀市川西地区自主防災地区の協力をいただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

研修内容 Training contents

  • 1組スタート

    ロープワーク・ロープ投げ訓練

    役にたつロープの結び方を体得しました。
    ロープを投げて救助の仕方を学びました。

  • 2組スタート

    土のう作りと組み方訓練

    砂と袋で土のうを作成し、
    河川の氾濫に際し効果的な土のうの積み方を体得しました。

  • 3組スタート

    消火訓練

    火災発見時の対応や消火の際の心構えを学び、
    水消火器を用いて使用方法を学習しました。

  • 4組スタート

    応急手当訓練

    骨折した被災者に対して、患部に応じた応急手当の仕方を学び、
    実践しました。

  • 5組スタート

    心臓マッサージ・AEDによる心肺蘇生実験

    練習用人体模型とAEDシミュレーターを用いて
    心肺蘇生訓練を行いました。

  • 6組スタート

    「防災」頭の体操ゲーム・遭難回避訓練ワークシート

    防災に関する知識や遭難回避に関する事例研究を
    ゲーム感覚で学びました。

  • 7組スタート

    担架組み立て・搬送訓練

    非常時における古毛布を使用した担架組み立てと
    負傷者の搬送訓練を行うとともに、
    応急処置の仕方を体得しました。

来るべき大災害に備えて In preparation for the coming catastrophe

香川県にも大きな被害をもたらすと言われている南海トラフ巨大地震。
南海トラフ巨大地震が起こる確率は、30年以内に70%とも言われています。そのような巨大災害に対処するうえで、この日学んだような災害に対応するための知識や手段を体得しておくことは非常に重要です。

災害対策を行う上で大切な3つの考え方について丸亀市危機管理課の方に教えていただきました。大変参考になりましたので、最後にまとめさせていただきます。

70%

今後30年以内に
南海地震が起こる確率
公助 こうじょ
行政による支援
  • 行政が国民の生命を守る
  • 国や地方自治体の任務
  • ただし、時間がかかる場合が多い
共助 きょうじょ
ともに助け合う
  • 地域コミュニティを構築
  • 自分一人では出来ないことも、
  • 助け合うことで可能に。

これらについて詳しくは、内閣府広報ページをご覧ください。