栗林公園実習、サクラ標本木の元気回復に一役

 

令和3年2月18日(木)  高松市栗林町 

 今年度も恒例の栗林公園造園課のプロから知識や技術を学ぶ研修が特別名勝栗林公園であり、園芸デザイン科2年造園専攻生6名と引率教員2名が参加しました。
 造園課職員2名のご指導のもと、香川県の桜(ソメイヨシノ)の標本木の土壌改良実習を行いました。この木は高松気象台が毎年桜の開花と満開の時期を決める基準とする貴重な木で、今年で4回目の実習になりました。指定された区画をスコップ等を使って、根系を確認しながら掘り進め、規定の枠の150㎝×80㎝と深さ60㎝になったところで根を防腐処理し、午前の実習を終了しました。
 午後からは、客土作業。マサ土にパーライトやバーク堆肥、木炭、ピートモスなどを混入した土壌改良土で埋め戻しました。樹木専用の元肥も施す等、実用的な実習を経験することができました。
 その後、造園課長様の誘導で園内の見どころを案内してもらいました。貴重な樹木や歴史などの解説をしていただきながら、見頃の梅園等を見学しました。
 最後に掬月亭(きくげつてい)に入り、江戸時代のおもてなし文化について学習しました。
 ご指導いただいた造園課の方にお礼申し上げます。

    

     
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