ポスターセッション

丸亀市の学校ネットワークシステム

丸亀グループ

1 はじめに

 丸亀市の小中学校は、平成11年から5年間、先進的教育用ネットワークモデル北四国地域事業に参加し、学校教育におけるインターネットの有効活用や、地域用ネットワークの在り方に関する研究開発を行ってきた。この事業の終了に伴い、平成15年10月から新システムに更新された。この新システムを紹介することで、これからコンピュータを導入される学校へのヒントになれば幸いである。

2 システムの内容

3 利用状況

 おもに技術・家庭科の「情報とコンピュータ」の授業で使用している。その他に、社会科で各地の降雨量を表計算ソフトでグラフ化したり、図形作成ソフトで等高線と立体的な地図との関係を学習したりしている。理科では、天体シミュレーションソフトや植物検索ソフトを使って、図鑑との比較をしながら植物の特徴を学習している。 

4 問題点

 (1) インターネットを利用する上で、有害サイトに接続しないようにフィルタを設けているが、ジャンルで設定しているために必要なサイトに接続できないことがある。
 (2) 余計なソフトウエアをインストールさせないために、使用できるメディアを制限しているが、そのメディアを使用したいときに使えないのが不便である。

5 今後の課題

 (1) コンピュータを使用して授業ができる教師の育成。
 (2) ソフトウエアの充実。
 (3) セキュリティの確保と利用のしやすさとの兼ね合いをどうするか。
 (4) コンピュータをいかに授業で使ってもらうか。(使用効率の問題)