美 術

実施学級:3年1組  授業者:徳永千恵子

題材名:「ぼくもわたしも キュレーター」

本時の学習目標

 @ テーマに沿った順番になるよう考えながら,相談することができる。
 A 作者の表現意図や思い,願いなどを考えながら,展示の順番を相談することができる。

1 授業におけるコンピュータ活用のねらい

 スライドショーを利用し,作品を並べる順番が換わることで
作品から受ける印象が違うことを体感させるとともに
よりよい並べ方を比較検討させる。


2 授業後の協議から

 @ 作品を調べる方法は,時間や生徒の能力的な問題を考慮して
  教員があらかじめ用意した素材の中から気に入ったものを
  生徒が選択して使用している。

 A 鑑賞の授業は,教師が作品についてしっかりと理解していれば
  いいものになる。

 B この授業で生徒は,鑑賞したものを十分の中で再構築し
  それを表現するところまで学習できる。
  しかし,そのためには作者についての事前学習がもっと必要である。

 C 3年生の授業時数の中でこのような形で鑑賞を深めるのは難しいが,1年の時から計画的に学習をしておけば内容の定着がはかれる。

 D プレゼンテーションで作品がどんどん出てきたときに,並べた意図やその作品について説明をさせることが必要。



3 反省と今後の課題


<よかった点>

 @ この題材を選択している例がほとんどないが,思い切って取り組めた。
 A 生徒が評価カードを利用し細かく評価しあえている。
 B 生徒がプレゼンテーション・ソフトウェアを使って工夫をしながら授業に取り組めていた。

<今後の課題>

 @ 生徒が,鑑賞した作品をどこまで深く理解しているかを考えると,手広すぎのきらいがあるため,要素を絞る必要がある。
 A 3年間を見通し,1年の時から段階を追って計画的に鑑賞を続けていれば3年でその集大成ができ,いい題材になる。
 B 班活動を個人にどこまで反映できるか,PCがそれを効果的に行う手段となるべきである。
 C ソフトウェアの選択次第では美術館を3Dで体験できるようなソフトウェアの利用も考えられる題材である。