平成16年度香川県中学校情報教育研究会部会教育研究大会

理科


授業説明
テレビで見たことや実際に体験したことなど,導入に内容・量ともに多すぎ,生徒の活動時間が短かった。

導入:電子ボードを使って事例の紹介

テーマごとに,発表資料の作成

電子ボードを使っての発表
レポート作成をすることによって,生徒がだんだん地震に興味を持ってきた。
レポート作成に当たり,リテラシーの個人差が大きく,全体に低かったが,活動を進めるにつれて徐々に力がついてきた。
話し合いをしやすくするために,テーブルはテーマごととした。

質疑
質: 電子ボードの使い方や利点について
画面上でクリックしたり,色を付けてマーキングしたりすることが可能なので,操作しながら説明する相手と同じ感覚で見ることができる。
質: 調べ学習の前に,生徒にどのように指示したか
最初は,地震について調べることを指示した。インターネットで検索しても,範囲が広く,ヒット数が多すぎて何を調べていいのか迷った。
地震の例,用語,原因,被害,分布など,レポート例を示した。検索を絞り込むことによって課題が明確になってきた。
質: コンピュータを使う場面が多くあるが,どこでおもに使用したのか。
導入,レポート,調査,発表,全部の場面でコンピュータを使用した。
質: 生徒は自分でデータを加工していたが,どのように指導したのか。
1枚でまとめるように指示した。そのためには,Webデータの選択,加工,絞り込み等が必要性であることを生徒は気づいた。
質: 情報量が多くないか。
情報収集の仕方を紹介したかった。
質: 今後の指導は
プリントアウトした物にコメントを記入し生徒に返す。
ワークシートに反省を記入し,評価を示す。
質: 情報の活用の仕方と使用ソフトは?
音の波形を調べる。
インターネットで地震について調べる。

指導者講評
コンピュータを有効利用できる場の検討
小中連携
出身小学校によるリテラシーの格差があることは予想される。
興味関心にも違いがある。
コンピュータの使える部分
掲示,提示は有効的な利用方法の一つ。
画面だけでは記憶に残らない。共通に印刷したものを見ながら発表することも重要。
二次情報の重要性
雑誌,本も重要な情報源であることの指導。