【情報教育研究部会丸亀支部】

 

高度情報化社会に対応する学校教育のあり方

 

 


1 はじめに

  情報教育部会では,新市発足に伴い,コンピュータ関係設備の確認と整備状況を元に授業でのコンピュータ活用と,セキュリティに関する事項の再確認を行った。

 

2 コンピュータを使用した授業

  各教科でコンピュータを使用した授業がどのくらい行われているか調べてみた結果,各学校によりその使われ方は大差ないことがわかった。

(1)授業でコンピュータを使用した教科と内容

 主な使用ソフト

 ・ワード

 ・エクセル

 ・パワーポイント

 ・フォトショップLE

 ・ホームページビルダー など

 技術・家庭科

 ・ コンピュータの仕組みと基本操作 

・ Webページを利用した情報検索の実習

 ・ 情報伝達の安全性とマナーについて

 ・ ワード及びエクセルを使って情報の整理及び表計算の学習

 ・ ペイントブラシを使って簡単な製図

 ・ ホームページビルダーを使ってWebページの作成

 美術科

 ・ フォトショップLEを使って画像合成及び加工

 ・ 自作イラストにデジタルペイントをして作品作り

  1年時 ● デジカメで写真撮影それを構成美の要素を意識しながら、画像処理ソフト「Photo Shop」で加工。

○参考作品  フォルダ:「1年作品」

2年時 ● 学校行事や部活動の写真を利用して、画像処理ソフト「Photo Shop」で加工(レイヤー機能を使って合成)

○参考作品  フォルダ:「2年作品」

○指 導 案 「CGであらわそう」 

  3年時 ● 本来なら、3年生で取り組むところ、香中研の発表の関係で2年生で「ムービーメーカー」を使って動画編集に取り組んだ。

     フォルダ:動画編集A ●音楽に合わせた、映像編集1(標準添付のサンプル映像を使って)

     フォルダ:動画編集B ●音楽に合わせて、映像編集2(体育祭の映像を使って)

          ○指導案「ショートムービーをつくろう」

     フォルダ:動画変種C ●部活動紹介のショートムービーの制作(シナリオ絵コンテ作り、撮影、編集)

          ○指導案「CFをつくろう」

音楽科

 ・ 作曲家及び作品の調べ学習

 ・ 和楽器の作り方及びその詳細な歴史の調べ学習

 保健の時間

 ・ 環境問題についての調べ学習

 

 パソコン部

 ・ ロボットの動作プログラミング

 ・ イラスト作成

 

(2)利用可能な内容

 ・ 危険を伴う実験のシミュレーション

 ・ 計算問題のドリル学習

 ・ 英語の発音練習

 ・ 英単語のドリル学習

 ・ 気候に関するシミュレーション学習

 ・ 歴史探訪

(3)問題点

 ・ ソフトが少ない

 ・ エラーが起こった時の対処が面倒である

 ・ 時間が確保できない

 

  全体的な問題として,セキュリティ面ではある程度教師間で共通認識ができているが,iフィルターによるガードが強いため,調べ学習にコンピュータを使用する授業がほとんどできない。

  もっと,気軽にコンピュータを使った授業が行えるようなシステムを考えなければならない。