さて,TDI研修最後のプログラムは,
実社会で活躍するデータサイエンティストによる講演です。
佐宗 龍 様(SAPジャパン ソリューション統括本部 エンタープライズ・アーキテクト)
阿部 理央様(SAPジャパン SAP University Alliances/SAP Next-Gen リード)
による
「企業の中でのデータサイエンス ~ビジネスの中で活用されるSAPとは?~」
昨年も実施したTDI(東京データイノベーション)研修ですが,今年はオンラインで実施しました。
オンラインで良かったこと。それは,募集定員を増やすことができたことです。
昨年度は,宿泊や活動の場所,予算などの制約から24名(6人班4グループ)限定で実施しましたが,
今回は31名(6・7人班5グループ)で参加することができました。
昨年度参加した2年生は,去年の研修の成果を活かして課題研究に取り組んでいます。
その2年生が各グループのリーダーになり,
コラボレーションツール「apisnote」の操作
調べ方やG suiteを活用した共同編集機能
など,1年生に教えて,良い研修になるように尽力してくれました。
おかげで,ICT活用等,スムーズに研修が進みました。
当日の様子です。5つの教室を使って,5つのグループごとに各自1台PC,グループに1台のモニターを,i.schoolの先生,本校の担当教員とZoomでつなぎ,進めていきました。
当日の様子です。
東大発イノベーション教育プログラムi.schoolのメソッドを学び,データ利活用と合わせて,アイデアを創出しました。この取組みが観一生の創造性を育みます。
明日はアイデアの発表・質疑応答
そしてデータサイエンティストによる講演を実施します。
以前の記事でもお伝えしていましたが,本校は今年度より,WWL連携校となり,文系,理系,理数科問わず,他の高校・大学との連携や交流の機会が増えています。「WWL・SGH×探究甲子園」への参加資格も得て,今年初めてエントリーしたところ…。
上位40校の
WWL・SGH×探究甲子園「探究活動プレゼンテーション 出場校」に選出されました!
香川県では本校が唯一のようです。
第4回和歌山県データ利活用コンペティションに,いくつかの探究グループが応募しておりましたが,
普通科文系の課題研究チームが最終審査に進みました。
この大会には,本校は第1回から毎年最終審査に進んでいましたが,普通科文系コースの生徒が進むのは初めてのことです。また,感染防止のためオンラインでの参加も,今年初めてのことです。
発表内容は,統計データを利活用して,地域活性化にむけた政策を提言したものでした。
コロナ禍で傷ついた地元を救うアイデアを,統計分析やインタビュー調査などによりまとめました。
本日,最終審査と表彰式が行われました。
発表はトップバッター。緊張の中,堂々とした発表でした。
南館3F情報教室からオンライン発表。みんなの顔が相手に見えて,みんなの声が相手に届くように,椅子の高さを変えてフォーメーションを組んでいます。
無事発表を終えた,と同時に質疑応答が始まります。
さて,質疑応答が終わると,あとはリラックスして,残り5つの高校,6つの大学の発表を聴きました。
どの発表も,素晴らしい内容でした。
16:30,ついに審査結果の発表です。
協賛企業賞の発表,データ利活用賞,政策アイデア賞など,他校の受賞を固唾をのんで見守るなか・・・最後に。
「大賞は香川県立観音寺第一高等学校」
と発表。
この大会への参加4年目にして,初めての最高賞を受賞する快挙です。
学校全体に,統計・データ利活用,課題研究が広がった成果が表れました!
受賞したみなさん,おめでとうございます!
本日6校時,福井県立若狭高校と課題研究合同発表会をZoomを使用し,オンラインで実施しました。
若狭高校は,SSHの中間評価で最高評価を得た学校の1つであり,昨年度の第一回FESTATや,今年度のFESTAT2020にも参加いただいた学校です。
今年の2年生は,福島県立福島高校との交流,Duarte High Schoolとの交流に続き,オンラインでの発表交流は3回目になり,だんだん慣れてきたようです。
5つのグループに分かれて,お互いに5分の発表,10分の質疑応答…。
お互いに,結構鋭い質問も・・・。
そして今回よかったのは,1年生が見学参加できたこと。
例年であれば,香川県高校生科学研究発表会や,SSH生徒研究発表会などを見学し,先輩の活躍,発表や質疑応答の様子を見て,研究や発表の具体的なイメージをつくることができていました。しかし今年はコロナ禍で,どうしてもそういった機会が減っていました。(今,昨年度の記事を振り返ると,随分「密」な取組をしていたものです。感染症で世界がここまで変わったのだと,改めて思います…。)貴重な機会なので,1年生は真剣に気づいたことなどをメモしていました。
今回の交流,1年生にとっても,たいへんありがたい取組みでした。
交流は,ブレイクアウトセッションで,グループごとに行われました。様子は次のとおりです。
グループA(物理実験室)
グループB(百周年記念館)
グループC(課題研究室)
グループD(生物教室)
グループE(地学教室)
最後は,全体の部屋に戻り,生徒同士,今後ともの交流を約束しつつ,終わりました。
関係者の皆さま,ありがとうございました。
今後とも,ご縁があることを祈りつつ・・・。