守礼門


私たちのクラス、2年1組は、沖縄への修学旅行を記念して、首里城 守礼門 を作りました。
門は学校の顔、できるかぎり、堂々と立派で、誰に見せても恥ずかしくないようなものを、という目標を高く持って始めました。
けれどアーチとは違って「門の上に載せる」ことが前提になっていたため、どうやって軽くするか、下から見える部分はどうするか、などと考えることが多く、組み立てにもなかなか進めないという苦労がありました。 模型を作っていろいろ試行錯誤して、夏休みに入ってから、やっと作業に取り組むことができました。
けれど、吹奏楽部員が11人もいたり、台風が来たりと夏休みの間も作業は思うように進まず、そのまま夏休みがあけてしまいました。
新学期に入ってからの猛烈な追い上げで、 何とか形にはなってきたものの、時間がもうない、という状況に。
前日になっても←のような状況、きちんと上にあげられるのだろうか、と不安になったみんなで、最後のひとふんばり、 日もすっかり暮れるまでかかって、先生方の手も借りて、門の上に屋根をあげました。
そして、これが完成品。みんなの努力の甲斐あって、とても立派なものになりました。真っ赤な屋根が人目を引いて、本物の屋根瓦のように太陽を反射しています。下に二匹並んでいるのはシーサーです。黄色に渦巻き模様、細かいディティールも本物に遜色ありませんでした。
守礼門の資料とあわせて、来てくださった方々にも非常に好評だったのが、とても嬉しかったです。
みんなで、こんなに大きな一つのものを、力を合わせ作ることのできた最後の斯文祭。
二年一組皆の心に、その思い出が強く残ったことだろうと思います。