　今回、私達１年５組が作ったのは、「銀河鉄道の夜」をイメージした壁画です。しかし、ただ紙に機関車の絵を描くだけでは面白くありません。そこで、飛び出す壁画という、他のクラスとは一味違う作品を作ろう、ということになりました。

　作業は、夏休みに入ってすぐに始まりました。まずは、飛び出す部分の部品を、素材となる段ボールを切って作っていきます。なかなか思うようなサイズの段ボールがなかったり、計画どおりのサイズに切れなかったりと問題も起こりましたが、なんとか作ることができました。
　部品を作り終えると、次は組み立てる作業です。初めは教室内で行っていたのですが、組み立てていくにつれどんどん立体が大きくなり、作業スペースの関係上、屋外での作業となりました。猛暑の中、汗をかきながらみんな一生懸命頑張りました。
　……が、しかし。ようやく完成形が見えてきたかも、というところで突然の雨に襲われ、屋外へ出していたために濡れてしまい、不運にも一部作り直すことに……。けれど、そんなことにもめげないのが１年５組の長所です。みんなで協力し、駄目になってしまった部品も無事作り直すことができました。

　立体部分・背景部分ともに完成し、最後に、展示場所に設置します。校舎建て替えのために置かれている防護壁を利用し、背景部分を広げていきます。広げ終えた後は、立体部分を数人がかりで運んできて、調整しながら置きます。

ついに完成しました、1年5組の汗と涙の結晶！作成に1か月以上を費やし、ようやく完成したこの壁画。思い通りにいかないこともありましたが、みんなの団結力でやり遂げることができました。このクラスで良かったと、心から思えた瞬間でした。みんなお疲れ様！ありがとう！

　壁画の背景部分は、何枚もの画用紙を貼り合わせて作った1枚の大きな紙に描きます。美術部の人を中心に、刷毛で宇宙と地球を描き、後方の車両部分は、銀色に塗った紙のちぎり絵で表現しました。
　いろいろな調整のために一度体育館のネットに背景部分の画用紙を吊るしましたが、かなり時間と労力を消費しました。背の高い人はとても頼りになります。

　今回の斯文祭では、クラスの団結力が得られたのではないかと思います。ここまでやってこれたのは、クラス全体の力があったからだと思います。これからも1-5みんなと仲良く過ごしていきたいです。（J・M）