部活動を再開するにあたっての確認事項
2020年3月30日 14時36分 部活動を再開するにあたっての確認事項
丸亀高等学校
◎大前提
3月28日、安倍首相が会見で現状を次のように説明している。
「感染経路がわからない感染者が増えている。制御できない感染の連鎖が生じれば、どこかで爆発的な感染拡大が発生しかねない。現状ではギリギリ持ちこたえているが、少しでも気を緩めれば、いつ急拡大してもおかくしない。水際の状態が長期にわたって続くことになる。」
さらに、感染症が疫学的に十分に解明されていない状況のため、本県では1人しか感染者が報告されていないが、感染者がいてもおかしくないと考えるべきである。
4月1日の部活動の再開においても、感染者がいるかもしれないことを前提に、クラスターを発生させないようにどのような点に注意していくべきか、教員と生徒が共通理解をもってあたっていくことが重要となる。ここでうまくいかないようでは、4月6日の授業再開は危ういものとなる。
教育委員会が示した部活動再開における留意点をもとに、本校における具体策を策定した。先生方のご理解、ご協力、そして生徒への周知徹底と実行をお願いします。
◎部活動再開における県の方針
(1) ①換気の悪い密閉空間、②多くの人が密集、③近距離での会話や大声での発声の条件が同時に重なることのないようにするとともに、可能な限り短時間での活動とする。
・体育館、教室、部室等での換気を実施する。
・多人数での集団活動を避ける。
・身体接触を行わないよう配慮する など
(2) 参加については、本人及び保護者の意思を尊重する。
(3) 登校前の自宅での検温を指導し、発熱等の風邪の症状がみられるときは登校させないことや、手洗い、咳エチケット等の徹底を行う。教職員等も同様とする。
(4) 自校での活動とする(当面の間は合宿や他校との合同練習、練習試合や遠征などは避ける)。
(5) 臨時休業・春季休業中は活動していないことから、生徒の体力や技術面にも不安があるため、段階を踏んで計画的に活動する。
(6) 部活動の再開後、本県において感染者が確認された場合は、検討のうえ部活動の実施を自粛することもある。
◎丸亀高校における具体策
(1) 風邪のような症状があれば、学校へ来てはいけない。
(2) 毎日、学校へ来る前に、生徒、職員ともに検温し、発熱している(平熱より高い)場合は学校へ来てはいけない。
(3) 活動中以外はマスクを着用する。
・使い捨てマスクのない場合は布マスク、手作りマスクを準備する。
※マスクの作り方(文部科学省ホームページ「子供の学び応援サイト」内)
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00460.html
(4) 登下校に公共交通機関を使う生徒は手洗いを徹底する。
(5) 部室での密集を防ぐ。
・部活動が終わったらすぐに下校する。
・部活動の開始時間をずらす(隣の部室と使用時間が重ならないように調整する)。
(6) 実施方法
・当面は顧問の指導のもと、1時間を目安に活動する。部活開始前後に、顧問は健康確認を行う(記録に残す)。
・自校での活動とし、練習試合や合同練習を行ってはいけない。
・多人数での集団活動を避ける(集合する場合も間隔に注意する)。
・窓と戸を開け風通しをよくする。
・身体接触をさける。
・向かい合って声を出すことをしない。
(7) 衛生指導
・部活動開始前と終了後に手洗いをする。
・各自が用意した飲み物のみで水分補給をし、飲み回しをしない。
・食事をとることはしない。
(8) 設備などに関する衛生管理
・トレーニング室の用具は一人使うたびに消毒する。
・部活動終了時に、トイレの清掃、ドアノブ・スイッチ・手すりを消毒する。
(9) 体調が悪くなった場合
・学校へ来て体調が悪くなった場合は、安全に帰宅させるため、原則として迎えに来てもらう。
・欠席する場合には、必ず顧問に連絡する。
(10) 体調管理
・免疫力をつけるため、睡眠時間とバランスのよい食事を心がける。
・急に運動を開始するので無理をしない。
・感染リスクの高くなる場所には行かない。
(11) 上記(1)~(10)が徹底できないようであれば、部活動を禁止する。