平成21年度前期遠足

平成21年5月1日(金) 前期遠足に出かけました。

1組:高校に入学して初めての遠足。1組は、丸亀市にある「猪熊弦一郎現代美術館」で、郷土が生んだ偉大な芸術家の功績を学んできました。

潮風が心地よい「みなと公園」で思い思いに昼食をとった後、午後からは 「うちわの港ミュージアム」で団扇作りの体験をしました。指導者の方から丁寧に教えていただきながら、あらかじめ描いてきた原画を貼っていきます。

それを乾燥させてから余分な所を切り落とす「型切り」という作業をするのですが、特にその部分が難しかったです。中には、紙がずれてしまう人もいましたが、指導者の方が修正してくださいました。その手さばきは、さすが職人技とうならせるものでした。

完成した団扇は、ホームルーム教室に飾られています。

2組:私たち2組は、今年のクラス遠足として「屋島登山」に挑戦しました。

JR屋島駅に集合した後、四国村の脇から登山道に入ります。登山道は、とてもよく整備されていて、日頃運動不足気味な私たちでも歩きやすい道でした。しかし、しばらくするとやはり坂道にバテ気味になってきた人も出てきました。それでも引率の先生に励まされ、全員が屋島寺に到着することができました。

歩いて登った屋島山上からの眺めは、見慣れた風景といえ格別なものでした。山上ではグループ毎にお弁当を広げたり、水族館を見学したり、名物のイイダコのおでんをほおばったり、かわらけ投げにひたすら興じたりと、春の一日をたっぷり楽しみました。

3・4組:3・4組は、合同で「道の駅ながお」から「大窪寺」までの11kmを徒歩で踏破しました。

さぬき市長尾の大川バス本社前に集合したのち、コミュニティバスに揺られること15分あまりで道の駅ながおに到着しました。隣接するお遍路会館に展示されている四国遍路の歴史に関する展示品や資料を見学したのち、いよいよ歩行開始です。舗装された歩道を歩くのですが、だんだんときつくなる勾配に全員汗だくになっていました。途中、湧き水で喉を潤したり、多和小学校近くの休憩所で一休みしたり、豊かな自然の中をひたすら歩きました。遠足というより修行みたいだと誰かが言った言葉に、皆うなずいていました。

目的地の大窪寺に着いた瞬間、それまでの苦しさが一度に解き放たれ、とても清々しかったです。境内で昼食をとり、帰りはコミュニティバスで一気に帰りました。自分たちが歩いてきた道のりを、バスは「あっ」という間に走っていきましたが、皆満足そうにその道のりを眺めていました。