おススメ本の部屋へようこそ!

平成29年度より、おススメ本の部屋を開設しました。図書委員と図書部員が、おススメする本を紹介しています。
今後は1ヶ月に2回の更新を予定しています。(長期休業中はお休みします。)
校内の各所にも掲示していますので、興味や関心を持った人は、気軽に図書室に来て読んでみてください。貸し出し中なら予約も可能です!
 
おススメ本Ⅰ
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2019/04/08

『腕貫探偵』 西澤保彦

| by 図書担当
スッキリ:★★★★★ 不思議:★★★★☆

 悩める人がいるところに突如現れる市民サーヴィス課臨時出張所。そこには探偵ではなく、櫃洗市一般苦情係の男が座っている。男は年齢不詳で、両腕に黒い腕貫を嵌めている、いかにも役所の人間という風貌。そこを訪れた人は苦情ではなく、個人的な悩みを相談する。
 話を聞いただけで、次々と悩みを解決してしまうところが面白い。また、感情を表に出さない男だが、読み進めるうちに人間味を感じさせられる。もし、どこかでそんな人を見かけたら思わず相談したくなるかも。


14:37
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おススメ本Ⅱ
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2019/04/08

『猫のお告げは樹の下で』 青山美智子

| by 図書担当

人生観:★★★★☆ 優しさ:★★★★★

 何かに導かれるように神社に向かう人たち。そこで、ミクジと呼ばれる猫から“お告げ”と称したメッセージを受け取る。それはタラヨウという樹の葉に書かれたもので、受け取った人にしかメッセージは見えない。お告げには「こうしたらいい」と書かれているわけではなく、「ニシムキ」や「チケット」など一言だけ書かれている。その言葉を頼りに自分がどうすべきかを考えていく7つの物語。
 それぞれの物語に他の物語の人物が登場するので、注意して読んでみてください。全てを読み終えた後、自分を見つめ直すきっかけになる本だと思います。

14:39
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おススメ本Ⅲ
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2019/04/08

『さざなみのよる』 木皿泉

| by 図書担当

家族愛:★★★★☆ 言葉:★★★★★

 この本は、2019年本屋大賞にノミネートされた作品。小国ナスミ、享年43歳。癌のため、ナスミは亡くなる。生前関わりのあった人たちとナスミとの思い出の物語。ナスミの言葉がそれぞれの人の胸に残り、新たな1歩を踏み出す勇気を与える。
 どれも素敵で、こんな風に物事を考え、捉えることができたなら、と思いました。中でも私が好きなのは『それは、「おんばざらだるまきりくそわか」だよ。それ唱えてみな、楽になるから』という言葉。(第3話)これは「生きとし生けるものが幸せでありますように」という意味だそうです。私もいつかそーゆーもんかと思える日がくるのだろうか。愛情あふれる優しい物語です。


14:40
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おススメ本Ⅳ
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2019/04/08

『さよなら神様』 麻耶雄嵩

| by 図書担当

ドキドキ感:★★★☆☆ 人間関係:★★★★☆

 「犯人は○○だよ」。 クラスメイトの鈴木太郎の情報は絶対に正しい。やつは神さまなのだから。神さまの残酷なご託宣をくつがえすべく、久遠小探偵団は事件の捜査に乗り出すが……。

 すべての章が「犯人は○○だよ」と最初から犯人を暴露してくるので、心の中で「おい!!」と突っこんでしまいます。衝撃的な展開でとても後味の悪い作品ですが、犯人が誰か分からずイライラするからミステリー小説は苦手という人にオススメです。主人公は頭がよくスポーツ万能で男前、と完璧な人物で憧れます。
14:41
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おススメ本Ⅴ
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2019/04/08

『100万分の1回のねこ』 江國香織ほか

| by 図書担当

ほっこり:★★★★☆ 幸せ:★★★★☆

 この本は、佐野洋子さんの「100万回生きたねこ」という大ロングセラー本を愛する十三人の作家さんの短編集。作家さん一人一人から見た猫の描写を読むことが出来る本です。
 私がオススメするお話は、岩瀬成子さんの「竹」という話です。この話は、“わたし”の家で飼っていた猫・竹が突然家を飛び出し、家族で竹を探し出す、というとてもシンプルな話ですが、何故か読み終わると幸せな気持ちになります。皆さんにもぜひ、この不思議な体験を味わってほしいと思います。そして、たくさんの作家さんが描く猫のストーリーを楽しんでみてください。


14:41
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おススメ本Ⅵ
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2019/04/08

『伊豆の踊子』 川端康成

| by 図書担当

読みやすさ:★★★★★ あたたかさ:★★★★☆

 高等学校に通う孤独な生い立ちの主人公が、一人でふらりと旅に出た時、伊豆の峠で旅芸人一行と出会います。そこで出会った踊子に、心を柔らかくほぐされていくお話です。無邪気で清廉な態度で主人公を慕う踊子と、素朴であたたかな人々と旅をして、荒んでいた心が徐々に癒され、短い旅の時間を惜しむ主人公の心が情緒豊かに描かれています。
 淡い初恋を描いた『伊豆の踊子』のほか、『十六歳の日記』など5編が収録されていますが、1つ1つが短く、読みやすいと思います。切なく、あたたかい気持ちになりたいときは、ぜひこの一冊を手に取ってみて下さい。独創的で美しい語り口の文章が、物語の世界に引き込んでくれるはずです。


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