3年間の高校生活を健康で安全に過ごすために、自らの健康をつくりながら、さらに一生のうちで身体面、精神面ともに最も変化の大きなこの時期に、生徒それぞれがより豊かな成長を目指してほしいと思います。
学校生活の基盤となるのは家庭生活です。何よりもまず朝元気で登校できるよう、家庭でのお子様の生活について、特に規則正しい生活と食生活について、心配りをよろしくお願いいたします。
今年度の保健目標
(1)生涯にわたる健康の基礎づくり
① 定期健康診断の円滑な実施と保健管理・健康教育における結果の活用
・健康診断結果による事後処置の徹底と、配慮を要する生徒の運動・学習・学校行事参加等、個々の対応について共通理解を図る。
・学校管理下のけがについて、担任・部顧問・授業担当者と保健室との連絡を密にし、独立行政法人日本スポーツ振興センターへの申請手続きに遺漏のないよう努める。
② 生活習慣病の予防など、生涯にわたって健康課題を見つけ、主体的に解決していく能力や態度を養うため、日常の健康管理等を活用し、生徒の健康面や生活面の情報を多面的にとらえ、個々の生徒に応じた適切な日常生活の実践について指導を行う。
(2)ロングホームルームにおける性教育・・・各学年に応じた指導の充実
ロングホームルームにおける性教育を通して、異性を尊重する態度を身につけ、異性との交際において適切な意志決定や行動選択ができるよう指導するとともに、個々に応じた具体的な指導ができるよう、日頃より生徒との会話や関係づくりを心掛けた個別指導に努める。
(3)クラスや部の人間関係や学習に問題を抱える生徒に対する、相談的対応と校内連携の充実
① 保健室においては、様々な対応の機会をとらえて生徒との信頼関係をつくり、生徒自らが自己の心身の問題を考え、適切な行動を見出す支援ができるような保健室経営を目指す。
② 保健室登校生徒等に対しては、担任の先生を中心にスクールカウンセラー等関係者と共に、チ-ムとして一貫した支援が行えるように効果的な連携を図る。
(4)生徒保健委員会活動の充実
学校保健委員会における研究発表や、南高祭等における「保健展」の開催、心肺蘇生法への参加等を通して、心身の健康と安全の大切さについて生徒保健委員会から学校全体へ発信する。
(5)学校環境安全・衛生管理の徹底
① 水質検査、照度検査、空気検査に加え、近年新たに追加されているシックハウス関係検査、ダニ又はダニアレルゲンの検査等を適切に実施し環境の改善を図る。
② 全職員による毎月の校内施設設備の安全点検を徹底し、職員・生徒の安全確保に努める。
(6)「冷房病」予防対策について
エアコンの使用による身体への影響として、温度差が原因による「冷房病」の症状が出ることが予想される。その予防のためには外気との温度差を十分配慮した室温設定を行い、生徒の体調管理についても適切な対応を行う。
(7)校内救急体制の徹底・・・・・心肺蘇生法・AED講習会を実施する(当面延期)