おススメ本の部屋へようこそ!

平成29年度より、おススメ本の部屋を開設しました。図書委員と図書部員が、おススメする本を紹介しています。
今後は1ヶ月に2回の更新を予定しています。(長期休業中はお休みします。)
校内の各所にも掲示していますので、興味や関心を持った人は、気軽に図書室に来て読んでみてください。貸し出し中なら予約も可能です!
 
おススメ本Ⅰ
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2019/12/11new

『桜の下で待っている』 彩瀬まる

| by 図書担当

ふるさとへの思い:★★★★★ 読みやすさ:★★★★☆

 ふるさとにまつわる5つの物語です。全ての話に「過去」や「ふるさと」の描写が入っています。話が変わるごとに主人公も変わり、新幹線に乗っているところから話が始まります。
 どの話も読み進めていくうちに、なぜか胸の奥が締めつけられる感覚がしました。人と人との繋がり、どこか現実味を帯びている登場人物の思考や回想に不思議な気持ちでいっぱいになります。
 全ての話のタイトルに花の名前が入っていて、言葉選びがすごくきれいです。ちょっと時間があるときなどに読みやすいので、おすすめです。

13:38
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おススメ本Ⅱ >> 記事詳細

2019/11/11

『いなくなれ、群青』 河野裕

| by 図書担当

青春:★★★★★ ミステリー:★★★★☆

 捨てられた人が集まるという階段島。そこに住む人は、この島にやってきた時の記憶がありません。この島は何なのか。ストーリーが進むにつれて謎が明らかになるミステリー小説です。登場人物一人一人が全く違う性格で、特に主人公「七草」と「真辺」という少女が真逆な性格のため、逆の考え方をしているのがとてもおもしろいです。
 二話、三話と続くシリーズなので、興味があったらぜひ読んでみてください。


09:20
おススメ本Ⅲ
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2019/12/11new

『忍びの国』 和田竜

| by 図書担当

歴史:★★★☆☆ 感動:★★★★★

 この話は戦国期、天正4年(1576年)のこと。伊勢の国(現在の三重県の大部分)の南部に三瀬谷とよばれる集落があった。その三瀬谷に四騎の騎馬武者が現れたことから物語は進む。四人はいわば暗殺者であった。その四人は元伊勢国司の北畠具教を亡き者にするためにやってきたのだ。
 織田信長は天下統一の為に伊勢に攻め入り、近江国、大和国も制圧していたが、忍びの国である伊賀に対してはとても慎重になっていたという。その伊賀国は、合計八百六十八箇所の城館がひしめいていた。小領主(地侍)が独立しとても仲が悪く、互いを討ち果たす忍びの術が磨かれているほど。その中でも「その腕絶人の域」と評される忍び無門という男が登場し、その男をとり巻きながらストーリーが展開していく。

 忍びという国がどんな国であったかということが想像することができました。最後には切ない恋話もあります。戦国時代に興味を持っている人や歴史が好きな人だけでなく、たくさんの人に読んでもらいたい一冊です。


13:42
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おススメ本Ⅳ
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2019/12/11new

『こんなにも優しい、世界の終わりかた』 市川拓司

| by 図書担当

優しさ:★★★★★ キャラクターの魅力:★★★★☆

 この本は一人の青年が同じ目的の人と助け合いながら、世界が終わる前に好きな人に会いに行く話です。そして、みんなが優しくなれる話です。

 皆さんは好きな人に好きと伝えられていますか?好きな人というのは恋人だけではなく、家族や友人も含みます。その人たちに素直に気持ちを伝えられているでしょうか。いつ相手がいなくなるか、いつ世界が終るかわからないし、気持ちは言わないと伝わりません。だから、恥ずかしくても気持ちは伝えようと思わせてくれる作品です。
 そして、主人公の父や共に行動する
瑞木など、登場するキャラクターがとても魅力的です。


13:43
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おススメ本Ⅴ
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2019/12/11new

『古典の裏』 松村瞳

| by 図書担当

驚き:★★★★★ 古典が好きになる:★★★★☆

 この本は、タイトル通り古典の様々な物語にある裏側の世界について書かれています。例えば、平家物語は仏教の勧誘パンフレットとして作られた書物だったとか、伊勢物語では振り向いてくれない女性を平安貴族は誘拐していたなど。
 今の私たちが小説を読むのと同じように、昔の人にとって古典は楽しんで読む「読み物」でした。しかし、私たちが当時の人たちと同じように古典を楽しめるかというと、理解できないことの方が多いですよね。物語が書かれた時代の背景知識や著者の人物像を知ることで「そうだったんだ!」と声に出してしまうほどの驚きと古典の面白さが詰まった本です。

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おススメ本Ⅵ
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2019/12/11new

『誰も死なないミステリーを君に』 井上悠宇

| by 図書担当

ミステリー:★★★★★ 衝撃:★★★★☆

 この小説は、他人の死が見える少女・志緒とその友達の僕が、手を組んで死を回避させる活動(合法的モザイク消し)を行うお話です。タイトル通り、ミステリー小説なのに誰も死なないのが、この本の見どころです。話の中盤で「ノンシュガー」という謎の人物が現れるのですが、その人物が事件のカギとなり、物語の謎が明らかになっていきます。

 私がおすすめするのは、「ノンシュガー」の正体とその名前の由来が明かされるシーンです。ノンシュガーの名前の由来が分かったときは、「なるほど」と納得できました。


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