平成21年度10月 放送朝礼(全校集会)校長講話

インフルエンザの流行

 本日の全校集会は予定を変更し放送で行う。その理由は、現在、1年生を中心に新型インフルエンザが流行しており、その感染が全校に広がるのを防ぐため。
 インフルエンザについては、先週、1年のあるクラスで学級閉鎖を行ったが、その後も依然として校内で患者の発生が見られる。インフルエンザの怖い点は、その強力な伝染力にある。特に若者は免疫を持っていないので、短期間で急激に多数の発症者が出る可能性がある。今後、中間考査や3年生の出願・受験など重要な行事がたくさん予定されているので、本人の感染防止はもちろん、感染が拡大し学級閉鎖になることを全力で防がなくてはならない。うがい、手洗い等の徹底とともに、インフルエンザが疑われる場合には、登校を控えて医者の診察を受けるなど、適切な対応に努めて欲しい。そして、運悪く罹った場合は、完全に治り、医者の許可が出た上で、登校するなど、流行を抑えるための、学校あげての協力をお願いする。

勉強に集中していますか?

 さて、今日は10月5日。さわやかな秋らしい季節を迎えた。思えば坂高祭で学校全体が一つになり、盛り上がったのは、つい一月前のこと。坂高祭の後、気持ちをきちんと切り替え、勉強に集中するよう求めてきたが、いかがか?
 特に3年生はいよいよ正念場。頑張るぞという気持ちとともに、不安やあせりがちらつくこともあるかもしれない。しかし、受験は誰でも苦しいもの。ただ、間違いなく日々、着実に力がついて来ている。決して、早く楽になりたいという気持ちになってはいけない。弱気になってもいけない。そう思えば負け。最後まで粘り強く取り組む姿勢と精神力を持ったものが必ず勝つ。

常に考える姿勢を持ってほしい

 1・2年生にとっても非常に重要な時期。1年生は文系・理系のコース分けが、2年生は学部・学科や大学、職業の研究など、将来を左右する重要な行事が目白押し。まずは自分の将来の希望や興味・適性をしっかり探って欲しい。それは決してやさしいものではないかも知れない。しかし、何もしなければ決して答えは出てこない。こうした機会に、様々なものに関心をもち、常に考える姿勢を持ってほしい。そうすれば、ヒントが得られ、ヒントから将来の希望や目的が見えてくる。

この秋が実り多い秋となるよう期待する

 以上のような頑張りと向上を大いに期待する君たち坂高生であるが、最近の君たちの授業風景などを見ていると、多くの生徒諸君は真面目で熱心に授業を受けているが、中には眠っていたり教科書をろくに開いていないなど、明らかに授業に目が向いていないと思われる生徒が少なからず見受けられる。また、服装面で男子のシャツ出しや女子のスカート、行動面で飲食物の飲み歩きや校舎内での大声など、規則やマナーの守れていない生徒も気になる。今一度、自分の取り組み姿勢や姿を振り返っり、反省すべきは反省し、変えるべきは変えて欲しい。君たちにとって、この秋が実り多い秋となるよう期待する。

校長 島田政輝
(2009.10.05)

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Last-modified: 2009-11-09 (月) 14:58:13