平成19年度 対面式 校長あいさつ

学校の存在意義は

撮影:写真部 対面式校長あいさつ

 ここに全校生871名、教職員95名が全員そろい、本年度の坂出高校の新しいスタートが切られた。君たちの一層の活躍に期待する。

 学校の存在意義というのは、まずは、君たちの進路実現を果たすため、学力をしっかり身に付けることと、社会人として必要な様々な事柄を教えることにある。しかし、学校は、単に勉強や、社会に必要なことを教えることのみを目的とするところかと言うと、決してそうではない。

 学校は何と言っても君たちが一日の大半をすごす生活の場である。従って、「学校が、多くの若者が、同一の空間に集い、ともに学び合い、語り合い、競い合い、助け合う中で、様々な出会いや、感動や、思い出を生み出していく空間となること。そして、そうしたことを通じて、すべての若者の成長を促していく空間となること」が特に重要である。

3つの心がけ

撮影:写真部 対面式校長あいさつ

 そこで、学校が、君達にとって、かけがえのない、すばらしい空間となるよう、次の3つのことを心がけてほしい。

 一つ目は、友人を作ってほしいと言うこと。高校時代にできた友人は確実に一生の友人になる。私にもたくさん友達がいるが、「おい、おまえ」と呼び合える親友は、ほとんどが高校のときの友達である。ぜひ生涯の友達を作って欲しい。

 二つ目は、勉強以外にも取り組むものを作ってほしいと言うこと。高校時代は極めて感受性が高く、吸収力も旺盛なときであり、人間のその後の成長の礎を作るときである。勉強を優先するのは当然であるが、それとは別に、ひとつのこと・・・それは運動でも芸術でも文学、自然科学でも、あるいは生徒会活動でも何でもかまわない・・・を見つけ、打ち込んで欲しい。

 三つ目は、先生とのよきめぐり合いを作って欲しいと言うこと。先生方は単に教科の指導者と言うだけではなく、何といっても人生の先輩であり、よき相談相手でもある。本校の先生方は、どなたも皆さんに関わることを、心から待ち望んでいる。どうか、積極的に先生方と関わりを持ち、生涯の付き合いを持てるような先生とのよきめぐりあいができるよう期待する。

 坂出高校の主人公としての君たちの活躍を祈っている。

校長 島田政輝
(2007.04.10)

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Last-modified: 2008-12-20 (土) 12:19:22