お知らせ/校長より/PTA総会（07.05.18）

平成１９年度ＰＴＡ総会あいさつ(H.19.5.18) †

厚く御礼申し上げます †

　本日は、平成19年度ＰＴＡ総会を開催いたしましたところ、ご多忙中にもかかわらず、多数の皆様のご来校をいただき、まことに有難うございます。また、保護者の皆様方におかれましては、日頃、本校の教育活動に多大のご支援とご理解を頂いておりますことに対し、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

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公開授業は †

　先ほどは、公開授業を行いましたが、いかがだったでしょうか。本日授業をご覧いただけなかった皆様におかれては、秋にも再度行いますので、その機会に改めてご覧いただければ幸いです。本校では、昨年から学校評価に取り組んでおり、授業をはじめ、進路指導、生徒指導、部活動指導など様々な面について、教員や生徒から評価を行い、その結果を参考にしながら教育活動の充実に努めているところです。今後、保護者の皆様からも評価やご意見をいただく計画を進めておりますので、どうぞよろしくお願いします。

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皆様の期待に †

　ところで、学校の最大の責務は、言うまでもなく、学校に対する生徒や保護者の皆様の期待に答えていくことにあります。本校への期待については、おそらくほとんどの皆様が、まずは志望進路の実現、つまり進学校としての坂出高校に大きな期待をかけておられるものと思います。そして、それと合わせて、強い忍耐力や正しい倫理観・規範意識、豊かな人権感覚を身に付けた心身ともに健全な人間としての成長を促す指導の場所としても大きな期待をかけておられるものと理解しております。

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学力の育成 †

　そのため、本校の教育方針の第1点目には学力の育成を掲げています。生徒の志望進路実現に向け、教職員一同、学力の定着を図り、興味・関心を喚起する授業の実施と言う観点から、指導方法の工夫・改善に努めるとともに、生徒の進路意識を高めるため、大学や将来の職業に関する情報提供をしっかり行いながら進路指導に取り組んでいます。また、朝学やゼミ、強化学習会など本校の特色とも言うべき取組にも力を入れています。しかし、言うまでもなく、結果は本人の努力に帰すところが大でありますので、ご家庭におかれても勉強の大切さを十分訴えて頂ければと思います。なお、今年の進学実績については、国公立大学に115名（昨年は112名）が、また、私立大学に411名（昨年は444名）が合格者しておりますが、これらはいずれも生徒たちが最後まで粘り強く努力を続けた結果であったと考えています。

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たくましい心身と自主自立の精神の育成 †

　教育方針の2つ目は、たくましい心身と自主自立の精神の育成です。成長期にある生徒たちにとって特に大切な精神力、忍耐力、協調性、人間的な幅広さという面に関しては、部活動の果たす役割が非常に大きいと考えています。このため、学校では文武両道の実現を目指して部活動の指導に取り組んでいます。もちろん、勉強との両立は決して生易しいものではありませんが、得られるものは多く、立派に両立を果たしている生徒もたくさんいます。ご家庭でも効率的な時間の活用を促しつつ、激励していただければと思います。

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豊かな人間性と好ましい人間関係の育成 †

　教育方針の3つ目は、豊かな人間性と好ましい人間関係の育成です。勉強や部活動も大切ですが、更に大切なことは「心身ともに健全な人間としての成長」であると考えています。最近、若者の規範意識が低下し、「このくらいは許されるのでは…」「ばれさえしなければ…」「ひとに大きな迷惑さえかけなければ…」「自分ひとりくらい…」と言ったような風潮が見られます。そして、このことが、万引きや自転車盗、飲酒、喫煙といった問題行動、更には服装や交友関係の乱れにもつながっていくと考えています。学校でも「正しく判断し、行動できる」人間となるよう指導に努めていますが、ご家庭でも「いけないことはいけない」というご指導をお願いします。

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人権の大切さを認識することも重要 †

　更に、すべての生徒が人権の大切さを認識することも特に重要であると考えています。私は、日頃、生徒に対し「いくら勉強ができても、運動がすばらしくても、平気で人を見下したり、侮辱したり、傷つける人は絶対だめである」と訴えています。様々な機会を捉えて、自分も含め周囲の一人一人を大切にしようとする気持ち、すなわち高い人権意識と豊かな人権感覚を身に付けさせたいと考えています。そして、そのことを通じて、いじめや問題行動のない、すべての生徒が大切にされ、安心して学校生活が送れる坂出高校にしたいと考えております。

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