年度当初ごあいさつ

leftt

 令和3年度が始まりました。昨年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のために出ばなをくじかれたので、「今年度こそは!」という思いで新たな学年に臨みました。しかし、ウイルスとの戦いは苦戦を強いられており、今後どのような状況になるのか予断を許さないというのが本日現在の現実です。

 このような状況ですが、坂出高校においては、授業はもとよりさまざまな行事を、「感染対策を行いながらやっていく」ことを、つい先日の職員会議でも確認したところです。 今年度、坂出高校は『全国からの生徒募集』で、普通科・音楽科ともに10名の生徒を募集していました。結果的には、音楽科で6名の県外からの新入生を迎えることができましたが、残念ながら普通科には志願者がいませんでした。PRするための十分な時間がなかったこと、また、コロナのために県外への移動も制限されていた時期もあったことが悔やまれます。

 さて、坂出高校ではこれまでは、『高邁自主』と『パティマトス』(英知は苦難を通して来たる。)の2つをスクールモットーとしてきたところです。昨年度からは、これらに込められた精神をより具体的にして教育活動を行ってきました。昨年度は校内で試験的に行っていたために公表はしていなかったのですが、今年度は公表します。その重点目標とは次のようなものです。

1 社会の変化に柔軟に対応できる人間を育成する
  (1) 確かな基礎学力とそれを活用する力
  (2) 他者の意見を聴き、自己の意見を論理的に伝えるコミュニケーション能力
  (3) 柔軟な思考力と判断力

2 主体的に行動できる人間を育成する
  (1) 知的好奇心をもって、積極的に物事に挑戦する力
  (2) リーダーの自覚を持って他者を先導する力
  (3) 基本的な生活習慣と自らを律する力

3 心豊かでたくましい人間を育成する
  (1) 礼儀・マナーを守り、他者を思いやることのできる力
  (2) 困難に立ち向かい粘り強く取り組む力
  (3) 他者と協働して物事を成し遂げる力

 これらの力が学校生活のどのような場面でつくのか、生徒の皆さんには具体的に示していくこととしています。 来年度から始まる新しい学習指導要領のもとで、PDCAサイクル(計画し、やってみて、点検し、改善する)をしっかりと学校に根付かせ、来たるべき高度情報化社会の中でしっかりと生きていける生徒を育成したいと考えています。

                                                 令和3年4月12日
                                                 校長 黒 島 俊 哉


添付ファイル: filekurosima_R3.jpg 123件 [詳細]

トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2021-04-13 (火) 14:02:51