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9回裏2死満塁。3点差・・・・・。

誰しもがまずは「次の打者に繋いでほしい」「1点ずつ返して同点にしてほしい」と考えるでしょう。


しかし、昨夏の小豆島高校の4番打者は違いました。

「ここでホームランが出れば逆転サヨナラだ!!」

そんなことを周囲に本気で期待させるだけの実力を兼ね備えたスラッガーでした。


2年生の夏の大会では、3回戦でチームを敗退の危機から救う値千金の同点タイムリーを放つなど5番打者として活躍していましたが、それでもホームランを打つような実力はありませんでした。

新チームになり4番打者を任されるようになりました。

秋の大会、チームは準々決勝で敗退。4番打者は思うような活躍ができず、悔しい想いをしました。

「バックスクリーンに放り込む!!」

これを実現するために、冬の間激しいトレーニングで身体を大きくしました。いつしかフルスクワットは160kgを挙げるまでになりました。また、同時に毎日マシンを相手に打ち込み続けました。どんなに寒い日もバットを握らない日はありませんでした。2月のスイング強化月間では3万本を振り切りました。


そんな4番打者が開花したのは3年生の春の大会。


2本のホームラン。そのうち1本は公言通りのバックスクリーンへの一発。そして決勝戦での先制タイムリー。

チームを県大会初優勝へと導きました。

夏の大会はマークされながらもしっかりと結果を残してくれました。

それだけ活躍したのに、いつも高校最後の打席のことばかり口にするのは4番打者としての責任を感じながら、その重圧に耐えながら必死に練習を積み重ねてきた薫だからこそ言えるのだと思います。


また、いつも特注のマイバットを肩から提げて試合に向かう姿は武士が戦いに行く姿のようでなんとも言えない格好よさがありました。

3年間お疲れさん。


毎日コツコツ練習を続けることがとんでもない領域に行くための唯一の方法であるということを教えてくれました。

今、後輩達は大会でホームランを打ちたいという想いだけで必死にバットを振っています。


次のステージでも自分の夢に向かって、日々努力を重ねてコツコツ頑張ってください。


〝Enjoy Baseball〟

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