Tadotsu High School

課題研究2019 †

課題研究2019

シーカヤック進水－機械科　課題研究班－ †

　今年度から機械科３年生の課題研究班が製作していたシーカヤックがついに完成し、無事進水式を迎えることができました。たった３ミリのベニヤ板で作られた外板をＦＲＰという繊維強化プラスチックでコーティングし、安全性・堅牢性・水密性を備えた本格的なものです。ホワイトと木目を生かしたクリヤで塗装された船体は、晴れた水面にとても映える出来栄えでした。恐る恐る漕ぎ出したカヌー初体験のメンバーは、水面での思った以上の安定性に驚くと同時に、困難な課題に、仲間で力を合わせて取り組んだ満足感で、笑顔満点の進水式になりました。

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ゼロハンカー2019－機械科　課題研究班－ †

　機械科では、すでに準優勝を果たした海上自転車に続いて、ゼロハンカーが完成し、テストドライブ中です。ゼロハンカーとは、５０ｃｃのエンジンを利用して、車両規定に収まるよう自分たちで設計・製作された自作自動車です。１２月２６日にはこの車両でのレースが岡山県で開催されます。本校からは機械科課題研究班７名のものが２台のマシンで参加予定です。

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電動ホバークラフトプロジェクト進行中－機械科　課題研究班－ †

　機械科では、海上自転車・ゼロハンカーに続いて電動ホバークラフトプロジェクトが進行中です。ホバークラフトとは、浮上用と推進用に空気を利用し、地面や水面からわずかに浮いて走る水陸両用の乗り物です。昨年度から建築科にも力をお借りして木製の機体を作り始め、今年度は、走るための機構を製作しています。ソーラーカーに使われていたモーターとソーラーパネルを利用し、浮上推進するためにどのくらいの風力が必要かを計算し、部品を算出し、設計されています。機械科では今年度、駆動部がほぼ完成し、来年度は運転するための操作部。電気科と協力して回路部。試走の上、本体をＦＲＰで防水加工していく予定です。多高100周年記念公開展では、機械科で製作した各種ビークルで100周年をお祝いする予定です。ＤＣＪと共に！！

絶賛創意製作中の船体

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海上自転車プロジェクトｉｎ今治城ー機械科課題研究班ー †

　機械科ビークルプロジェクトの先鋒を切って、海上自転車が完成し、９月２９日（日）愛媛県の今治城吹揚公園お堀でのレースに参加した。昨年度は初出場初優勝という快挙を成し遂げたレースだけに、今年度のチームにかかるプレッシャーは相当なものであった。より軽量化されたブラックオクトパスも投入され、どちらも理論上昨年度を上回るスピードが出るように、ギヤ比が設定され、２艇での出場となった。レース本番、予選ではホワイトオクトパスが１位・ブラックは６位であった。どちらも決勝に進出し、連覇のかかる決勝戦。しかし、企業チームが秘策をくりだし、１位を独走。その後を２位で、ホワイトが追う展開。ブラックはギヤの調子が悪い中、４番手と健闘していた。レース後半、３番手が追い上げてくる。チームの声援を受けながら、最後の力を振り絞って、ホワイトは２位でゴール。ブラックは残念ながら途中でギヤが壊れ、それでも何とか完走して７位となった。

全力で製作し、全力で漕ぎ、全力で応援する。

それでもうまくいかないこともある。だから心に残り、だからこそものづくりは楽しいのだ。

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機械科課題研究発表会開催 †

機械科３年生にとっては三年間の集大成である課題研究発表会が、２月１８日(火)同窓会館大ホールで開催されました。テーマは①シーカヤックの製作②ホバークラフトの製作③飛行原理の研究④海上自転車の製作、⑤ゼロハンカーの製作の五つです。各班共に、プレゼンテーションソフトを駆使して、動画や音楽を織り交ぜ、　後輩達にわかりやすく、興味を持ってもらえるように研究してきた内容を熱く伝えられていました。

人に伝えることの難しさ、楽しさを感じられる高校最後の良い授業となりました。

発表内容	1　シーカヤックの製作　　髙島班　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　創立１００周年の記念事業において、シーカヤックの体験乗船を目標に、新たなものづくりに挑戦。生徒・教員ともに初めての経験が多く、悪戦苦闘。これまで培った知識や技術を総動員し、失敗もしながら製作に取り組んだ生徒たちの思いは、どんな形で表現されたのか？
	2　ホバークラフトの製作　　岡本・谷川班　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「今年こそホバークラフトを完成させるぞ！！」この目標に向かってひたすら思考錯誤の繰り返し。パーツを作っては調整を繰り返し着々と形になる船体、たくさん悩んで失敗もあった。しかし匠たちの手は止まらなった。果たしてホバークラフトは今年中に完成し走らせることができるのか？！
	3　飛行原理の研究　　冨木田班　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「なぜ飛ぶのか。なぜ飛行姿勢が自動安定するのか。」を知るためにライトプレーンや角胴機、ペーパーグライダーなどを製作し、楽しく飛行させた。また流体の基礎を学習し、実験を通して平板や薄厚の翼でも揚力が生じる原理の理解に努めた。手を離れたら操縦不能のフリーフライト機だからこそ姿勢復元原理が重要だった。
	４　海上自転車の製作　　川口班・岡班　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私たちの班では８名の者が海上自転車の製作を行いました。今治海上自転車大会に出場し、大会2連覇を目標に製作・改良を施し、大会に出場してきました。海上自転車の製作過程と大会について発表いたします。
	５　ゼロハンカーの製作　　中尾班　Ver 2019　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　製作・ドライバー・ピット・カメラマン・記録係・運すべてがそろった時にこそ、はじめて喜びが生まれる。昨年度１台は決勝に残り、マシントラブルでリタイヤとなった。もう１台も３次予選でマシントラブル。戦わずして敗退した先輩たちの悔しさを晴らすことができるのか？その答えを求めた、若きエンジニアたちの物語が今ここに。