Tadotsu High School

課題研究発表会2020開催 †

機械科３年生にとっては三年間の集大成である課題研究発表会が２月９日(火)同窓会館大ホールで開催されました。
テーマは
①シーカヤックの製作
②発動機の研究
③模型飛行機の製作
④ミニセンサーカーの製作
⑤海上自転車の製作
⑥ゼロハンカーの製作
の６班で去年から１班増やし、より細分化され、より深い研究になりました。
各班共に、プレゼンテーションソフトを駆使して、動画や音楽を織り交ぜ、後輩達にわかりやすく、
興味を持ってもらえるように研究してきた内容を熱く伝えられていました。

	今年は新型コロナウイルスの影響もあり昨年とは違う雰囲気の中で行われました。
例年より隣どうしの間隔を広くとることによって感染予防に努めました。

発表内容	1　シーカヤックの製作　　髙島班昨年度から取り組んでいる２艇目の完成を目指す。令和３年の１００周年記念事業でのお披露目に向けて取り組むもまさかの不具合発覚。修正の日々を重ね続ける生徒達、果たして２艇目は完成するのか
	2　発動機の研究　　　冨木田班自動車の世界はエンジンに換えて電気モーターになる方向に動いています。そんな中で汎用の発動機はどうなって行くのでしょうか。ここでは今一度シンプルでオールドな単気筒のヤンマー発動機に注目して、構造やレストア方法を学びながら考えて行きたい。
	3　模型飛行機の製作　　　近藤班当初、１機目は大会用、２機目はラジコン化させる予定だった。しかし、新型コロナの影響を受けて、全国模型飛行機大会が中止。さらに、ステイホームにより家での時間が増え、ラジコン化させるための部品類の価格が４倍以上に高騰した。そして、ラジコン化が非現実的なものとなった。
	４　ミニセンサーカーの製作　　谷川班電子工作という新たな分野に挑戦した６名。普段使い慣れていない工具を使い、悪戦苦闘の毎日。あまりに小さい部品たちに投げ出しそうな日もあった。それでも彼らは製作の手を止めなかった．．．果たしてセンサーカーは完成するのか？！
	５　　海上自転車の製作　川口・岡優班昨年、２艇を製作し、満を期して出場するも、惜しくも準優勝という悔しい結果に。昨年の雪辱を果たすべく、今年は７名で改良・製作に明け暮れた。多くのトラブルを乗り越え、いざ大会当日。果たして結果は？優勝奪還を目指す彼らの道を歩み直してみることとしよう。
	６　ゼロハンカーの製作　中尾班　Ver　2020 ６年連続決勝進出の夢が破れたチームに、復活の日は来るのか？３年目を迎える熟成されたマシンと新たに開発されたマシン。毎年変わる新しいメンバー。トラブル続きのエンジンは直るのか、ドライバーは乗りこなせるのか？今年も繰り広げられた若きエンジニアたちの物語が今ここに。。

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シーカヤック †

去年は一艇を完成させ、今年はどのような改良を加えるのか！！

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ようやく形に！！ †

シーカヤックの形になってきました。完成に近づいています。

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ディーゼル †

果たして分解して再構築できるのか？！

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ディーゼルエンジン、分解中！！ †

分解中です。破損部品もありました
	噴射ポンプの分解です。
同型で別の「草むらのヒーロー」を見つけました。部品が使えるかも？

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飛行機の製作 †

なぜ飛行機は飛ぶのか？その真相に自分達の手で製作しながら追い求める！！

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一機目完成！！　みんな嬉しそうです! †

次は土器川河川敷にて試験飛行会を行い、調整する予定です！！

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ミニセンサーカー †

いつも機械科で扱っているものよりだいぶ小さいぞ！！

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自分の手で組み上げろ！！ミニセンサーカー！！ †

機械科ではなかなか触れることのない電子部品。
しかし若者達はあえて自分達の知らない領域に踏み込んだ！
ここではそんな若き冒険者の姿を追った！

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初めてのはんだ付け †

こんなに狭い場所にはんだ付けなんてやったことが無く
とても難しかったです（生徒談）

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大苦戦！！プログラミング！！ †

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電気で動く機械のほとんどがパソコンで
プログラミングされた情報（データ）に従って動いてます。 †

プログラミングとは１文字でも違えばエラーを起こして
うまく作動してくれません。
どこがエラーなのか、探すのに大変苦労しました。

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海上自転車 †

去年は大人達に敗れてしまった...今年こそは若者の力を見せるとき！！

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海上自転車プロジェクト進行中～機械科3年生課題研究～ †

機械科3年生課題研究班による海上自転車が今年も完成し、
試走段階に入っています。一艇は今まで1人乗りだったものを2人乗りに改造して、2馬力でパワーアップを図ろうというもの。
もう一艇は、移動運搬に便利なように、全てのパーツを分解組立できるようにし、駆動部にも大幅な改良がなされた新艇です。今年度の大会は新型コロナウイルスの影響で規模を大幅縮小し、会場も密にならないよう対策がされたものとなっています。9月27日(日)に行われた大会では、見事優勝と3位という、短い期間で完成まで仕上げたエンジニアたちの苦労が報われる形となりました。昨年度準優勝の悔しさを見事晴らした海上自転車チーム。大会の詳細は次回のかわら版をお楽しみに！

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海上自転車プロジェクトｉｎ今治～機械科課題研究班～ †

一周６００メートルの海上自転車レースが９月２７日（日）愛媛県の今治市桜井石風呂海岸で行われた。新型コロナウイルスの影響で今年度の開催は危ぶまれていたが、主催者の熱い思いで、今年度は規模を縮小して開催されることとなった。自作艇部門のみの参加で、出艇数は例年の３分の１の５艇であった。しかし、予選から決勝へと、それぞれのチームにそれぞれのドラマが待ち受けていた。本校からは、「ホワイト・オクトパス」と「グリーン・オクトパス」が出場。工夫を凝らした新造船であったが、一週間前に初めて進水した時は、２艇とも、まともに走れる状態ではなかった。夜を徹して改造し、臨んだ本番であった。「ホワイト・オクトパス」は、２人乗り、不具合も見事克服し、予選から快調に走り、昨年優勝の企業チームを撃破し、見事優勝することができた。

もう一方の「グリーン・オクトパス」は会場でも不具合が発生していた。予選からギヤや方向舵のトラブルが起こり、最下位のタイムであった。しかし、限られた状況で、できることはないのかと、知恵を出し合った結果、ギヤトラブルは解消され、方向舵も何とか戦える状況にはなった。結果は３位に入ることができた。設計・製作したものが、必ずしも思い通りになるとは限らない。ではどうすればよいのか、「ものづくり」の現場はその繰り返しだ。考えた分だけ自分たちの力になる。歩みを止めるな！若きエンジニアたちよ。

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ゼロハンカープロジェクト †

去年は決勝進出を目標に戦ったメンバー達！！しかし目標には一歩及ばなかった...
今年度も新たなメンバーが新たなコンセプトのマシンを製作中！
３年前からの会場変更のコースに対応したマシンは出来上がるのか？
今年度のゼロハンカーに期待してほしい。大会は、１２月末に倉敷市で開催予定です。

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～ゼロハンカーが完成するまで2020～ †

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8月20日 †

ゼロハンカーのパーツが着々と製作されています。
各種工作機械を駆使しています。

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8月25日 †

大まかなフレームの構成が出来上がりました。

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9月1日 †

エンジンやシート・タイヤなど必要な部品をフィッティングしていっています。

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9月23日 †

塗装も終わりかなり形が見え、完成に近づいてきましたが、
まだまだ細かい部分が残っています。
10月半ばくらいまでには完成したいな～

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10月22日(木) †

今年度バージョンもついに完成しました。
いよいよ運転練習に入ります。

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12月10日 †

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テストドライブ重ね中走っては不具合が出て、直しては走るの繰り返し。
最後まであきらめず、
高校生活でたった1度きりの大会に後悔しないように！ †

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ゼロハンカープロジェクト2020～復活編～ †

昨年度、６年連続の決勝進出の夢が破れ、悔しい思いをした。
決勝に残るには3次予選までを勝ち残り、56台中10台に残らなければならない。
今年度は改良しながら3年目を迎え、コースに合わせたセッティングを施し、
熟成されたマシン「ボルケーノオクトパス」と新設計の
「フライングオクトパス」を投入した。

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「ボルケーノ」は「フライング」より20Kgも重たい旧設計の車体を15㎏も重いドライバーが運転していた。
このハンデを駆動系の改造と、練習量で克服し、順調に大会に向けて調整できていた。
一方の「フライング」は昨年度から引き継いだエンジン不調とチェーンはずれに、開発が行き詰った。
チェーンはずれは何度かの試行錯誤を繰り返し、11月には何とか対策できたが、
エンジン不調は、色々試しても出口が見えず、運転練習が思うようにできない苦しい日々が続いた。
不調の原因がわかり、本格的に練習を始められたのは12月に入ってのことだった。
１次予選は直線約100ｍのタイムアタック。ここでのタイムがその後の組み合わせにも影響してくる。
何とか10位以内に入っておきたいところだ。結果ボルケーノ11位、フライング13位と苦しいところではあるが、
レースの展開次第では、決勝を狙える順位だ。2次予選は同県の坂出工業2台と本校2台の不運な組み合わせ。
2位までが3次予選に進出することができる。本校は、「フライング」「ボルケーノ」の1・2フィニッシュを決め、
無事同県対決を制した。3次予選、各ヒート1位のみが決勝に進出できる。
2台共、それぞれのヒートで、何度も練習したスタートを見事に決め、1次予選では自分よりも速かったマシンを抑え、
第一コーナーへ、「ボルケーノ」はそのまま終始トップを守りきり、決勝進出。
「フライング」は残念ながらインに入られ、懸命に追い上げるも、抜き切ることはできず2位で3次予選敗退となった。
2年ぶりの決勝戦、24分耐久レース。本校は10台中9番手スタート。絶対的なスピードがあるわけではないが、
各コーナーを正確に丁寧にクリヤし、故障も事故もなく、淡々とラップを重ねていった。
規定の1回のピットインもクルーの協力でスムーズに行え、
チェッカーを受けた結果、3年ぶりに入賞6位を果たすことができた。
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勝ったマシンだけでなく、
新しいマシンづくりの方向性が間違っていないことを確信でき、
来年の100周年には、長年の夢である2台そろっての決勝進出を是非実現したい。
ドライバーはもちろんだが、ここまでマシンを作り上げた工場で、水をまき、
ほこりが立たないように対処したグランド。。
あらゆるところでそれぞれが役割を果たしたからこその神様からの贈り物。
チームにくれた贈り物であることを忘れずに・・・

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