Tadotsu High School

new!課題研究発表会2021開催 †

機械科３年生にとっては三年間の集大成である課題研究発表会が２月15日(火)機械棟３階製図室で開催されました。今年のテーマは①ネジアート　②海上自転車の製作　③風力推進船の研究④３Dプリンター＆ホバークラフト　⑤ゼロハンカーの製作と５つの班で挑みました。

スクリーンを使い発表しました

相手にわかりやすく伝える難しさを体感しました

何年も同じテーマで研究し、より深い研究になっている班もあれば今年初挑戦のテーマを掲げ、新しい風を起こそうとしている班もあります。各班共に、プレゼンテーションソフトを駆使して、動画や音楽を織り交ぜ、後輩達にわかりやすく、興味を持ってもらえるように研究してきた内容を熱く伝えられていました。

①	ネジアート（７分）岡本班　淡々と、黙々と、静かに集中して取り組めるものづくりはないかなと、思いついたのがネジアートです。自分が作ったものに値段が付き、商品として販売できるモノになるのかどうか。気に入ってくれるのかどうか。「かわいい～」と言ってもらえる製品の完成に向けて、淡々と、黙々と、静かに集中して取り組みました。
②	海上自転車の製作（10分）川口・岡優班王座を奪還し雪辱を晴らした昨年に続き、ワンツーFinishを目指して挑んだ今年。プールでの実験を積み重ね、多くの苦労や不具合につまづきつつも、バージョンアップした船体と新搭載のエアータンク(その名もFART TANK)を乗せ、いざ今治の海へ。果たして結果は？その彼らの道のりを歩み直してみることとしよう。
③	風力推進船の研究（10分）冨木田班 CO2削減のため、風力推進船が注目されています。本研究はヨットがなぜ風上方向に進めるのか等を実験で調べました。また、「ラジコン陸上ヨット」と「人が乗れる陸上ヨット」を制作して風力推進船への理解を深めました。音もなくグラウンドを疾走する帆走車（セイルカート）がおもしろい。
④	３Dプリンター＆ホバークラフト（10分）谷川班とうとうあの計画が動き出した！去年から暗礁に乗り上げていたホバークラフト作成計画！今年は３Ｄプリンターという新たな技術を引っさげて帰ってきた！今年こそ完成させるべし！！
⑤	ゼロハンカーの製作（２２分）中尾・髙島班　Ver 2021 「２台そろっての決勝進出！」先輩たちの夢をかなえるべく今年も若きエンジニアたちが立ち上がった。たった数ヶ月の間で、製作からドライビング・トラブル解決まで、いかに戦える集団になっていったのか？彼らの激闘の軌跡が今明かされる！

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ネジアート †

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7月９日 †

今年度から「ネジアート」が始まりました。
ステンレスのねじを使って、それぞれ思い思いの作品づくりに取り組んでいます。
これからどのようなアイデアが生まれてくるのか楽しみです。

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新たな仲間 †

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10月15日 †

新しい仲間が少しずつ完成してきました。まだまだ量産します！

「ピザ職人の
ペン立て」
「ソルジャー」

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ゼロハンカー †

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７月８日（木） †

今年度も新しいタイプにゼロハンカー製作に取り組んでいます。
どんなものが出来上がるか乞うご期待！！

今年度は１１月１３・１４日に本校運動場で試走させる予定です。興味のある方は見に来てください。

今年度製作中マシン

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１０月７日（木） †

いよいよ今年度バージョンが完成間近！！昨年度の車両よりもさらにコンパクトな車体設計とした。１２月２５日(土)・２６日(日)に岡山県で開催される大会が楽しみです。

製作途中（フレーム）

昨年度５位（右）と今年度モデル(左）

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ゼロハンカープロジェクト202１～歓喜編～ †

ついにこの瞬間がやってきた。彼らに今年度の目標を告げたのは公開展が終わった後の課題研究の授業だった。今年度こそチーム発足以来念願の「2台そろっての決勝進出」作業場は沈黙に包まれた。それがどれほど難しいことか、ここまで車両を製作し、何度も何度も練習走行した者だけに、その難しさがわかるのだ。2次予選。目を疑うような光景が起こった。今年度製作した赤いマシンが後続車に追突されコース上で止まってしまった。ピットには緊張が走り、落胆を隠しきれない。マシン、ドライバー共に無事という無線が入った。このままでは次の敗者復活戦で1位を取らなければ3次予選には残れない。スタートラインの声は責任感で震えている。しかし、幻の鳥「エトピリカ」と名付けられたそのマシンはドライバーを見事に羽ばたかせ、後続を突き放し3次予選へと駒を進めた。

準備は整った。決勝に残るのは、この3次予選を1位で通過した10台だけだ。本校の2台はどちらも2番グリッド。1位を狙うにはやや不利なポジションだ。「エトピリカ」の横には過去何度も優勝している常連チーム。スタートして第一コーナーにトップで飛び込んだのは、なんと赤いマシン。暴れるマシンをコントロールしながら首位をキープ。追われる者のプレッシャーに打ち勝ちながらゴールのチェッカーフラッグが振られる。ドライバーからは歓喜の無線「やったー！めちゃめちゃうれしい！」無線機越しの大きな声で、耳が痛くなる。やがてその声は喜びの涙へと変わっていった。

一方青いマシンは幸せを呼ぶ鳥「ルリビタキ」仲間の決勝進出が緊張をさらに高める。隣はやはり上位常連校。そのチームのフライングで、スタートのやり直し。再スタートシグナルが赤から青へ、シフトミス！一気に周りに取り残された。誰もが終わったと思った。しかし、ドライバーはあきらめていなかった。第1コーナーまでの直線100m。再び翼は羽ばたいた。コーナー出口では2位までポジションアップ。第2コーナーではトップが外に膨らんだところを見逃さずインをついてトップへ躍り出た。一度開いた翼はマシンをトップで幸せのゴールへと導いた。

今度はこちらの涙があふれる。彼らは本当にやってのけた。まだ決勝の24分耐久レースがあるというのに、彼らの1年間が頭をよぎる。このメンバーでこの戦いをできるのは今この瞬間しかない。後悔させずに終わらせたい。そんなプレッシャーが喜びを倍増させる。決勝戦、彼らが作り上げた２台のマシンは彼らの夢を乗せて24分を走り切り、「ルリビタキ」6位入賞「エトピリカ」7位という結果を残した。

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ホバークラフト＆3Dプリンター †

２年前から暗礁に乗り上げていたホバークラフト計画が再始動しました！！

今年は3Dプリント技術も加わり今まで不可能だった加工も挑戦しようと考えています！

まずは3Dプリンタが実際に使えるようになるために特訓しています！

PC上で立体図面を作成していきます		→	作成したデータを3Dプリンタに出力します
フィラメントを積層して印刷していきます		→	作品の印刷に成功しました！

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～途中経過～ †

一学期前半でソリッドワークスという3DCADのソフトの扱い方を学び自分で考えた作品を設計しています！設計に時間がかかりますが、できてしまえば印刷はあっという間です！

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海上自転車 †

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７月14日 †

９月２６日(日)に愛媛県今治市の桜井・石風呂海岸で開催される「今治海上自転車競走」に向けて、今年度もホワイトオクトパス、グリーンオクトパスの２艇の製作・修繕に取り組んでいます。
また、昨年の様子もYouTube?で配信されています。興味のある人は「今治海上自転車競走2020」で検索してみてください。

部品製作

推力実験

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海上自転車プロジェクトｉｎ今治～機械科課題研究班～ †

一周６００メートルの海上自転車レースが９月２６日（日）愛媛県の今治市桜井石風呂海岸で行われた。新型コロナウイルスの影響で昨年に引き続き、今年度も規模を縮小して開催されることとなった。自作艇部門のみの参加で、出廷数は例年の２分の１の７艇であった。本校からは、２人乗りの「ホワイト・オクトパス」と一人乗りの「グリーン・オクトパス」が出場した。昨年度の反省をもとに、舵に工夫を加え、小回りの利く艇が完成した。スクリューの推進力を上げるべく、本校プールで水中カメラによるスクリュー周りの水の流れの解析も行った。その結果「ホワイト」には推進力アップのパワーブースターを装着した。

試運転は８月から始まり、町内の桜川で行った。

香川県や多度津町の許可を得て、川の水位を調整してもらい走らせることができた。河川の一部を清掃奉仕して臨んだ試運転は、なかなか納得のいくものにはならなかった。「グリーン」は舵が曲がり、「ホワイト」はドライバーのパワーに負けて、プロペラシャフトが折れた。２週間前に改良してから一度も試運転なしのぶっつけ本番。各予選を両艇とも１位通過。総合では「ホワイト」が１位、「グリーン」が４位。現地でも我々の力量を試されるアクシデント続出。そして決勝スタート。「ホワイト」は全力でペダルを踏んでスタートダッシュ。「カキーン」聞いたことのある嫌な音が仲間たちの声援に交じって聞こえてきた。またしてもシャフトが、温存していたパワーブースターを披露することなく、「グリーン」だけがトップを追いかけ、２位に滑り込んだ。

勝ち続けることは難しい。あらゆることは常に進化を続けている。
安定を良しとせず、挑戦していく心が技術を発展させる。
悔しい思いが人を成長させる。
次へのエネルギーとなる。