平成19年度 外部評価書
外部評価委員 |
学校評議員(4名)、PTA会長(1名) |
|
実施期間 |
平成20年3月 |
|
全日制課程 |
||
学習指導における取組について |
||
外部評価 |
・数値目標を掲げ、定期的に評価し、改善策を考え、次の教育活動に活かしている評価システムは素晴らしい。 ・外部講師の活用はマンネリ化を防ぎ、新風を吹き込む効果大と思います。 ・視聴覚教材の活用は授業を分かり易くする上での取組は良いと考えられる。特に生徒さんにプレゼンテーション能力をつける上で教員が率先して行うことで活用術が学べるのではないかと思われます。 ・各種のコンクール応募に力を入れることは悪いとはいえないが、賞への拘りによる技術面にウェイトがかかり個性が発揮できない場合も考えられる。できれば、個人の製作意図を明確にした上でとりくんで欲しい。画一的な作品にならないためにも。アナログとデジタルの本質的な使い分けの工夫を望みます。 ・検定について、特にデザイン系の検定は実践的でないので、高校で取得する必要はないと思われる。社会での通用性も低いものと考えられます。 |
|
生徒指導における取組について |
||
外部評価 |
・生徒は特色ある西高を誇りに思い、自信を持って学校生活を送っていると強く感じております。 ・先生方が一枚岩となってよくない行動には毅然とした姿勢で叱ることが大切だと思います。 ・適切な注意指導のあり方について(生徒指導上のテクニック)について身につける。間違った言動は細かな点も見逃さない。問題を繰り返す生徒については、指導方針を明確に立て、組織的に指導に当る。職員意識を統一し、指導の徹底を図る(情報の共有、統一した指導)。 ・規則の遵守について@遵守事項(規則)の点検・見直し−学校を適正に運営するに当たっての必要性・妥当性および生徒・保護者等に対する説明責任 A現状の問題点の分析−学校運営上支障を来たしている問題点や潜在している危険性を明確にし、その発生原因等を分析する。 B改善策−分析結果に対する、組織的多角的視野からの改善策の確立 C実施・指導体制の確立−共通認識の下、統一した指導の徹底 D点検・実施−毎日根気強く点検し、改善していく。 |
|
職業教育における取組について |
||
外部評価 |
・将来の目標(就職・進学)が早く持てば、持つほど、学習意欲が旺盛になり、何事にも前向きに取り組むと思います。生徒に近い年齢の卒業生から高校生活の過ごし方や実社会の厳しさ等について聞く機会を設けるのも参考になると思います。 ・元来職業能力を養い実社会で活躍できる人材育成に力を入れられていると考えられますが、業界から見るとここの現場感覚と職業意識とが少しかけ離れたところで行われているのではないかと思われます。技術に固執するわけではないが、現場の考え方や実情を生徒さんに理解させるプログラムも必要かと思われます。 |
|
その他の取組について |
||
外部評価 |
・創立60周年記念事業の一大イベントもあって、この一年先生方は多忙な毎日だったと思います。来年は3年生だけで多くの行事をこなすことになるので行事の精選と軽重をつけることになると思います。 ・生徒にとって未経験の「閉校」を体験することになるので、心のケアが大切です。 ・「学校だより」の発行回数(隔月A4一枚程度)を増やし、小刻みの情報を提供するのはどうでしょうか。 |
|
校務分掌における取組について |
|
外部評価 |
【教務部】 成績不振者に対しては、考えられる限りの対策を練って地道に対応している先生方の姿勢に敬服します。個別指導は時間と根気の要る仕事です。シラバスの活用の徹底は内容を検討(質量)し、先生全員が共通理解して機会あるごとに必要性を説明するしかないですね。 【生徒指導部】 生活習慣の育成は学校と家庭が車の両輪となって同一歩調で進まないと効果が上がらないのですが、今は家庭教育の車輪が小さく学校教育に負担が大きくのしかかっているのが現状です。粘り強く指導するのは勿論、一つでも守れたらほめて良習慣を積み重ねていくしかないと思います。 【進路指導】 学年学期が進むにつれて切実さがわかってきて、授業も真剣に取り組むようになり、態度も変わってくると思います。生徒に必要な選択の場を設けて、生徒全員が目標達成できるように先生方が努力した結果100%に近い進路が決定したのだと思います。 在学中に学んだことが更に高い次元で考えが芽生えた生徒さんには、大学・短大・専門学校を進めますが、昨今は目的意識がないままに進路を決めてしまう傾向が見受けられます。その場合にはリタイアするケースが見受けられます。 【人権・同和教育】 生徒の暴言・暴力・いじめは、人権に関わる行為であり、許されるものではありません。相手の立場に立って考えられる生徒を育成することが大切です。学校生活の中で、人権無視や差別的な言動を見抜く目を養い人権感覚を磨く研修を重ねることが肝要です。 【特別活動】 いろいろな行事に招いていただき生徒たちが積極的に活動している姿に感動しました。先生方の事前のきめ細かな指導が行き届いていて、いつも楽しく見学させていただきました。生徒の企画からの参画は学校運営の一員としての自覚を持ち自信を持って行動できるのですばらしいことだと思います。 【保健管理】 学校保健委員会が開催され生成の保健に関する発表があり、保健委員の「ノーコンビニデー」の取組の発表があって中身の濃い会だったことに関心しました。食育を学び推進しているだけあって、的確なテーマに関連した学校医の指導助言は大いに参考になったと思います。 【生活文化科】 校内外で作品を発表する機会を多く設け、西高生の作品を高く評価してもらい自身に繋がったと思います。外部講師の指導は技能向上に繋がり、先生方も勉強になったのではないでしょうか。検定に合格したいという目標がはっきりしている生徒は、積極的に練習すると思います。 【デザイン科】 基礎知識と確かな技能の上に自分の個性を生かした作品に惹きつけられました。先生の指導と外部講師のアドバイスに支えられて制作するごとに上達しているのが分かりました。授業での作品作りと応募作品作りとが並行している場合、生徒の負担が大きく時間的なこともあって取捨選択が必要になってくると思います。 ・課題研究の取組として、現場を意識した取組を個々行っているようであるが、学内だけの情報であれば、積極的に現場見学の導入を試みることを提案します。デザイン(ものづくり)の工程が把握できるから。 【3年団】 進路指導に先生方が全力で取り組まれた結果、98%の好成績を出すことができたと思います。遅刻は授業が分からなくなる第一歩、言葉遣い一つで友だちを失うことを学んで欲しいですね。卒業式はきちっとした服装で態度も良くすばらしい式でした。時と場を考えて行動する生徒の育ちましたね。 【2年団】 相手に不快感を与えるような態度や言葉遣いは相手の心を傷つける凶器であることを自覚させることが大切ですが、なかなか実行に移せないのがこの期の特徴で繰り返しその都度指導するしかないと思います。生活習慣の中で一つでも守ればその場でほめ、そのときの爽快感が次の習慣を守ろうとする意欲・態度に繋がると思います。 |
|
定時制課程
学習指導における取組について |
|
外部評価 |
一人一人の学習意欲を喚起する手立てとして作業や体験の場を多く設定していることは理解の遅い生徒には良い方法だと思います。英会話に効果が出ていますね。整理整頓の苦手な生徒には手取り足取り指導して、きちんと整理したら活用し易いことを分からせることですね。 |
生徒指導における取組について |
|
外部評価 |
その場にあった服装や挨拶・言葉遣い、その上遅刻をしない、人の話をきちんと聞くということは社会生活を営むための基本的なルール・マナーなのです。これらの基本的なことが身についておれば面接の際に大いに役立つと思います。 |
職業教育における取組について |
|
外部評価 |
高校で学んだ知識や身につけた生活習慣の総決算が面接や小論文に表れると思います。先生方は早くから段階を追って就職に必要な知識や態度・心構えについて訓練を実施している点、凄いなと関心しました。 |
その他の取組について |
|
外部評価 |
行事の中で遠足が最も楽しかったと言っておりますが、校内では味わえない感動体験ができ、連帯感や友情が深まったと思います。少人数のためリーダーが育ちにくいし、団体よりも個人競技になりがちですが、バドミントンは良い成績をあげていますし、総体1位という輝かしい成績に拍手を送ります。 |
校務分掌における取組について |
|
外部評価 |
【学習指導】 学習意欲を高めるために教材を工夫したり、作業を取り入れたり、また、体験的な授業を加えたりして懸命に努力している先生方の姿が目に浮かびます。 少人数でもよりよい集団づくりとリーダーの育成が授業を楽しく充実させる糸口になるかも知れません。 【生徒指導】 一日の学校生活は挨拶に始まり、挨拶に終わるとまで言われるほど、大事な習慣ですね。 先生が率先して「あいさつ先行運動」を励行しているので、生徒も負けじと挨拶していると思います。ほほえましい光景ですね。きっと一日が楽しく過ごせているのではないでしょうか。 【進路指導】 進学・就職に関する情報収集や面接の仕方、作文指導と、生徒のためになることを、必死に対応し、指導している先生方に頭が下がります。 就職80%、進学100%は先生方の努力の成果です。 |