丸亀高校では、「総合的な学習の時間」を「テーマプロジェクト」と称して
1年次・3年次に実施しています。
1.テーマプロジェクトの目標
急激に変化する現代の社会の中で必要とされる次のような能力を身に付けることを目標とします。
@ 自分で課題を見つけ、自ら学び考え、主体的に判断する能力
A 自分の必要とする情報を収集、分析する能力
B 学んだ知識を、生活の中で活用する能力
C 自分の意見をまとめ相手に分かりやすく伝える能力
2.テーマプロジェクトの内容
1年次
(1)進路研究
職業の種類、大学の違いや特色、学部・学科で学べることを調べ、自分の目標となる大学・学部・学科を見つけていきます。また、学習することの意義を見つけていきます。
講演会 |
各界で活躍されている方々から、仕事の内容や経験談、進路決定に関するアドバイスを伺ったり、大学教授から、興味ある大学・学部・学科の特色や学問のおもしろさを教えてもらったりすることにより、働くことや学ぶことの意義を理解していきます。 |
平成26年度テーマプロジェクト職業講演会 平成26年度テーマプロジェクト進路講演会 |
大学訪問 |
希望の学部のある大学を訪問し、大学の環境・研究に触れることにより、知的刺激を受けるとともに、自分の進路をより明確にすることができます。 (写真はH26年度のもの) |
(2)現代的な課題
自分が学びたい分野において、現代の世の中でどのようなことが起こっているのか、どのような問題があるのかにも着目し研究することにより、自分の進路をさらに明確にしていきます。
ディベート |
現代的な課題について、肯定・否定に分かれて、相手を論破する知的ゲームです。 |
平成26年度研修ホームルーム |
3年次
現代的課題をテーマとした教科横断的な総合学習
現代の社会が当面し、克服していかなければならない課題について、いくつかのテーマのもと、教科との関連を図りながら、総合的な認識にまで深めていきます。各教科で習得した知識が社会の中で役立つことを実感するとともに、自らのテーマを見つけ、探究しようとする態度を身につけていきます。
3.テーマプロジェクトの評価
教員による評価(学習の意欲・態度、研究成果のレポートなど)の他に、ポートフォリオ評価(集積された学習ファイルをもとに、目標が達成されているかどうか自己評価する)と、研究成果の発表や研究成果をまとめたレポートによる相互評価等を行います。自分が何をすべきかという次の目標を知るとともに、相互に評価しあい、自分の研究の良い点を確認したり、自分の次の課題を見つけながら進めていきます。