高度情報通信社会における学校教育の在り方
− 学校教育における情報活用の事例研究 −

                            小豆支部 研究部
 
 
1 はじめに
小豆郡内の現状では,校内LANの整備が済んでいる中学校は2校で,来年度,残り2校で整備される
予定となっている。
平成13年度,池田町は地域インターネット導入促進事業を受け,池田中学校に校内LANが整備され,
その導入例を参考にして,本年度(平成15年度),内海中学校での整備となった。
 
2 活動内容
※平成13年度の取り組みより
実技研修(平成13年12月25日 池田中学校,池田町役場 6名参加)
 @ 地域インターネットと校内ネットワークについての説明及び質疑
 A 無線LANを利用したインターネット体験
 B 池田町役場に設置してあるサーバ機の見学及び説明,質疑
 C 今後の各校における整備計画についての情報交換
        池田町地域インターネットシステム構成図
 
(1) 第1回研修会
 @ 日時 平成15年5月2日(金)13:30〜
 A 場所 土庄町立土庄中学校
 B 内容 ・本年度の研究テーマの設定
        ・役員選出
        ・研究計画立案
 
(2) 第2回研修会
 @ 日時 平成15年11月25日(火)13:25〜
 A 場所 内海町立内海中学校
 B 内容 ・研究授業  『Webページの制作 〜卒業アルバムを作ろう〜』
       ・内海中学校の校内LANについての説明
        ・情報交換
  
(3) 各校の取り組み
 @ 土庄町立土庄中学校(http://www.dochu.ed.jp/
   ア 授業でのコンピュータの活用状況
    ・国語・・・・・・調べ学習とパンフレット作り(3年)
    ・社会・・・・・・地理のまとめ学習とプレゼンテーション(1年)
            インターネットを使って調べ学習(2年)
    ・理科・・・・・・音を取り込み波形を表示(1年)
    ・美術・・・・・・デザイン分野で作品の制作(2,3年)
    ・技術・・・・・・ソフトウェアの活用(2年),プレゼンテーション(3年)
    ・総合・・・・・・調べ学習のまとめ,メールのやりとり,自分史作り
   イ Webページの管理
    ・生徒会のページを作り,生徒会役員が随時記事を更新
    ・行事の度に写真やトピックスを更新
    ・掲示板の書き込みの管理
 A 土庄町立豊島中学校(http://www.niji.or.jp/school/teshimaj/
   ア 授業でのコンピュータの活用状況
    ・技術・・・・・・ソフトウェアの活用,学校行事のポスターの制作
    ・総合・・・・・・プレゼンテーション

   イ Webページの管理
    ・更新は1ヶ月に1度程度
 
 B 池田町立池田中学校(http://www3.ocn.ne.jp/~ikedaj01/welcome.htm
   ア 授業でのコンピュータの活用状況
    ・技術・・・・・・ソフトウェア(ワープロ)の活用(1年)
             うちわのデザイン画(2年)
            プレゼンテーション(3年)
    ・学級・・・・・・プレゼンテーション(1年)
             Webページの作成(2,3年)
    ・総合・・・・・・プレゼンテーション(全学年)

   イ Webページの管理
     ・更新は1ヶ月に1度程度
 
 
 C 内海町立内海中学校(http://www.niji.jp/school/utinoj01/
  ア 授業でのコンピュータの活用状況
     ・国語・・・・・・調べ学習(ことわざ,四文字熟語など)(全学年)
     ・数学・・・・・・授業内容をプレゼンテーションでまとめ,教室で選択授業で活用
     ・理科・・・・・・気体の性質実験のシミュレーション(1年)
     ・社会・・・・・・調べ学習(1,2年)
     ・美術・・・・・・ポスターのレタリング(2年)
     ・技術・・・・・・ソフトウェアの活用(年賀状,カレンダー)(1年)
             プレゼンテーション(2年選択)
             Webページの制作(3年)
             ビデオ編集(3年選択)
     ・総合・・・・・・調べ学習,プレゼンテーション

   イ Webページの管理
    ・更新は1ヶ月に1度程度
    ・メインのWebページの更新と携帯用サイトの更新
 
3 おわりに
校内LANの整備ができた学校においては,普通教室でノートパソコンと液晶プロジェクタを活用した授業実践が
始められた。まだ教材準備に多少の手間がかかっているので,一部の授業での実践ではあるが,新しい形態での
利用方法として今後広がりを見せるであろう。