指導者講評



コンピュータの活用と英語教育との関係はYesでもNoとも言える。
コミュニケーション能力の育成を手助けする道具としては・・・Yes であるが,
効果的にコンピュータを使用して能力を高めることができているか・・・No といえる。
最終的には,直接的な人との関わりの中で発揮できるコミュニケーション能力を育成していかなければならない。

電子情報ボードとワークシートを併用すると・・・ワークシートに目がいってしまい,電子情報ボードが効果的に使用できないことがある。
電子情報ボードに生徒の目を向けるためにも,はっきりわかりやすい表示(字の色,大きさ)を工夫しなければならない。
今回の授業では,映し出された文字がやや小さかったのが残念であった。

電子情報ボードを使用して,間違い探しを行なった場面は,生徒は非常に電子情報ボードにひきつけられていた。
このように,評価する場面を共有していく電子情報ボードの使用は非常に効果的である。
さらに,今日の授業で,間違いと判断した理由をその場で聞くことによってさらに,評価のメモリをみんなで共有することができたのではないかと思う。

今日の授業で行なわれていた,メールを発信した相手が聞いていることは何かを把握して,何を返信するかを決定して発信する・・・。
このような「情報を整理する⇒情報を決定する⇒発信する」ことを繰り返すことでコミュニケーション能力が高まっていくと考えられる。

メールをその場で発信して返事をもらい,その場で返信できる・・・More Communicative・・・これが英語教育の今後の課題だと考える。



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