先輩講演会

平成30年度卒業生の先輩をお招きして、講演をしていただきました。

「朝、学校に行く準備をして玄関に行くと… 涙が出てくるのです。わけも分からず。」  中学校の時に不登校を経験した先輩。いじめなどがあったわけでもなく、自分でも理由が分からないまま学校に行くことができませんでした。三木定に入学し、最初は不安だらけだったけど徐々にクラスメイト達とも打ち解けていき、通学できるようになりました。「中学校の時には、なぜあのようになってしまったんだろう?  学校に行けなかった理由が自分でもよくわからない。このように悩んでいる人は最近増えていると聞く。中学時代の自分のような心理状態になるのはなぜなのだろう。この問題について考えるために心理学を学んでみようか。」  そこで心理学を学ぶために大学に進学しました。心理学を学び、研究していく中で、不登校に悩む人の役に立てるかもしれない。それが自分の“夢”です。今考えると、自分にとっては、あの中学時代の不登校も必要な経験だったのです。不登校の経験があったからこそ、今この夢に向かって頑張る自分がいるのだから。