平成20年度 特色ある高校づくりのための学校独自プラン
『 三豊工ものづくりセンター』
香川県立三豊工業高等学校
1 子どもたちの科学技術への関心を高める取組 (1) 「ロボット・ものづくり教室」7月12日(土)・13日(日) 地域の中学生が20名参加し、ミニマイコンカーの製作に取り組んだ。
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(2) 本校独自のものづくり教室「サイエンスフェスタ」開催 11月 8日(土) 地域の子どもたちを集めて科学のおもしろさ、技術のすばらしさを体験できる場「三豊工サイエンスフェスタ」が、130名のちびっ子や保護者が集まり盛大に開催された。
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(3) 「ものづくり学習・相談窓口」「作品展示」
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2 地域との交流をとおして、ものづくりの技術を学ぶ取組
(1) 特別支援学校生徒のために、「あゆみちゃん」を贈呈 9月12日 小・中学校との交流をとおして、車椅子補助装置や科学実験器具等の人の役に立つものづくりを進めました。その一つが、「あゆみちゃん」です。
【課題研究の取り組みで製作した生徒の声より】
「あゆみちゃん」は昨年度製作の「すすむ君」の妹にあたります。9月20日、特別支援学校の運動会がありました。プログラムが進んで徒競走が始まりました。車椅子の生徒が「あゆみちゃん」の力を借りてゴールをめざしました。そしてゴール。
ゴールの瞬間、生徒達が一生懸命取り組んでいる姿に感動しました。この交流をとおして福祉について考えることができました。自分たちが製作した装置がこんなにも喜ばれ、役に立ったことがとても嬉しかったです。この経験によって、ものづくりに対しての意識がさらに向上し、これからのものづくりに役立てたいと思いました。
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特別支援学校の運動会で活躍する 「あゆみちゃん」 |
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(2)
生徒作品展示会の開催 2月11日〜16日
課題研究や実習等での取組の中で、ユニバーサルデザイン等の創意工夫と技術力の向上に努めました。培ったアイデアや技術の成果を紹介するために課題研究・実習等の作品展示会を実施しました。
本年、初めての試みでPTA理事、学校評議員の方々には、案内して見ていただきました。 本館2階の展示室などには、工業各科、家庭科などの生徒の自慢作が並べられました。 |
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3 まとめ 三豊工業高校の「三豊工ものづくりセンター」のテーマを掲げての、ものづくり教育は今年も大きな成果をあげました。 ○ あゆみちゃんが、技術・アイデアコンテスト全国最優秀 3年生の課題研究において製作し、近くの養護学校に贈呈した車椅子補助装置「あゆみちゃん」が第6回高校生技術・アイディアコンテスト全国大会最優秀賞を受賞しました。
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○ 高校生ロボットアメリカンフットボール大会で圧倒的な強さで優勝 本校メカトロ部のロボットアメリカンフットボールチームの「MITOYO」が、横浜市のパシフィコ横浜で開催された第4回高校生ロボットアメリカンフットボール全国大会において、他を寄せ付けない圧倒的な強さで、3大会ぶりの優勝を果たしました。 |
抜群の強さ「MITOYO」 |
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○ 本校1年生が製作した2種類のタベストリーが2つの全国大会で優秀賞に輝く 第10回全国高校生クリエイティブコンテストと、第29回ホームソーイング小・中・高校生作品コンクールに、本校1年生が家庭科の授業の中で製作した「被服・食物と漢字のお勉強」「漢字と顔文字」をテーマとした作品を応募し、優秀賞の栄誉に輝きました。 |
「被服・食物と漢字のお勉強」 |
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本校校舎の壁面には、3つの分野の賞を祝し、生徒会が製作した3本の懸垂幕が掲げられています。ものづくり教育の成果だと考えます。
3つの分野の賞を祝す、生徒会制作の懸垂幕 平成21年3月 |