(も)紅葉の木がシンボルツリー

中庭の池
〜高松桜井高校の四季〜

春

新入生を迎える正門前のサクラ(ソメイヨシノ)。南館と南グランドの間にもサクラ並木が歓迎している。教室の北側に広がる野球グランドの外野周辺にも、たくさんのサクラが植栽されている。中庭の池の周りには、技師さんが大切に育てた色とりどりの草花が咲き誇っている。レインボーロードに植えられたヨウコウザクラの並木も見所である。

夏

広々とした讃岐平野いっぱいに広がる青空と、輝く太陽。校舎の真ん中にある中庭の池水が、陽射しにキラキラと反射している。池の畔のイロハモミジとノムラモミジの樹が、優しい木陰を作ってくれる。南門から続く駐車場に並んだケヤキは、夏の空を目指して大きく枝葉を伸ばしている。校舎の東側にあるセイヨウベニカナメモチが、赤く染まっている。

秋

真っ赤に色づき、中庭の池を彩るのがイロハモミジとノムラモミジ。高松桜井のシンボルツリーとも言える光景だ。サクラの木に混じって植えられているトウカエデも葉の色を変えている。南グランドの東側にあるイチョウが黄色く染まると、秋真っ盛りの季節となる。

冬

滅多に見ることはできないが、雪の日の中庭の池周辺は趣がある。池の周囲の芝生には、真っ先に雪が積もり、冬の曇り空を映した池水の色とのコントラストが静寂を感じさせる。食堂裏にはウメ。かつては中庭にも1本あったが、今は食堂裏の芝生の真ん中に1本だけ生き残っている。「ど根性梅」と呼ばれるその古木は、朽ち果てそうなフォルムから、毎年可憐な花を咲かせて、受験生に勇気を与えている。

樹木配置図

開校時に作成され、2016年に調査修正が加えられた「高松桜井高校の中高木植栽配置図」を基に、開校30周年を迎えた今年2024年8月、剣道部により8年ぶりに再調査がおこなわれ、図面を修正した。