校内に入ると鶏の声や重機の動く音、調理室からは肉の焼ける音とにおい、専門学科のある高校ならではの光景が広がります。温室には色とりどりの花、即売の日には校外の方々がたくさん来校され、にぎわいます。
本校は、明治四十四年、寒川清水の湧き出る水に恵まれたこの地に、大川郡立第二実科女学校として設立されました。その後、幾多の変遷を経て、昭和十三年に県立に移管され、昭和二十四年から私たちの生活の根幹を支える「農業」「家庭」に関する専門高校として、香川県立石田高等学校と名称を改め、現在に至っております。また、令和十二年度には津田高校、志度高校と統合し新たなステージを迎えます。
現在、本校には、農業科として生産経済科、園芸デザイン科、農業土木科、家庭科として生活デザイン科があります。格付等級A5の黒毛和種の牛をはじめ、豚、鶏や小動物のほか、水田、野菜や果樹の畑、草花や野菜、果樹などの温室、バイオテクノロジーの実験室、製図実習教室、測量実習室、土木施工実習室、調理実習室、被服実習室、介護実習室など他の学校にはみられない多くの施設・設備そして機械・器具があります。のこれらを活用して日々授業や実習に励む生徒の姿は、自信にあふれています。
本校では各学科の持ち味の強化について学校をあげて真剣に考えており。石田高校110年あまりの歴史上最も輝かしい時になるはずです。資格試験の合格率は以前に比べ大きく向上し、各種発表会やコンテストへの入賞も目立って増えてきています。
その結果、香川大学、島根大学、琉球大学の国立大学へ4年連続、公務員は国土交通省や農林水産省へ5年連続、ほかにも香川県庁や香川県警察、香川県広域水道企業団、自衛隊などにここ数年、進んでいます。ちなみに、進学・就職とも100%希望者は全員進路を確保して卒業できています。
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今後とも皆様方のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月
香川県立石田高等学校
校長 佐 藤 隆 宏