#author("2020-03-25T09:18:55+09:00","default:teacher","teacher")
*特色 [#aa0a46f0]
 海洋生産科では、1年次に水産の基礎科目を学習した後、2年次から興味や希望する進路により、食品科学コースと栽培技術コースに分かれて、さらに専門的な学習をします。食品科学コースでは、加工食品の製造技術を中心に、食品製造器の仕組みと取り扱い、食品の安全を守る食品衛生を中心に学習します。栽培技術コースでは、水産生物の生態を知り、増やして育てる技術、海面生け簀や水槽内で飼育する技術、スクーバダイビングなどの潜水技術について学習します。また、両コースともに2・3年次に香川県水産課や香川漁連の協力を得て漁業体験学習や水産食育教室を行うなど、外部機関とも連携し学習を充実させています。

*実習事例 [#ccd1c716]
|&ref(海洋生産1.jpg);|&ref(海洋生産2.jpg);|&ref(海洋生産3.jpg);|&ref(海洋生産4.jpg);|
|粟島沖での海洋潜水|潜水プールでの&br;スクーバ潜水基礎実習|オリジナルブランド&br;養殖魚の研究開発 |養殖マダイの水揚げ|
|&ref(海洋生産5.jpg);|&ref(海洋生産6.jpg);|&ref(海洋生産7.jpg);|&ref(海洋生産8.jpg);|
|魚の調理|マグロ缶詰製造|アイスクリーム作り|商品開発|


*取得可能資格(検定)一覧 [#w6e58d0b]
|食品技能検定|栽培漁業技術検定|2級ボイラー技士|ガス溶接技能講習|
|潜水士|危険物取扱者|ダイビングCカード|HACCP基本技能検定|

*就職先 [#fb3e9b61]
|香川県&br;漁業協同組合連合会|協同食品|クラウン・フーヅ|四国日清食品|
|タイヨー神戸屋|高松東魚市場|ちぬやホールディングス|テーブルマーク|
|中尾食品グループ|香川日清食品|シモハナ物流|香川県魚市場|大倉工業|
|香川ペプシコーラ販売|サヌキ畜産フーズ|伊勢丸食品|JR四国|朝日スチール|

*進学先 [#kce12dd0]
|東京海洋大学|東海大学|金沢工業大学|福山大学|日本文理大学|
|東亜大学|帝塚山大学|中央大学|東洋食品工業短期大学|岡山理科大学専門学校|

*海洋生産科食品科学コースの話題 [#ccd1c716]
~&size(18){「骨のあるヤツ!多高のハマちゃん!」の商品開発研究が環境大臣賞を受賞!};
~2019年12月7日
--イオン エコワングランプリで、海洋生産科食品科学コースの「ハマチの中落ちを有効活用する試み」についてのプレゼンテーションが、研究・専門部門で環境大臣賞を受賞しました。

--発表の内容は、「ハマチの本来利用されていない中落ち(背骨)に高温高圧にかけることで柔らかく美味しく、しかも常温長期保存できるレトルトパウチ食品に加工する技術を確立し、これを商品化して「骨のあるやつ!多高のハマちゃん!」と名付け、店舗販売で人気を博した」という内容です。

--近年、話題となっている食品ロスに取り組んだ内容であることが高く評価されました。

|&ref(ハマちゃん.jpg,around,60%);|&ref(エコワングランプリ.jpg,around,65%);|&ref(エコワン賞状.jpg,around,60%);|
|骨のあるヤツ!多高のハマちゃん!|エコワングランプリでのプレゼンテーション|環境大臣賞を受賞しました!|

~&size(18){海外の食や旅のジャーナリストが食品科学コースを視察に};
~2020年2月26日
--海洋生産科食品科学コースをアメリカ、イタリア、フランスの食や旅のジャーナリスト6人が訪れました。

--「骨のあるヤツ!多高のハマちゃん!」の製造体験や環境大臣賞を受賞した「ハマチの中落ちを有効利用する試み」の生徒によるプレゼンテーション、本校教員からの「海洋生産科食品科学コースの教育内容」についての説明が行われました。また、「ミニ水族館」の多くの水生生物を見て楽しんでいただきました。

--「骨のあるヤツ!多高のハマちゃん!」の試食では、ジャーナリストのみなさんは骨が軟らかく食べられることに驚いていました。また、「美味しい」と言っていただいたことは大きな励みになりました!

|&ref(ハマちゃん製造1.jpg,around,60%); &ref(ハマちゃん製造2.jpg,around,60%);|&ref(プレゼン.jpg,around,60%);|
|「骨のあるヤツ!多高のハマちゃん!」の製造体験|生徒によるプレゼンテーション|

~&size(18){一般企業と食品科学コースの開発協力商品が発売決定!完成した商品を手に。};
~2020年3月2日
--密封した食品に高温高圧をかけて、常温長期保存ができて軟らかく美味しく仕上げる海洋生産科食品科学コースの加工技術に注目した企業(OIKAZE)から、「本来硬い親鳥の骨付き鳥を軟らかく仕上げられないか」との依頼を受け、試作研究を行ったノウハウを生かした商品が一般販売されることになりました。試験販売品が3月2日の卒業式後に開発に携わった3年海洋生産科食品科学コースの生徒らに、4月の正式販売を前に、プレゼントされました。商品名は「おつまみとっと」です。人気商品になるといいですね!

|&ref(おつまみとっと.jpg,around,60%);|&ref(レシピ開発.jpg,around,60%);|&ref(開発生徒.jpg,around,60%);|
|おつまみとっと|「多度津高校レシピ開発協力」|開発に携わった食品科学コース3年生|

*海洋生産科栽培技術コース 最近の課題研究より [#ccd1c716]

~&size(18){香川県の干潟で「生きた化石」を採集};
--平成26年度からカブトガニの飼育に挑戦しています(カブトガニは愛媛県西条市より借用中)。この飼育により、古代生物に対する興味・関心が高まり、平成27年度より、本県の干潟で「生きた化石」の採集に取り組み始めました。平成28年度、86年ぶりに干潟においてナメクジウオの採集に成功し、飼育に挑戦しました。また、本校で行っているミニ水族館において展示をし、海の環境を守る啓発を行いました。そこで、「生きた化石」の飼育を継続し、その生態を調べるとともに、生息域の環境調査を行い、瀬戸内海の海洋環境を明らかにすることを目的としました。また、校外の企画展で展示をしました。

|&ref(採集.jpg,around);|&ref(ナメクジウオ.jpg,around);|&ref(展示.jpg,around);|
|干潟での採集状況|採集したナメクジウオ|ミニ水族館での展示|

~&size(18){横川吸虫等の寄生虫リスクのない安心・安全な生食用海水養殖アユ};
~&size(18){オリジナルブランドフィッシュ「マリン・スウィートフィッシュ」の開発};
--平成26年度に、本校オリジナルブランドフィッシュとして、希少性の高い高級魚「サツキマス」を「DCJサーモン」として開発し、市場に出しました。しかし、「サツキマス」は希少性があまりに高いが故に、高級魚としての認知度が低く、一般の消費者が馴染みにくい点がマイナスでした。
--そこで今回、もう少しポピュラーで、既にある程度市場が開拓されている魚をターゲットにし、その魚の価値を大きくすること、瀬戸内海の海の特性をうまく利用すること、一般に市場に流通していない時期に出荷すること等を主眼に、新しい養殖魚の開発を目指しました。そして着目したのが「アユ」です。「アユ」はきれいな清流に生息する淡水魚で、一般的には夏期に塩焼き等で親しまれている魚です。しかし、「アユ」は淡水魚故の寄生虫の問題があり、特に横川吸虫のリスクが高く、刺身等の生食に不向きで、料理としてのバリエーションが限られる魚です。そこで、この「アユ」を寄生虫のリスクのない安心・安全な養殖魚として開発し、付加価値の高い魚として流通させることにしました。

|&ref(アユ.jpg,around,70%);|&ref(出荷サイズ.jpg,around,80%);|
|海水で飼育中のアユ|出荷サイズに成長したアユ|

トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS