校長挨拶
香川県立石田高等学校のホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。
本校は、明治四十四年、寒川清水の湧き出る水に恵まれたこの地に、大川郡立第二実科女学校として設立されました。その後、幾多の変遷を経て、昭和十三年に県立に移管され、昭和二十四年から「農業」「家庭」に関する専門高校として、香川県立石田高等学校と改称し、現在に至っています。
本校は、「確かな専門性と多面的な思考や広い視野を持ち、他者と協働・共生しながら、主体的・創造的に生きる持続可能な社会の創り手を育成する」というスクールミッションを掲げて、農業科3学科(生産経済科、園芸デザイン科、農業土木科)、家庭科1学科(生活デザイン科)で、特色のある教育を行い、将来の郷土を担うスペシャリストの育成をめざしています。
本校卒業生の進路は、約4割が進学、約6割が就職という状況です。進学については、香川大学、島根大学、琉球大学などの国立大学に5年連続で合格しており、その他県内外の私立大学、短期大学、専門学校等へ、高校での学びをいかして進学しています。就職については、国土交通省、農林水産省、香川県庁、香川県警察、香川県広域水道企業団、自衛隊などの公務員をはじめ、地元の企業にも多数が就職しています。近年、就職希望者の就職率100%、進学希望者の進学率100%を達成しています。
令和8年3月に、経済産業省が公表した「2040年の就業構造推計」によりますと、2040年には、今よりもAIやロボット等が活用されて、大きく産業構造が変わっており、職種でみると、現在と比べて事務職が約440万人余る、一方で、AIやロボット等を利活用できる人材が約340万人不足、現場人材が約260万人不足するということが想定されています。学歴でみると、高校の普通科を卒業した人が約30万人余る、文系の大学や大学院を卒業した人が約80万人余る、一方で、理系人材が約120万人不足するということが想定されています。
また、2040年を見据えて、文部科学省は、令和8年2月に「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)~N-E.X.T.ハイスクール構想~」を公表しており、「専門高校の機能強化」や「理数系の人材育成」等について、国が重点的に支援することとなっています。
こういった社会の変化、国の動きは、石田高校にとって大きなチャンスと捉えています。農業科や家庭科での学びは、まさにサイエンスそのものであり、普通科では学べない専門的な知識や技能、理科的な考え方やものの見方を身につけることができます。将来の産業界は、そのような人材を必要としており、本校の生徒は、将来、活躍する大きなチャンスがあると考えています。
本校で学ぶ生徒が、予測困難な未来を生きるために必要な力を身につけられるよう、明確なスクールポリシーをかかげて、学校運営を行ってまいります。今後とも、皆様方のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年4月
香川県立石田高等学校 校長 橘 正隆