令和6年度 会長挨拶
立ち止まることなく
先日皆様に御協力いただいたWebによる表決を受け、事務職員協会の会長の役を賜りました、高松市立龍雲中学校の横手香織です。会長2年目を迎えましたが、ここまで活動を進めてこられたのは副会長はじめ役員・支部長会の皆様の御助力、また会員の皆様の御協力のおかげです。心より感謝申し上げます。
さて、令和6年度が始まりました。新型コロナウイルス感染症の5類への移行から1年が経過し、社会経済活動は正常化しつつあります。教育現場においても、コロナ禍前の状態に戻すだけではなく、生成AIの普及を考慮した新しい時代の学びを実現するための取組が進められています。
「GIGAスクール構想」の推進や学校施設の整備、そして誰もが学べる機会の保障など、次世代の学校を見据えた質の高い公教育の再生、また「ウェルビーイング」という考え方が広まり、子どもたちの幸福を高めるために学校全体の幸福を高める取組が進められています。
学校現場では事務職員の役割も重要性を増しており、主体的・積極的に学校運営に参画するための高い資質能力が求められています。一昨年、香川県教育委員会が示した『香川県市町立小中学校事務職員人材育成方針』に基づき、キャリアに応じた職務内容や資質能力を身につけるための体制が整えられてきました。この人材育成方針の基本理念を実現するための研究を進め、他の関係機関との連携や研修の充実に努めてまいります。
その一つとして、本会研究部では、令和6年度から令和9年度までの第4次中期研究計画書を作成し、総会資料として皆様に配布いたしました。この計画書は、「子どもの豊かな育ちを協創する学校事務 ~子どもの未来のために 未来の子どものために~ 」を研究テーマとしています。このテーマに基づき、事務職員の役割や資質能力の向上、学校事務の業務の効率化に向け、「人材育成」を軸に「組織連携」「業務改善」について研究を進めていきます。
今後も、研究・実践を積み重ねることで資質能力を高め、様々な組織と連携しながら、子どもの未来のために、未来の子どものために活動し、香川の教育に貢献していきます。
令和6年度も、会員皆様相互のつながりを大切にし、また学校事務の未来のために、香川県の教育の発展に寄与するために、持続可能な組織となるよう、会員の皆様と共に協会活動を進めてまいります。引き続き、ご支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
香川県公立小中学校事務職員協会
会長 横手 香織