活動目標
令和7年度 活動目標
本会は本年度、設立50周年という大きな節目を迎えました。本年度は、今まで本会が培ってきた活動や会員・関係機関とのつながりなどの財産を見つめ直すとともに、新たな未来へ向けた一歩を踏み出す年となります。
本会設立時の清風第1号の会長あいさつにおいて、「現在の学校経営は、次第に複雑化し多様化する傾向にあります。そんな中で円滑な学校経営を行う為には、直接児童生徒の教育に携わる教育活動と相まって、学校事務処理の適正化が非常に重要な要素を持つに到ったと思います。すなわち、今、学校では、有能な事務職員を必要としているのです。このような時代に対処するために私達はたゆまぬ努力を重ねて研修にはげみ、時代に取り残されることなく真に学校教育の振興に寄与し得る人間になりたく思います。」ということが書かれてありました。
現代においては、社会全体のウェルビーイングとともに、個人のウェルビーイングも求められており、OECDは将来予測が困難なVUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代に、「教育の目的は、個人のウェルビーイングと社会のウェルビーイングの2つを実現することである」と提示しています。学校においても、多様な教育課題への対応や教育環境づくりが進められており、事務職員もまた、その一員として、子どもたちの豊かな育ちを支えるために、学校運営に主体的に関わり、専門性を発揮していくことが求められています。私たちは、これからも変化を恐れず挑戦し、事務職員としての専門性や組織としての在り方を再確認しながら、より良い学校事務の実現に向けて進んでいかなくてはなりません。
本会は、これまでの研究や実践を土台に、「人材育成」「業務改善」「組織連携」の視点を大切にし、香川県教育委員会が示す『香川県市町立小中学校事務職員人材育成方針』の基本理念に沿って、会員の資質向上を支援していきます。また事務職員のウェルビーイングについても意識しつつ、自律的に学び、キャリアに応じた専門的な資質能力を高めながら、教職員や様々な関係機関と連携し、子どもの未来のために未来の子どものために活動を進めていきます。
これらを踏まえ、下記の4点を本年度の活動目標とします。
1. 自律的な学びと信頼・協働を基盤に、つながりを深める協会づくりを進めること
2. 専門性の向上に資する研修や研究活動を充実させること
3. 設立50周年を契機とした、組織の在り方や活動の見直しを行うこと
4. 関係機関と連携し、組織的な事務機能の強化に努めること
令和7年5月27日
第51回香川県公立小中学校事務職員協会総会