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科学探究基礎β「伝わる学術発表講座」のプレゼン大会(決勝)が開催されました

2025年10月15日 12時37分

本日10/15(水)4時間目に科学探究基礎βの「伝わる学術発表講座」のプレゼン大会(決勝)が行われました。

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科学探究基礎βは1年生を対象に行われている学校設定科目の授業で、2年時以降に取り組む課題探究や課題研究に必要なスキルやマインドを育成するために様々な講座を実施しています。

今年度これまでに実施した講座は以下の通りです。

◯イノベーション入門講座:本校のSSH事業の狙いであるイノベーションマインドの育成を目指し、AIを活用した新しい事業提案とプレゼンを実施しました。

◯問い立て講座:2年時以降に行う課題探究、課題研究で重要な「探究の問い」を立てるプロセスを実践的に学びました。

◯批判的思考力講座:データの分析や解釈に必要な「あれ?そうなのか?」、「それは本当?」というように、内容を鵜呑みにしない、騙されないためのポイントを学びました。

◯身近な現象の科学講座:「かいわれ大根をよく育てる条件は?」ということをテーマとして、適切に研究計画を立て、データを取り、その結果から何が言えるのかをまとめる、という探究の取り組みを実践的に体験しました。

本日行ったのは「伝わる学術発表講座」という講座で、課題探究や課題研究で行う発表にフォーカスし、「どのようにすれば内容が伝わる発表になるのか」ということを学ぶことを狙いとしています。

これまでに班内発表、クラス内発表というように徐々に規模を大きくしつつ発表活動をしてきており、本日は1年生各クラスの代表6名が1年生全員の前で発表を行いました。

発表タイトルは次の通りです。

「香川県の人口増減は一体どうなる!!」「受けてますか?健康診断」「どうなる?今後の米価」「2026年から指定野菜!?ブロッコリーの愛され事情〜指定野菜に認定された原因を探る〜」「働き方改革!〜教員の負担を会社員と比較して〜」「窃盗はなぜおるのか〜日本の近年の犯罪について〜」

どの発表者もしっかりと自身の疑問に思った内容について検証するために、多様なデータを収集して多角的な分析を行っていました。発表もよく練習していることが伝わるわかりやすいもので、会場からの質問にも真摯に答えていました。

発表者以外の生徒は真剣に発表を聞き、発表者に質問をしました。

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今回の講座を通して生徒たちが良い発表のポイントを理解し、これから自分が発表する際にどういったことを意識していくかを学んでくれていたら嬉しい限りです。

今後の生徒たちの活動に期待です。