本日10/15(水)4時間目に科学探究基礎βの「伝わる学術発表講座」のプレゼン大会(決勝)が行われました。

科学探究基礎βは1年生を対象に行われている学校設定科目の授業で、2年時以降に取り組む課題探究や課題研究に必要なスキルやマインドを育成するために様々な講座を実施しています。
今年度これまでに実施した講座は以下の通りです。
◯イノベーション入門講座:本校のSSH事業の狙いであるイノベーションマインドの育成を目指し、AIを活用した新しい事業提案とプレゼンを実施しました。
◯問い立て講座:2年時以降に行う課題探究、課題研究で重要な「探究の問い」を立てるプロセスを実践的に学びました。
◯批判的思考力講座:データの分析や解釈に必要な「あれ?そうなのか?」、「それは本当?」というように、内容を鵜呑みにしない、騙されないためのポイントを学びました。
◯身近な現象の科学講座:「かいわれ大根をよく育てる条件は?」ということをテーマとして、適切に研究計画を立て、データを取り、その結果から何が言えるのかをまとめる、という探究の取り組みを実践的に体験しました。
本日行ったのは「伝わる学術発表講座」という講座で、課題探究や課題研究で行う発表にフォーカスし、「どのようにすれば内容が伝わる発表になるのか」ということを学ぶことを狙いとしています。
これまでに班内発表、クラス内発表というように徐々に規模を大きくしつつ発表活動をしてきており、本日は1年生各クラスの代表6名が1年生全員の前で発表を行いました。
発表タイトルは次の通りです。
「香川県の人口増減は一体どうなる!!」「受けてますか?健康診断」「どうなる?今後の米価」「2026年から指定野菜!?ブロッコリーの愛され事情〜指定野菜に認定された原因を探る〜」「働き方改革!〜教員の負担を会社員と比較して〜」「窃盗はなぜおるのか〜日本の近年の犯罪について〜」
どの発表者もしっかりと自身の疑問に思った内容について検証するために、多様なデータを収集して多角的な分析を行っていました。発表もよく練習していることが伝わるわかりやすいもので、会場からの質問にも真摯に答えていました。
発表者以外の生徒は真剣に発表を聞き、発表者に質問をしました。

今回の講座を通して生徒たちが良い発表のポイントを理解し、これから自分が発表する際にどういったことを意識していくかを学んでくれていたら嬉しい限りです。
今後の生徒たちの活動に期待です。
9/29(月)の放課後に,福島県立福島高等学校,さいたま市立大宮北高等学校,奈良県立青翔中学校・高等学校と合同でオンラインリサーチカフェを実施しました。
今年度はすでに3回目の実施となったことで,意見を交わしやすい雰囲気が出来ており,今後の研究の進め方に向けて貴重な意見を多数もらうことができました。


第4回のオンラインリサーチカフェは1/30(金)に実施される予定です。
9月25日(木)2・3限に1年1組を対象にサイエンスレクチャー(化学)を実施しました。
2回目のテーマは、「排水処理」についてです。講師として愛媛大学の深堀秀史先生をお招きしました。

お味噌汁やスポーツ飲料、調味料等を排水すると、どれだけ環境に負担をかけるかを、実験や具体的な数値を交えながら教えていただきました。排水処理がいかに大切であるかを再認識できました。

続いて、メチレンブルー溶液と活性炭を用いたモデル実験を通して、具体的な排水処理について学びました。活性炭によりメチレンブルーが吸着され取り除かれる様子や、高分子の作用により活性炭が凝集する様子には生徒も目を丸くしていました!

新たな学びが多く、充実した時間となりましたね。
深堀先生、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいいたします。
9/25(木)に本校理数科の2年生、3年生合同で海外研修の情報交換会を実施しました。
昨年度実際にアメリカを訪れた3年生から
おおまかなスケジュールや見学先、おみやげ、服装など
たくさんの有益な情報をいただきました。
また、課題研究の今後の進め方についても適切な助言をもらうことができました。


9月18日(木)2・3限目に、1年2組を対象として、サイエンスレクチャー(化学)が実施されました。
講師として愛媛大学教授 内村浩美先生を招き、身近な紙に施されている工夫についての講演を聞きました。

2限目は「お札」をテーマに、偽造防止のための工夫や透かしの技術について、実際のお札に触れ体験しながら学ぶことができ、生徒も興味津々でした。また、実験を通して、トイレットペーパーとティッシュペーパーの違いについても学びました。

3限目は「様々な機能を付与した紙」についての講演を聞きました。高校の化学や物理で学習する内容を活用することでも、社会に役立つ機能性の紙を開発できることを学びました。ボールペンで書いた直後は消しゴムで消せるが、時間が経つと消せなくなるタイマー機能を付与した紙には、生徒も教員も驚きました。

具体的なものに触れながら、学ぶことができ、大変貴重な時間になりました。本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。
9/18(木)の、5.6時間目に2年生理数科を対象にSS健康科学の講演「糖尿病とがんの基礎研究とCity of Hope Beckman研究所」が行われました。
講演をしていただいた、City of Hope Beckman研究所 AR 糖尿病•代謝研究所 名誉教授である山口陽子先生には、本校は10年以上講演を続けていただいており、11月に海外科学体験研修に伺う際にもお世話になります。
糖尿病、がんのメカニズムや症状とその治療について聞き、生徒からは「DNAがダメージを受ける原因」、「将来ガンの治療薬を研究するためにはどんな進路がいいのか」、「酷使されたβ細胞は回復するのか」など活発な質問が出ていました。


また、講演後には座談会を開いていただき、「将来糖尿病にならないために」といった不安や「研究者になるために」といった率直な質問に、丁寧に答えていただきました。

山口先生、本当にありがとうございました。
9/6(土)、7(日)に行われた観一祭(文化祭)で自然科学系部活動が実験や展示を行いました。
生物部は飼育している生物の展示し、来場してくださった方々に葉脈標本の栞をプレゼントしました。

電気部・化学部は合同で、液体窒素の実験、ルミノール反応、ゾウの歯磨き粉、空気砲、黒線を認識して走るプログラミングロボットカー、合せ鏡の実験・展示等を行いました。

数学同好会は生徒たちが作った問題を掲示し、来場してくださった皆さんは難問・良問を解こうと取り組んでいました。

数学同好会と同室には、夏に行ったSSHの研修や課題研究の発表ポスターを掲示し、多くの方々に研修での生徒の学びや課題研究の成果を見ていただきました。

ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
9/3の5,6校時に1年1組,9/4の1,2校時に1年2紙を対象に徳島文理大学保健福祉学部放射線学科 教授 沢田功先生を講師にお招きし、サイエンスレクチャー物理を開催しました。
「蛍光•燐光から放射線まで」という演題で、身の周りのものにブラックライトを当てて観察したり、霧箱の実験装置を作ったりして、放射線というイメージしにくいものの飛跡を実際に見ることができました。



また助手として本校の卒業生が来てくれるという嬉しいサプライズもありました。
沢田先生、本当にありがとうございました。
本日の3時間目に理数科3年生の理数生物選択者向けにオンライン特別講義を実施しました。
講義をしてくださったのは北海道大学医学研究院 助教 亀田将史 先生です。

現在、理数科3年生の理数生物の授業では、神経や脳に関する内容を扱っています。
今回の講師である亀田先生は神経生理学の研究者であるため、授業の発展的な内容としてお話しいただきました。

まず、神経の働きに関する基本的な確認から、神経の反応を検出する様々な方法とその原理についてお話しいただきました。
その後、亀田先生の専門である、リズム感や周期的なイベントを予想するといった時間予想の脳内機構について、亀田先生の実際の研究データを交えながら教えていただきました。
最後には、神経科学の最先端技術とそれを用いた研究の進捗や今後の研究ビジョンについてお話しいただきました。その際には、まだ論文化していない秘密のデータもちらっと見せてくださりました。

講義の後には研究に関してや受験に関してなど様々な生徒からの質問に答えてくださりました。
本日はお忙しい中、講義をしていただいた亀田先生、本当にありがとうございました。
愛媛県西条市の西条市総合文化会館で行われた第27回中国・四国・九州地区理数科高等学校 課題研究発表大会で統計班と化学班が発表してきました。

この発表大会は理数科設置校の生徒による課題研究の発表会です。中国・四国・九州の高校のみの参加ではありますが、例年ハイレベルな研究発表が行われています。
8月20日午後に会場に到着し、早速ポスター発表の審査が行われました。
本校からはポスター発表に「廃棄牡蠣殻を利用した強化素材の開発」というテーマで化学班が参加し、発表しました。

8月21日には朝から会場入りし、ステージ発表が行われました。
本校からは「プロ野球の野手におけるパフォーマンスと年齢の関係」というテーマで統計班が参加し、発表しました。

残念ながら全体での表彰にはかかりませんでしたが、ステージ発表では優良賞をいただくことができました。
2日間で参加校による多岐にわたる分野についてのユニークな視点での研究に触れました。
そのような中で、生徒たちはお互いに研究発表を聞き、質問をして学びを深めていた様子でした。
ちなみに2年後の令和9年には、この大会が香川県で行われます。
それに向けて後輩の皆さんも研究に励んでくださいね。
夏休み最後の発表会となったこの大会でしたが、発表した2班の皆さん準備に発表とお疲れ様でした。