SSH生徒研究発表会で本校3年生が発表
2012年8月10日 21時14分8月7日(火)~8日(水)に横浜市のパシフィコ横浜で「SSH生徒研究発表会」が開催され、理数科3年生の3名がこれまで課題研究で取り組んできた「希少糖とカイワレ大根と細菌の関連性」についてポスター発表しました。また、アピールタイムではフリップなどを手に持ち工夫しながら口頭発表も行いました。審査員の先生方や全国から集まった高校生から質問も多く出され、大変有意義な発表会となりました。
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8月7日(火)~8日(水)に横浜市のパシフィコ横浜で「SSH生徒研究発表会」が開催され、理数科3年生の3名がこれまで課題研究で取り組んできた「希少糖とカイワレ大根と細菌の関連性」についてポスター発表しました。また、アピールタイムではフリップなどを手に持ち工夫しながら口頭発表も行いました。審査員の先生方や全国から集まった高校生から質問も多く出され、大変有意義な発表会となりました。
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8月6日(月)~8日(水)「首都の大学訪問ツアー」が実施され、1・2年生の希望者合わせて28名が参加しました。
6日は新幹線で移動後、東大駒場キャンパスにて本校卒業生の東大大学院総合文化研究科 村上裕准教授と、村上郁也准教授の講話や質疑がありました。その後、翌日の下見も兼ねて東大本郷キャンパスの学食にて夕食をとりました。
7日は東大本郷キャンパスにて研究室や授業の体験。丸1日かけてさまざまな講座に触れることができました。
8日は文系・理系に分かれ、文系(13名)は早稲田大・上智大・慶応大のキャンパスを訪問しました。理系(15名)はパシフィコ横浜で開催されている「SSH生徒研究発表会」に参加しました。
各大学の雰囲気や授業の様子もわかり、進学への意識も高まった充実した3日間でした。
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7月21日(土)、高松市のミューズホールで香川県課題研究発表会が開催され、高松第一高校、三本松高校と本校生徒の研究発表を行いました。本校は理数科3年生が昨年9月からグループで行ってきた課題研究の成果を、ステージ発表やポスター発表の形で発表しました。その後、さまざまな質問にも熱心に対応していました。生徒の探究力、プレゼンテーション能力の向上も図られ、有意義な発表会になりました。その発表会には1,2年生の希望者も参加しました。来年以降の課題研究の取組みにも役立つものとなりました。
今日は朝からほぼ快晴の絶好の観測日和になりました。午前6時過ぎから、天体部員の有志たちが観察の準備にあたりました。今回を見逃すと次は105年後ということもあり、部員たちの気合いの入り方も半端ではありません。屋上には2台の大型望遠鏡を用意し、部員たちが写真撮影観測を行いました。そして、正門を入って正面の辺りには、可視光線による眼視観察用の望遠鏡と、特殊フィルターにより太陽のプロミネンス(紅炎)などが観察できる太陽観察専用の望遠鏡などを用意しました。少し早めに登校してきた生徒や先生方が、天体部員の説明により熱心に観察していました。その後も、太陽面通過が終了する午後1時48分頃まで、生徒たちだけではなく本校を訪れた様々な方たちが望遠鏡を覗いて、この珍しい現象に見入っていました。
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屋上での観測風景 | 玄関前ピロティー付近での観察風景 |
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第2接触(午前7時29分頃、天体部員撮影) | 太陽の黒点と太陽面通過中の金星(天体部員撮影) |
1年生特色コース2クラスを対象に開講されている、SSH学校設定科目「科学探究基礎」の授業の一環として、本年度第1回目のサイエンスレクチャーが5・6校時に、本校百周年記念館大会議室でありました。今回は、夏休みに実施予定の「SSH自然体験合宿」でお世話になる、兵庫県立大学天文科学センター(西はりま天文台)副センター長の石田俊人先生をお招きして、「宇宙って、どんなところ?」というタイトルで、レクチャーが行われました。宇宙に関する様々な分野のお話しがあり、レクチャーを聴いた生徒たちも興味をもったようです。レクチャーの後、30分間の質問時間を設けましたが、最後まで途切れることなく、宇宙に関するいろいろな質問が続きました。夏休みに実施される「SSH自然体験合宿」が楽しみです。
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26日(土)20時から、天体部主催の「春の一般公開天体観察会」を本校運動場で実施しました。雲の多い天候でしたが、雲の合間から当初の予定通り、5台の望遠鏡を使って「アルクトゥルス」、「月の全体像」、「月のクレーターの拡大」、「火星」、「土星」などの天体を、見ていただくことができました。また、このような空模様にもかかわらず、20時~21時30分の公開時間帯には計109名の方々が観察に来てくださいました。どうもありがとうございました。
その様子を、少しだけ写真で紹介します。
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校内の照明を消して、キャンドルの光で案内 | それぞれの望遠鏡の前には列ができました |
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今回の一番人気は「土星」でした | 公開観察会を終えて、部員一同で記念撮影 |
県内の一部地域で金環日食となる日食を観察するため、本校でも天体部主催の「日食特別観察会」が開催されました。午前5時過ぎから観測機材の準備などのため天体部員が登校し、その後、300名近くの生徒が本校屋上で、この日食を観察しました。安全に観察できる日食観察グラスを多数用意し、生徒とともに校長先生はじめたくさんの先生方もこの天体ショーを興味深く観察しました。
朝から曇り空で見えるかどうか心配な状況でしたが、ちょうど食の最大の頃には太陽が顔をのぞかせてくれました。
また、今回は秋田大学との共同プロジェクトによりインターネットを使った関東地方からのLive中継もあり、見事なリング状の金環日食の様子がテレビを通して観察できたり、大学の先生が直接高校生からの質問に答えてくださったりしました。
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本校屋上から見た日食(7時34分頃) | 本校屋上から見た日食(7時37分頃) |
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食の最大の頃の様子(本校屋上) | インターネットLive中継の金環日食映像に見入る本校生徒 |
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本校職員が撮影した金環日食(撮影地:徳島県) |
SSH博物館等連携プログラムの取組のひとつとして、天体部員を中心とした希望者が、徳島県立博物館へ研修に行きました。徳島県立博物館では、常設展示の見学などの研修のほか、ちょうど本日開催されていた日本第四紀学会のミニ講演会において、本校生6名が香川の自然を紹介するプレゼンテーションを行うなど貴重な経験をさせていただきました。また、香川県から産出するサヌカイトと呼ばれる石を使った楽器の演奏会などもあり、美しい音色に参加者一同、感動していたようです。今日の博物館研修は、自分たちが住む地元香川の自然や地質について学習する良い機会になりました。
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常設展示の見学 | ミニ講演会での本校生徒によるプレゼンテーション |
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サヌカイトの楽器についての説明を受ける参加者 | SSH徳島県立博物館研修 参加者一同 |
学校設定科目「科学基礎」の授業の一環として、1年生理数科を対象に、科学の各分野の専門家を招いて「サイエンスレクチャー」を実施しています。11月22日(火)は、岡山大学大学院自然科学研究科の西原康師教授を招いて、化学分野のレクチャーを実施しました。西原先生は、「クロスカップリング」でノーベル化学賞を受賞した根岸英一先生と関わりが深く、今回のレクチャーも「クロスカップリング」というテーマで行っていただきました。
はじめに「これで君もノーベル賞!? -クロスカップリングを体験しよう- 」という演題でご講演していただいたあと、実際に触媒をつかってクロスカップリングの実験を行いました。「クロスカップリングについては、聞いたことがあったが、あまりよくわかっていなかった。しかし、実験をしてみて、酢酸パラジウムのアセトン溶液を加えるうちに、一瞬で白色から灰色に変化したことにとても感動した。」、「有機分野はこれからも発展が望める分野だと知った。実際にカップリングをして、どのような反応が起こっているのかが分かっておもしろかった。また、根岸先生のことも聞くことができて楽しかった。」これらは受講した生徒の感想です。ノーベル賞を身近に感じた一日でした。
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いよいよ科学体験研修も最終日。今日は午前中、上野の国立科学博物館、午後はお台場の日本科学未来館において研修を行いました。今回の東京方面科学体験研修では、日本を代表する大学や研究機関、博物館などのおいて様々な体験をすることができました。夕方の航空機で羽田空港から高松空港へ移動し、全員が無事学校へ到着しました。
今日は、終日茨城県つくば市にある「JAXA筑波宇宙センター」での研修でした。つくばへは、宿泊している東京秋葉原から「つくばエクスプレス」に乗って移動しました。筑波宇宙センターでは、午前中、展示館「スペースドーム」で、最近打ち上げられた日本の人工衛星の実物(予備機)の見学や見学ツアー体験「宇宙飛行士コース」などを行いました。また、午後は、宇宙利用ミッション本部地球観測研究センターの大木真人先生による講義や衛星画像解析の実習を行いました。
国際宇宙ステーションへの補給機HTV(こうのとり)JAXA筑波センターにて
筑波宇宙センターでの大木真人先生による講義の様子
2日目は、午前中は全員で埼玉県和光市にある理化学研究所を訪問し、観一の大先輩であり、今年度文化功労賞を受賞された玉尾皓平先生による講義を受けました。その後、玉尾先生の研究室で「玉尾カップリング」と「玉尾酸化」の実験を体験しました。午後は、東京大学と東京工業大学へ分かれて、5人の先生方の研究室を訪問させていただきました。
玉尾皓平 先生(理化学研究所 基幹研究所長)による講義の様子
東京工業大学 細野 秀雄 先生の研究室を訪ねました
スーパーサイエンスハイスクールの取組として、今日から3泊4日間の日程で実施される「東京方面科学体験研修」に、本校理数科1年生全員が、今朝7時過ぎに学校を出発しました。出発に先立ち、旅行団長の今川教頭先生や学年主任の山下先生などから挨拶があった後、見送りに来た理数科3年生の木下貴裕君からもメッセージが伝えられました。この後、バスに乗って高松空港まで行き、飛行機で東京へ向かいました。
研修1日目の様子の一部を紹介します。
出発式の様子
JAMSTEC(海洋研究開発機構)横須賀本部での研修の様子
(興味深そうに「しんかい6500」についての説明を聞く生徒たち)
東京大学 嵯峨山茂樹先生の研究室での様子。タイトルは「音楽を計算する」です。
12月12日(月)、NHK 科学・環境番組部ディレクターで、「ためしてガッテン」や「コズミックフロント」などの科学番組の制作に携わっていらっしゃる丸山優二先生をお招きし、「“ためしてガッテン流” 『伝わる』情報発信術」という演題で講演していただきました。
情報発信の基本について、何よりも一番大事なことは、「聴く側のことを考える」こと。また、難しい情報をわかりやすく発信することはさほど難しくなく、それよりも「聴きたくないことを聴かせること」、「聴いてもやらないようなことを、相手に確実に伝えること」が難しいということについて、様々な具体例を挙げながらお話していただきました。情報をただインプットするだけではなく、アウトプットすることで理解が深まることにも触れ、生徒にとっての勉強に役立つだけでなく、将来や日ごろのコミュニケーションにも、そして特に理数科生は、課題研究の発表の際に役立つ知識や見識を得ることができた講演でした。
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