本校では度々,自発的な「研究授業」や「公開授業」が行われております。
今回は数学の授業が公開されました。
○まずは先生から,本日の流れの説明がありました。

○前の時間に,生徒各自が問題を作って持ち寄り,班の代表の問題を議論して決めました。
○班で作成した問題を,交代で発表しあい,質疑応答も行います。教室の四方に生徒の作成問題がポスター掲示されています。

○その問題を,生徒がお互いに評価し,「よく練られており,面白い」「教科書で習った範囲を使って,かつ工夫されている」「わかりやすく説明している」と思う「問題」に,コメントとともに付箋を貼ります。

○もっとも付箋を集めた班が,みんなの前で発表し,みんなから出された質問に答えて行きます。
○最後,「ふりかえり」の時間です。生徒が今日学んだこと,気付いたことなどを記入します。
生徒の感想を2,3紹介します。
○ 問題を作るときに一番思ったことは,教科書をよく理解していたら聞かれていることはすべて基本を重ねているだけで,文が長くて難しいと自分で思ってしまっているだけなんだと思いました。それはどこの大学でも同じことで,使いこなすことが重要だと思います。1つ1つ理解し,人に教えられるようになってこそ,本当に理解したことになるのだと思います。
○最後の4班の発表では,自分では思いつかなかった別解や考え方があることに気づくことができた。自分で参考書の問題を解いてそのままにするのではなく,友達の考え方や意見も聞くようにしようと思った。
主体的,協働的な深い学びができていることが感想から伺えます。
この50分の授業の流れは,「個」→「班」→「クラス全体」→「個」の学びでした。
本校では,SSHの課題研究の指導のノウハウをもとに,通常授業においても,「アクティブ・ラーニングの視点からの授業改善」を行っています。
今日の公開授業にも,数学の教員のほか,国語科,公民科,理科の教員も参観し,学びを深めました。
英語を母国語としない高校生と英語で交流することで,科学研究が国や人種の垣根なくインターナショナルに展開されていることを体感するとともに,将来,海外へ飛躍しようとする意識を高めることを目的に,「海外科学交流研修プログラム」を実施します。
今日は,そのプログラムの実施にむけて,台湾の瑞祥高級中学の生徒たちとスカイプで交流しました。





自己紹介や学校の紹介,所属する部活動や趣味や文化の話など,交流をすることができました。
最後に,訪問までの準備しておくことの打ち合わせをして,本日のスカイプを用いた交流会は終了しました。

第 6 回スポーツデータ解析コンペティション中等教育部門において,
本校理数科2年生の課題研究(数学班)が次のとおり受賞しました。
・最優秀賞 「戦略革命~世界よ、これが日本サッカーだ!!!~」
・奨励賞「勝利への最短ルート~主成分分析で見たプロ野球チームの穴~」
10:50から,理数科2年生による,「海外科学体験研修(UCLA,JPL,COHベックマン研究所およびDUARTE高校交流,カリフォルニア科学センター)」の報告がありました。
今回の報告は、英語の勉強も兼ねて、すべて英語でおこないました。
指導助言にこられた大学の先生,教育委員会の先生,ALTの先生からは英語で質疑がだされ,応答も全て英語で行いました。



11:20からは,2年生文系特色コースの,文系課題研究の口頭発表でした。
こちらも先程からの流れで質疑応答が英語で行われました。


どちらも,生徒は懸命に英語で答えていました。
11:40からは,1年生特色コースと,2年生理数科による,「東京方面科学体験研修」「自然体験合宿」「大阪大学研究室体験」「岡山大学研究室体験」「統計グラフコンクール受賞作」のポスター発表でした。どう活動し,何を学んだのか,元気に発表し,質疑応答をしました。



12:30からは公開授業です。観音寺第一高校では,「主体的・対話的・深い学び」をめざした実践を積み重ねています。

13:20からは,2年生理数科,文系特色コース生徒による,課題研究ポスターセッションを行いました。2年生理数科の課題研究においては,「中間発表」の位置づけです。
ポスターの前では,来場者に向けて生徒が説明し,質問に答えていきました。









このうち3枚のポスターは英語で書かれていて,そして質疑も英語。
なぜならこの3枚のポスターは,3月に台湾で行われる「海外科学交流研修」にもっていくポスターなのです。そのときには,台湾の生徒と英語でポスターセッションをします。
15:10からは,来て頂いた先生方からの指導助言がありました。
来場者のアンケートの一部を紹介します。
「二年前にも参加させてもらいましたが,かなり(相当!?)レベルアップしているとおもいました。突然の英語での質問にも懸命に聞き取り答えようとしている姿にこれからの力を感じました」
ご来場いただきました,指導助言の先生方,教育委員会,教育センターの皆様,地域の中学校や県内外の高校の先生方,同窓会や地域のNPOの皆様,保護者の皆様,ありがとうございました。
香川大学教育学部 内藤浩忠 教授をお招きして、科学探究基礎・サイエンスレクチャー(数学)を実施しました。対象は、1年生特色コース64名です。内容は、数学Aの整数分野である合同式を題材に「合同式の応用」という演題で、「符号理論」の一端をご紹介いいただきました。

講義の最初は、数字の一部が欠けた本のISBN番号を内藤教授が見事に当てるマジックからスタート。生徒は驚きの表情とともに、頭の中は「何で当たるだろう???」という疑問だらけ。種明かしを聴き、皆納得と同時に数学の奥の深さと有用性を知りました。

合同式については、十分な勉強はできていなかったのですが、優しく丁寧な説明に皆一つ一つ納得しながら、楽しく学べ、2時間の講義があっという間に終わったようです。
<<生徒が学んだこと、感じたこと>>
・今日の講義をうけて、私は初めてISBN番号の存在、またそれが教科書や書籍に記されていることを知りました。ISBN番号のしくみや1つの数字がわからなくても、どこが欠けているのかが分かっていれば、その数字を見つけることができることを知り驚きました。もう一度解いてみて、家族や友達を驚かしてみようと思います。
・ISBN番号は今まで何の疑問も持っていなかったけど、実はあんな秘密があったなんて驚いた。もしかしたら、私たちが何気なしにみてきた数字の羅列にも何か秘密があるのかも、と思った。調べてみたい。
・4x+3≡5(mod 7)を、私は4x+3=7k+5(kは整数)から解いたけど、内藤先生は偶数か奇数か・・・という点に着目して、私とは違う考え方で解いていたので、「あっ、こんな考え方もできるんだ!」と、驚きました。数学は奥が深く、まだまだ知らないことがたくさんあるので、これからもっと勉強して、数学が得意になりたいと思いました。
・一番印象的だったのは、証明は様々なやり方がるとおっしゃっていたことです。私はよく、解答例と違うことをしてしまっています。遠回りなことをするのはよくないけど、今はいろいろな考え方に触れて、答えは一つだけど、色々な方向から考えられるようになりたいと思いました。
・今日の講義で、数学がより実用的なものに思えた。ISBN番号であったり、コンピュータであったり、自分の周りにある数字にはきちんとルールがあると知れて、数学がおもしろいと感じた。
2月7日(火)7時間目から放課後にかけて,
「SSH校内生徒発表会」が行われました。
まず前半,場所は百周年記念館。
・2年生理数科生徒による「海外科学体験研修」の英語による口頭発表と,ALTや英語の先生による英語での質疑応答


・2年生文系特色クラス生徒による「文系課題研究」の口頭発表 と質疑応答


どちらも,活発な質疑応答が行われました。
後半は,場所を変えて,本館2階でポスターセッションをしました。
・理数科課題研究のポスターセッション。うち3班は英語のポスターです。
英語でポスターを作成した班は,3月に台湾で発表する予定です。
・文系課題研究のポスターセッション。
・1年生が参加した「東京研修報告」「自然体験合宿報告」のポスター発表。
・2年生が参加した「大阪大学研究室体験報告」「岡山大学研究室体験報告」のポスター発表。
・1年生の「統計グラフコンクール入選作」のポスター発表
こちらも活発な質疑応答が繰り広げられました。




これらの内容は,来週16日(木),SSH研究成果報告会で公開します。
ぜひご参加ください。SSH研究成果報告会の詳細や,お申し込みはこちら。
http://www.kagawa-edu.jp/kanich01/index.php/news/archives/414
ふるってご応募ください。
野球とサッカーのデータ解析に挑んでいる数学班が1月25日(水)にSkypeを利用して、立教大学経営学部山口和範教授のご指導をうけました。
今回は、1月16日(月)、1月19日(木)に続いて3回目。
教えていただいた「主成分分析」を行っていく中から生まれてきた疑問、数値の見方や軸を決める際のポイントなど、自分たちで本を読んで学んでも分からなかったことを、ひとつひとつ丁寧にわかりやすく教えていただきました。
Skype終了後、早速、教えていただいたことを基に、データ分析を進めることができました。


1月28日(土)18:40~20:10で「冬の一般公開観察会」を実施します。
第1部 18:40~19:10
第2部 19:10~19:40
第3部 19:40~20:10
各部の内容は同じです。ご都合の良い時間帯に合わせてご参加ください。
体育館建築工事のため、校内の駐車場が使用できません。
車でこられる方は市役所前の駐車場をご利用ください。
昨日、フランスで行われる「第11回国際地学オリンピック」の日本代表を決める国内一次選抜試験として、「第9回日本地学オリンピック」予選が、本校本館1階の地学教室で行われました。本校は、全国的にも数少ない、高校における指定特例会場として正式に認められています。
今回の地学オリンピックには、本校からは29名の生徒が受験しました。試験結果に基づき、全国の中学3年生~高校2年生までの中から成績上位の60名程度が、来年3月12日~14日に茨城県つくば市で開催される本選(国内二次選抜)に出場します。ぜひ本校から、本選への出場者が出て欲しいと思います。


愛媛大学の紙産業イノベーションセンターの内村浩美先生,深堀秀史先生による講義を実施いたしました。
内村先生の講義では、身近な紙製品から紙の機能そして夢のような新しい紙の開発について、実験を交えながらのわかりやすい講義でした。紙幣の偽造防止、製造技術の話では、色々な工夫が凝らされていることに驚かされました。


深堀先生の講義では、紙の性質が、水素結合の数によって変わってくることを、実験を交えて教えていただきました。


どちらの講義においても,セルロースナノファイバーの内容を取り扱っていただき、最先端の技術革新が、本校の近くで行われていることを、生徒は実感できました。
1年生の学校設定科目「科学探究基礎」で,サイエンスレクチャーを行いました
11月1日(月) 高知大学理学部応用理学科 藤原滋樹先生による「DNAの電気泳動」の出前講座をしていただき、現在研究で用いられている研究手法を体験することが出来ました。とても丁寧な説明・指導で、受講した生徒は理系研究に対する興味や意欲が高まりました。

