11月9日(土)の午後7時から午後9時まで、本校運動場において、天体部主催の「秋の一般公開天体観察会」を実施します。この天体観察会は、9月14日(土)に実施予定だったものが悪天候で実施できなかったため再度計画したものです。今回は、秋の星座の中に見られる二重星や球状星団(星の大集団)などを天体望遠鏡で観察する予定です。事前申込みは不要ですので、星が見えそうな天候であれば、気軽に本校までお越しください。午後7時から午後9時までの間なら、いつでも自由に観察できます。
詳しくは → PDF
平成25年9月12日、1年生特色コースを対象とした「科学探究基礎」の生物分野の授業で、グラム染色の実験を行いました。写真は、染色作業の様子です。細菌の同定は、10月頃に顕微鏡を使って1000倍程度で写真を撮り、調べる予定です。
平成25年8月16~18日 鹿児島大学理学部にて開催された、コアSSH『「課題研究支援ネットワーク」と「教育資源活用プログラム」による中核的拠点の形成~ダイコンコンソーシアムを発展させた「鹿児島モデル」の推進~』(「ダイコンコンソーシアム」または「鹿児島モデル」と略して呼んでいる)に、本校理数科2年生の3名が参加しました。
この会では、参加している各校が今年行う研究テーマを発表し、専門の大学の先生方からアドバイスをいただきました。
12月には、研究成果をポスターセッションで発表するため、再び鹿児島へ行く予定です。
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今回参加した3名 |
発表の様子 |
8月24日、大阪府立大手前高等学校主催による、「数学」に特化したSSH事業である第5回マス・フェスタ(http://otemae-hs.ed.jp/ssh.html)がエルおおさか(大阪市中央区北浜)で開催されました。参加校は年々増え、今年は、北は青森から南は大分までの高校校生や中学生が参加し(見学の生徒・教員も合わせると600名)、口頭発表で35校、ポスター発表で38校の発表がありました。テーマも、「ドラえもんの4次元ポケットの考察」、「野球の最適打順の数学的考察」、「オイラー素数の拡大」、「最短経路問題の数列」など、身近なところを題材として数学的に考察しようとする内容から、純粋数学の内容まで、幅広い研究がありました。
本校からは、理数科3年生の秋山君、牧野君、近藤君、牧君の4名が数学班の課題研究の集大成として、口頭発表(「おとけし」)、ポスター発表(「おとけし」「ダイヤモンドアラベスク」)に参加しました。口頭発表では助言の大学教授から、「数学的には正しくても、実際にやってみるとうまくいかない、ということは日常茶飯事であり、工学的な問題は別な問題がある。現実的に実現しようとすると様々な問題があり、理論と実践とのギャップにはこれからたくさん出会うことだろう。しかし、数学的に正しいことはそのうち実現されるものである。これからもいろんな実験を行うことで、実はこうであった、と言うことを示してほしい。」というご助言をいただきました。終始笑いをとりながら、聴衆を飽きさせない口頭発表でした。
参加した4名の感想です。
「今日はとても面白い体験をした。それは、数学好きが集まって自身の数学の課題研究を発表するのだ。数学を好む者同士話も合い、いろんな人と意見を交換し、時には数学者の方々からアドバイスを頂いた。」
「全国から多くの生徒が参加していて様々なテーマで研究していて感心するような内容ばかりで他の班の研究内容を聞きに行き質問することで普段はできないような情報交換をすることができた。さらにコンピューターを使って研究内容を深めている班が多数あり自分達と同じような研究へのアプローチだったので親近感が持てたことと来賓の教授からのアドバイスは的確な指摘であったり激励をされたりして嬉しかったです。」
「身近なところからテーマを見つけていたり有名な問題の内容を拡張した問題を解いたりと多くの問題がありました。数学というものにもさまざまな種類のテーマがあることが良く分かり数学って面白いと思いました。」
「全国各地からの高校生あるいは中学生が参加するマス・フェスタに参加し感じたことは、数学に対する幅広い考え方です。テーマを見るだけで「そんな所に着目したのか!」と、驚かされることが多くありました。そして実際に発表を聞いてみると、思いもよらない奇想天外な方法、ありありと見える努力、研究に対する熱意、レベルの高さを感じました。口頭発表、ポスターセッションをしましたが、このようなレベルの高い発表会に参加出来たことを誇らしく思いますし、聞いて下さった生徒、先生方の温かい対応で堂々と発表でき、良かったです。様々な刺激を受けたマス・フェスタで感じたことをこれからにも活かしていき、日々の邁進に努めたいです。」
8月11日(日)~12日(月)1泊2日の日程で、大阪大学工学部(吹田キャンパス)を訪問しました。参加者は1・2年生普通科・理数科希望者の19名(男子16名・女子3名)です。
【第1日目】
○「THE世界一展」の見学(グランフロント大阪にて)
○国立民族学博物館の見学
【第2日目】
○研究室体験(午前の部/午後の部)以下の部門の中から2部門を体験
(物理分野)工学研究科(生命先端工学専攻、精密科学・応用物理学専攻、機械工学専攻、マテリアル生産科学専攻、電気電子情報工学専攻、マルチメディア工学専攻、環境・エネルギー工学専攻、地球総合工学専攻)(化学分野)工学研究科(生命先端工学専攻、応用化学専攻)(生物分野)工学研究科(生命先端工学系)、人間科学研究科、社会経済研究所(付属行動経済研究センター)等
【感 想】
第一線の研究現場を体感し、学問の第一線で活躍している研究者の講義を聴くことで、科学技術への興味・関心を喚起することができました。
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THE世界一展の見学 |
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応用化学専攻の研究室体験 |
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国立民族学博物館の見学 |
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「中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表会」と同日程の8月7日(水)~8日(木)に、横浜市のパシフィコ横浜で開催された、「SSH生徒研究発表会」においても、本校代表班が「生徒投票賞」をいただくことができました。
本校代表は、3年生の白川さん、三宅さん、高橋さんの女子生徒3名で、「水時計のしくみと精度についての研究」というテーマで研究に取り組んだ成果を発表しました。自分たちが実験に使った道具なども示しながら、大変熱心に説明し、たくさんの「Good Job シール」を、いただきました。また、海外参加校の方々も興味をもって熱心に説明を聞いてくれていました。
この生徒発表会での本校の受賞は、SSH指定1年目の「ポスター発表賞」に続いて、2回目となりました。
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本校代表のポスター発表の様子 |
本校代表のポスター発表の様子 |
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インタビューを受ける本校代表の3名 |
2日間の発表を終えた3人と指導教諭。お疲れさまでした! |
第15回中国・四国・九州地区理数科高等学校課題研究発表大会(鹿児島大会)が8月7日(水)~8日(木)に、鹿児島県鹿児島市のかごしま県民交流センターで開催されました。同大会には、今年はステージ発表16校16チーム、ポスター発表25校52チーム(過去最高)が参加しました。本校は、ステージ発表に1チーム(生物)、ポスター発表に2チーム(数学・化学)が出場、化学部門でポスター発表した「水素結合や表面張力が紙の強度に与える影響について」(理数科3年生:河田くん、高嶋くん、真鍋くん)が、ポスター化学部門において、最優秀賞を獲得しました。
最優秀賞のポスターはこちらからご覧ください
⇒水素結合や表面張力が紙の強度に与える影響について

8月6日(火)~7日(水)の2日間、香川大学工学部にて研究室体験をさせていただきました。2日間で2つの研究室での体験を行いました。身近な素材を研究材料にできることに気付いたとの感想がたくさんありました。
「土を強くする方法」 山中研究室(安全システム建設工学科)
「コンピューターにおえかきさせよう」 香川研究室(電子・情報工学科)
「色々な波を観察してみよう!!」 服部研究室(電子・情報工学科)
「光の医用計測への応用」 石丸研究室(知能機械システム工学科)
「原子を並べる技術と真空」 小柴研究室(材料創造工学科)
○1日目の体験内容や感想を宿舎でまとめ、最後に発表会をおこないました。自分たちの行った研究の成果を、大学の先生方の前でプレゼンテーションし、たくさんのご意見、アドバイスをいただきました。課題研究への意欲が高まったようです。
<生徒の感想>
・一口に“工学部”といっても様々な分野があり、視野が広がりました。
・工学部でも医学関係のことができるとわかって、知能システム工学科に興味がわき、非常に良い体験になりました。
・先生方の質問はやっぱり的確で、答えに困ることも何度かあったけど、何とか答えることができました。



7月29日(月)~31日(水)に、理数科2年生14名が大阪大学工学部の研究室を訪ねました。今年で2回目のこの行事は、「(1)最先端の研究に触れることで、科学技術への興味関心を高める。(2)第一線の研究現場を体感することで、研究とは?研究室とは?研究者とは?研究の進め方とは?を知り、研究者への具体的なイメージを深める。(3)テーマの決め方や研究の進め方を学ぶことで、課題研究に役立てる。(4)将来、研究者や技術者等になるためのキャリアガイダンスとして役立てる。」を目的に行っています。
<<3日間の日程>>
29日 河田聡教授講義「大学とは」講師 河田聡教授
30日 7つの研究室(河田研究室、井上研究室、民谷研究室、菅原研究室、小林研究室、高原研究室、Verma研究室)に分かれ、最先端の実験、研究等を体験
31日 プレゼンテーション実習
<<生徒の感想から>>
Aさん
「今回やった実験でも実際に実験していた時間は2時間程度でしたが、準備には3時間以上かかりました。実験の道具はていねいに洗う、物質の重さは正確に量るなど慎重に作業しなければなりませんでした。細かい作業もとても多く、途中で嫌になることが何度もありました。そんな作業をいつもやっている研究室の方々は本当にすごいなぁと思いました。正確な実験結果を得るためにはそれなりの準備が必要だということがよく分かりました。」
Bさん
「河田先生には、「分からない」「おかしい」と考え、自信を持ってそれを言うことの大切さを教わりました。・・・分からなければ正直に「分からない」と言い、情報を鵜呑みにせずに「おかしい」と思えば徹底的に考え、分かったつもりにならないようにしたいです。その「分からない」から新たな発見があるかもしれないし、独創的な観点に気付くかもしれません。そう信じて、自分の「分からない」「どうして?」という気持ちを追い求められる研究ができればいいなと思います。」
Cさん
「研究をしていく中で失敗は当たり前のことだということ。研究を行う上でその周辺の分野と必ずつながりがあるので総合的に勉強して知識をつけていかないと駄目であること。 ただモノを調べるだけでは駄目でそれをどう応用すれば社会に貢献できるのかという先のことも考えながら研究しなければならないということ、を学びました。」



7月29日(月)~30日(火)にかけて、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の細胞生理学教室と病原細菌学教室で体験させていただきました。2グループに分かれてテーマに沿った実験を行いました。
○細胞生理学教室では、「からだを動かすしくみを見てみよう」というテーマで研修をおこないました。ウシガエルの神経を使って神経の中を電気信号が伝わる速さを測定したり、ウシガエルの大腿筋を使って筋肉が縮んで力を発生するしくみを測定しました。
○病原細菌学教室では、「目で見えない生き物の世界を見てみよう」というテーマで研修をおこないました。私たちの手や鼻・喉などに住んでいる常在菌や、ヨーグルト・チーズなどに含まれている生きた細菌・酵母などを観察し、考察を行いました。
○大学病院の見学も行いました。本校卒業生の整形外科学尾崎先生の案内で、診察室、手術室、ヘリポートなど普段は見ることができない場所も見学させていただくことができました。また、マスカットキューブにて臨床シミュレータ実習を体験することもできました。
○研究室体験の最後に発表会をおこないました。自分たちの行った研究の成果を、多くの先生方や大学院生の前でプレゼンテーションを行いました。
<生徒の感想>
最先端の高度な実験・実習を体験したり、第一線の研究現場を体感し、病院内の見学をおこなったりすることで、さらに興味・関心が高まりました。医学部進学という自分の進路意識がいっそう強まり、そのために必要な幅広い常識力や基礎学力を身につけることへの意欲も増してきました。
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カエルの坐骨神経実習 |
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手術のシミュレータ実習 |
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手術室の見学 |
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