SSHブログ

第1回サイエンスレクチャーが行われました

2012年6月5日 21時22分

1年生特色コース2クラスを対象に開講されている、SSH学校設定科目「科学探究基礎」の授業の一環として、本年度第1回目のサイエンスレクチャーが5・6校時に、本校百周年記念館大会議室でありました。今回は、夏休みに実施予定の「SSH自然体験合宿」でお世話になる、兵庫県立大学天文科学センター(西はりま天文台)副センター長の石田俊人先生をお招きして、「宇宙って、どんなところ?」というタイトルで、レクチャーが行われました。宇宙に関する様々な分野のお話しがあり、レクチャーを聴いた生徒たちも興味をもったようです。レクチャーの後、30分間の質問時間を設けましたが、最後まで途切れることなく、宇宙に関するいろいろな質問が続きました。夏休みに実施される「SSH自然体験合宿」が楽しみです。

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春の一般公開天体観察会がありました

2012年5月27日 21時22分

26日(土)20時から、天体部主催の「春の一般公開天体観察会」を本校運動場で実施しました。雲の多い天候でしたが、雲の合間から当初の予定通り、5台の望遠鏡を使って「アルクトゥルス」、「月の全体像」、「月のクレーターの拡大」、「火星」、「土星」などの天体を、見ていただくことができました。また、このような空模様にもかかわらず、20時~21時30分の公開時間帯には計109名の方々が観察に来てくださいました。どうもありがとうございました。

その様子を、少しだけ写真で紹介します。

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校内の照明を消して、キャンドルの光で案内 それぞれの望遠鏡の前には列ができました
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今回の一番人気は「土星」でした 公開観察会を終えて、部員一同で記念撮影

5月21日の日食特別観察会

2012年5月21日 21時23分

県内の一部地域で金環日食となる日食を観察するため、本校でも天体部主催の「日食特別観察会」が開催されました。午前5時過ぎから観測機材の準備などのため天体部員が登校し、その後、300名近くの生徒が本校屋上で、この日食を観察しました。安全に観察できる日食観察グラスを多数用意し、生徒とともに校長先生はじめたくさんの先生方もこの天体ショーを興味深く観察しました。

朝から曇り空で見えるかどうか心配な状況でしたが、ちょうど食の最大の頃には太陽が顔をのぞかせてくれました。

また、今回は秋田大学との共同プロジェクトによりインターネットを使った関東地方からのLive中継もあり、見事なリング状の金環日食の様子がテレビを通して観察できたり、大学の先生が直接高校生からの質問に答えてくださったりしました。

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本校屋上から見た日食(7時34分頃) 本校屋上から見た日食(7時37分頃)
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食の最大の頃の様子(本校屋上) インターネットLive中継の金環日食映像に見入る本校生徒
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本校職員が撮影した金環日食(撮影地:徳島県)  

徳島県立博物館へ研修に行きました

2012年2月5日 21時24分

SSH博物館等連携プログラムの取組のひとつとして、天体部員を中心とした希望者が、徳島県立博物館へ研修に行きました。徳島県立博物館では、常設展示の見学などの研修のほか、ちょうど本日開催されていた日本第四紀学会のミニ講演会において、本校生6名が香川の自然を紹介するプレゼンテーションを行うなど貴重な経験をさせていただきました。また、香川県から産出するサヌカイトと呼ばれる石を使った楽器の演奏会などもあり、美しい音色に参加者一同、感動していたようです。今日の博物館研修は、自分たちが住む地元香川の自然や地質について学習する良い機会になりました。

 

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 常設展示の見学  ミニ講演会での本校生徒によるプレゼンテーション
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 サヌカイトの楽器についての説明を受ける参加者  SSH徳島県立博物館研修 参加者一同

サイエンスレクチャー(化学)を実施しました

2012年1月28日 21時25分

学校設定科目「科学基礎」の授業の一環として、1年生理数科を対象に、科学の各分野の専門家を招いて「サイエンスレクチャー」を実施しています。11月22日(火)は、岡山大学大学院自然科学研究科の西原康師教授を招いて、化学分野のレクチャーを実施しました。西原先生は、「クロスカップリング」でノーベル化学賞を受賞した根岸英一先生と関わりが深く、今回のレクチャーも「クロスカップリング」というテーマで行っていただきました。

 はじめに「これで君もノーベル賞!? -クロスカップリングを体験しよう- 」という演題でご講演していただいたあと、実際に触媒をつかってクロスカップリングの実験を行いました。「クロスカップリングについては、聞いたことがあったが、あまりよくわかっていなかった。しかし、実験をしてみて、酢酸パラジウムのアセトン溶液を加えるうちに、一瞬で白色から灰色に変化したことにとても感動した。」、「有機分野はこれからも発展が望める分野だと知った。実際にカップリングをして、どのような反応が起こっているのかが分かっておもしろかった。また、根岸先生のことも聞くことができて楽しかった。」これらは受講した生徒の感想です。ノーベル賞を身近に感じた一日でした。

 

 

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SSH東京方面科学体験研修4日目

2011年12月17日 21時27分

いよいよ科学体験研修も最終日。今日は午前中、上野の国立科学博物館、午後はお台場の日本科学未来館において研修を行いました。今回の東京方面科学体験研修では、日本を代表する大学や研究機関、博物館などのおいて様々な体験をすることができました。夕方の航空機で羽田空港から高松空港へ移動し、全員が無事学校へ到着しました。

SSH東京方面科学体験研修3日目

2011年12月16日 21時28分

今日は、終日茨城県つくば市にある「JAXA筑波宇宙センター」での研修でした。つくばへは、宿泊している東京秋葉原から「つくばエクスプレス」に乗って移動しました。筑波宇宙センターでは、午前中、展示館「スペースドーム」で、最近打ち上げられた日本の人工衛星の実物(予備機)の見学や見学ツアー体験「宇宙飛行士コース」などを行いました。また、午後は、宇宙利用ミッション本部地球観測研究センターの大木真人先生による講義や衛星画像解析の実習を行いました。

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国際宇宙ステーションへの補給機HTV(こうのとり)JAXA筑波センターにて

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筑波宇宙センターでの大木真人先生による講義の様子

SSH東京方面科学体験研修2日目

2011年12月15日 21時29分

2日目は、午前中は全員で埼玉県和光市にある理化学研究所を訪問し、観一の大先輩であり、今年度文化功労賞を受賞された玉尾皓平先生による講義を受けました。その後、玉尾先生の研究室で「玉尾カップリング」と「玉尾酸化」の実験を体験しました。午後は、東京大学と東京工業大学へ分かれて、5人の先生方の研究室を訪問させていただきました。

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 11toukyou3.JPG玉尾皓平 先生(理化学研究所 基幹研究所長)による講義の様子

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東京工業大学 細野 秀雄 先生の研究室を訪ねました

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SSH東京方面科学体験研修1日目

2011年12月14日 21時30分

スーパーサイエンスハイスクールの取組として、今日から3泊4日間の日程で実施される「東京方面科学体験研修」に、本校理数科1年生全員が、今朝7時過ぎに学校を出発しました。出発に先立ち、旅行団長の今川教頭先生や学年主任の山下先生などから挨拶があった後、見送りに来た理数科3年生の木下貴裕君からもメッセージが伝えられました。この後、バスに乗って高松空港まで行き、飛行機で東京へ向かいました。

研修1日目の様子の一部を紹介します。

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出発式の様子

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JAMSTEC(海洋研究開発機構)横須賀本部での研修の様子

(興味深そうに「しんかい6500」についての説明を聞く生徒たち)

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東京大学 嵯峨山茂樹先生の研究室での様子。タイトルは「音楽を計算する」です。 

第4回SSH講演会

2011年12月12日 21時30分

 12月12日(月)、NHK 科学・環境番組部ディレクターで、「ためしてガッテン」や「コズミックフロント」などの科学番組の制作に携わっていらっしゃる丸山優二先生をお招きし、「“ためしてガッテン流” 『伝わる』情報発信術」という演題で講演していただきました。

情報発信の基本について、何よりも一番大事なことは、「聴く側のことを考える」こと。また、難しい情報をわかりやすく発信することはさほど難しくなく、それよりも「聴きたくないことを聴かせること」、「聴いてもやらないようなことを、相手に確実に伝えること」が難しいということについて、様々な具体例を挙げながらお話していただきました。情報をただインプットするだけではなく、アウトプットすることで理解が深まることにも触れ、生徒にとっての勉強に役立つだけでなく、将来や日ごろのコミュニケーションにも、そして特に理数科生は、課題研究の発表の際に役立つ知識や見識を得ることができた講演でした。

 

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第3回SSH講演会

2011年11月18日 21時31分

 本校1年生全クラスを対象としたSSH学校設定科目「科学教養」の特別講義として,第3回SSH講演会が11月18日の5・6校時に体育館で行われました。今回は,独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)システムズエンジニアリング推進室ミッションデザイン支援グループ長の野田篤司氏をお招きし,「日本の宇宙開発」という演題で,特別講義をしていただきました。野田先生は、人工衛星やロケット、宇宙船や宇宙ロボット等の「宇宙機」を設計されており、日本が打ち上げた宇宙機のうち、2~3割のものの設計に携わっている方です。講演では、宇宙開発の歴史や日本のロケット開発の経緯、国産技術で開発することの意味などについてお話していただきました。また、生徒からの「一番納得のいく誇れる設計はどの宇宙機か」とか「スペースシャトルはなぜ引退したのか」といった質問に対して、エピソードを交えながら具体的に答えていただきました。

 

     
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