香川大学教育学部 内藤浩忠 教授をお招きして、科学探究基礎・サイエンスレクチャー(数学)を実施しました。対象は、1年生特色コース64名です。内容は、数学Aの整数分野である合同式を題材に「合同式の応用」という演題で、「符号理論」の一端をご紹介いいただきました。

講義の最初は、数字の一部が欠けた本のISBN番号を内藤教授が見事に当てるマジックからスタート。生徒は驚きの表情とともに、頭の中は「何で当たるだろう???」という疑問だらけ。種明かしを聴き、皆納得と同時に数学の奥の深さと有用性を知りました。

合同式については、十分な勉強はできていなかったのですが、優しく丁寧な説明に皆一つ一つ納得しながら、楽しく学べ、2時間の講義があっという間に終わったようです。
<<生徒が学んだこと、感じたこと>>
・今日の講義をうけて、私は初めてISBN番号の存在、またそれが教科書や書籍に記されていることを知りました。ISBN番号のしくみや1つの数字がわからなくても、どこが欠けているのかが分かっていれば、その数字を見つけることができることを知り驚きました。もう一度解いてみて、家族や友達を驚かしてみようと思います。
・ISBN番号は今まで何の疑問も持っていなかったけど、実はあんな秘密があったなんて驚いた。もしかしたら、私たちが何気なしにみてきた数字の羅列にも何か秘密があるのかも、と思った。調べてみたい。
・4x+3≡5(mod 7)を、私は4x+3=7k+5(kは整数)から解いたけど、内藤先生は偶数か奇数か・・・という点に着目して、私とは違う考え方で解いていたので、「あっ、こんな考え方もできるんだ!」と、驚きました。数学は奥が深く、まだまだ知らないことがたくさんあるので、これからもっと勉強して、数学が得意になりたいと思いました。
・一番印象的だったのは、証明は様々なやり方がるとおっしゃっていたことです。私はよく、解答例と違うことをしてしまっています。遠回りなことをするのはよくないけど、今はいろいろな考え方に触れて、答えは一つだけど、色々な方向から考えられるようになりたいと思いました。
・今日の講義で、数学がより実用的なものに思えた。ISBN番号であったり、コンピュータであったり、自分の周りにある数字にはきちんとルールがあると知れて、数学がおもしろいと感じた。
2月7日(火)7時間目から放課後にかけて,
「SSH校内生徒発表会」が行われました。
まず前半,場所は百周年記念館。
・2年生理数科生徒による「海外科学体験研修」の英語による口頭発表と,ALTや英語の先生による英語での質疑応答


・2年生文系特色クラス生徒による「文系課題研究」の口頭発表 と質疑応答


どちらも,活発な質疑応答が行われました。
後半は,場所を変えて,本館2階でポスターセッションをしました。
・理数科課題研究のポスターセッション。うち3班は英語のポスターです。
英語でポスターを作成した班は,3月に台湾で発表する予定です。
・文系課題研究のポスターセッション。
・1年生が参加した「東京研修報告」「自然体験合宿報告」のポスター発表。
・2年生が参加した「大阪大学研究室体験報告」「岡山大学研究室体験報告」のポスター発表。
・1年生の「統計グラフコンクール入選作」のポスター発表
こちらも活発な質疑応答が繰り広げられました。




これらの内容は,来週16日(木),SSH研究成果報告会で公開します。
ぜひご参加ください。SSH研究成果報告会の詳細や,お申し込みはこちら。
http://www.kagawa-edu.jp/kanich01/index.php/news/archives/414
ふるってご応募ください。
野球とサッカーのデータ解析に挑んでいる数学班が1月25日(水)にSkypeを利用して、立教大学経営学部山口和範教授のご指導をうけました。
今回は、1月16日(月)、1月19日(木)に続いて3回目。
教えていただいた「主成分分析」を行っていく中から生まれてきた疑問、数値の見方や軸を決める際のポイントなど、自分たちで本を読んで学んでも分からなかったことを、ひとつひとつ丁寧にわかりやすく教えていただきました。
Skype終了後、早速、教えていただいたことを基に、データ分析を進めることができました。


1月28日(土)18:40~20:10で「冬の一般公開観察会」を実施します。
第1部 18:40~19:10
第2部 19:10~19:40
第3部 19:40~20:10
各部の内容は同じです。ご都合の良い時間帯に合わせてご参加ください。
体育館建築工事のため、校内の駐車場が使用できません。
車でこられる方は市役所前の駐車場をご利用ください。
昨日、フランスで行われる「第11回国際地学オリンピック」の日本代表を決める国内一次選抜試験として、「第9回日本地学オリンピック」予選が、本校本館1階の地学教室で行われました。本校は、全国的にも数少ない、高校における指定特例会場として正式に認められています。
今回の地学オリンピックには、本校からは29名の生徒が受験しました。試験結果に基づき、全国の中学3年生~高校2年生までの中から成績上位の60名程度が、来年3月12日~14日に茨城県つくば市で開催される本選(国内二次選抜)に出場します。ぜひ本校から、本選への出場者が出て欲しいと思います。


愛媛大学の紙産業イノベーションセンターの内村浩美先生,深堀秀史先生による講義を実施いたしました。
内村先生の講義では、身近な紙製品から紙の機能そして夢のような新しい紙の開発について、実験を交えながらのわかりやすい講義でした。紙幣の偽造防止、製造技術の話では、色々な工夫が凝らされていることに驚かされました。


深堀先生の講義では、紙の性質が、水素結合の数によって変わってくることを、実験を交えて教えていただきました。


どちらの講義においても,セルロースナノファイバーの内容を取り扱っていただき、最先端の技術革新が、本校の近くで行われていることを、生徒は実感できました。
1年生の学校設定科目「科学探究基礎」で,サイエンスレクチャーを行いました
11月1日(月) 高知大学理学部応用理学科 藤原滋樹先生による「DNAの電気泳動」の出前講座をしていただき、現在研究で用いられている研究手法を体験することが出来ました。とても丁寧な説明・指導で、受講した生徒は理系研究に対する興味や意欲が高まりました。


公開観察会を楽しみにされていた方も多いかと思いますが、
機材修理中のため10月に予定しておりました秋の公開観察会
につきましては延期致します。
冬にもう一度企画致しますので、またよろしくお願いいたします。
2016年9月18日発行の「朝日中高生新聞」15面「ようこそ 統計」で、本校の理数科生徒が取り組んだ課題研究「サッカー de 統計」が紹介されました。
夏休みもいよいよ最後の8月26日(金曜日)の午後(12:30~16:30)を利用して、地元にある日本を代表する企業2社を訪問してきました。来週には校内実力テストも控えており、日程的には苦しいところでしたが、今年は、1・2年生の希望生徒10名での訪問となりました。記録的な猛暑が続く日本列島、自転車での移動は大変でした。まず訪れた観音寺市八幡にあるBIKEN第2製造所では、OBの五味康行様から「ワクチンと免疫」について、工夫を凝らしたイラストを用いて説明していただきました。その後、製造工程の見学、ラインは稼働していませんでしたが、ワクチンが一万倍ものクリーンルームで製造されていることに驚いた様子でした。次に訪れたサムソン、日本有数のボイラの企業です。製造工程では、真空状態の中で低温で沸騰する水に驚嘆の声をあげていました、また、実際の燃焼実験も見せていただきました。
生徒からは、「地域の人が働いているのを見てここで働きたい。」「医療系の仕事につきたい思いが一層強くなった。」「世界の人々を助けるワクチンの開発に従事したい。」「研究はいいな。」「夢が広がるサーモ工学に挑戦したい。」「地元の企業について詳しく知ることができた。」の感想が多く聞かれました。


本日は雨の心配もなくよく晴れています。
観音寺周辺の天気は21時頃に雲が心配されますが、
本日の観察会は予定通り開催いたします。
20時~21時半までの間いつでも観察会に参加できます。
入り口は西門(郵便局側)からお入りください。