2日目は、午前中は全員で埼玉県和光市にある理化学研究所を訪問し、観一の大先輩であり、今年度文化功労賞を受賞された玉尾皓平先生による講義を受けました。その後、玉尾先生の研究室で「玉尾カップリング」と「玉尾酸化」の実験を体験しました。午後は、東京大学と東京工業大学へ分かれて、5人の先生方の研究室を訪問させていただきました。

玉尾皓平 先生(理化学研究所 基幹研究所長)による講義の様子

東京工業大学 細野 秀雄 先生の研究室を訪ねました

スーパーサイエンスハイスクールの取組として、今日から3泊4日間の日程で実施される「東京方面科学体験研修」に、本校理数科1年生全員が、今朝7時過ぎに学校を出発しました。出発に先立ち、旅行団長の今川教頭先生や学年主任の山下先生などから挨拶があった後、見送りに来た理数科3年生の木下貴裕君からもメッセージが伝えられました。この後、バスに乗って高松空港まで行き、飛行機で東京へ向かいました。
研修1日目の様子の一部を紹介します。

出発式の様子

JAMSTEC(海洋研究開発機構)横須賀本部での研修の様子
(興味深そうに「しんかい6500」についての説明を聞く生徒たち)

東京大学 嵯峨山茂樹先生の研究室での様子。タイトルは「音楽を計算する」です。
12月12日(月)、NHK 科学・環境番組部ディレクターで、「ためしてガッテン」や「コズミックフロント」などの科学番組の制作に携わっていらっしゃる丸山優二先生をお招きし、「“ためしてガッテン流” 『伝わる』情報発信術」という演題で講演していただきました。
情報発信の基本について、何よりも一番大事なことは、「聴く側のことを考える」こと。また、難しい情報をわかりやすく発信することはさほど難しくなく、それよりも「聴きたくないことを聴かせること」、「聴いてもやらないようなことを、相手に確実に伝えること」が難しいということについて、様々な具体例を挙げながらお話していただきました。情報をただインプットするだけではなく、アウトプットすることで理解が深まることにも触れ、生徒にとっての勉強に役立つだけでなく、将来や日ごろのコミュニケーションにも、そして特に理数科生は、課題研究の発表の際に役立つ知識や見識を得ることができた講演でした。