SSH通信Vol.8
2025年10月31日 18時18分SSH通信Vol.8アップしました。
SSH通信Vol.8アップしました。
10/30(木)に1年生特色クラス向けにサイエンスレクチャー(統計分野)を実施しました。
今年に実施したサイエンスレクチャーの記事はこちらへ。(物理分野) (化学分野1)(化学分野2)
今回の授業は、普段のサイエンスレクチャーとは異なり、筑波大学大学院に所属する本校卒業生と共同開発した授業を実施しました。
「香川県民はうどんが好きなのか」という命題に答えるために、仮説を立て、たくさんのデータを組み合わせて分析・考察して発表を行い、再度仮説を立てて。。。というようにPPDACサイクルを回しながら、統計的探究力を育成するといった授業です。
もう少し具体的に言うと、「香川県民はうどん好き」ということを示すために、「うどんが好き」ということを数値で示せるように定義し、どういったデータを使うのか、そのデータをどう分析をするのか、どう主張に使うのか、主張に問題はないか振り返る、というような統計的探究の一連の流れを実践的に学びました。
生徒たちはタブレットPCを活用しながら班で共同して、それぞれの班で着目した観点に基づいて分析を行っていました。
分析後には発表を行い、相互評価し、その評価結果から自分の班の弱点や改善点を見出し、2度目の分析に望むというように、粘り強く探究に取り組んでいました。
授業実施後に行ったアンケートでは、96%以上の生徒がデータサイエンスや統計的探究に興味が増したと回答していました。
今回のサイエンスレクチャーを通して、検証する対象をいかに数値化していくのか、検証に必要なデータを集めたり取捨選択することなどを学んでくれていたら幸いです。
ぜひ今後の探究活動に活かしていってください。
今年度のSSH研究開発成果報告会を2月12日(木)午後に本校にて対面開催いたします。
生徒の課題研究や研修報告についてのポスター発表会も併せて開催いたしますので,日頃の生徒たちの取組や本校の教育活動についてご覧いただければ幸いです。
案内文書はこちら。
ご参加の際はこちらのURLからフォームにて参加申込をお願いいたします。
https://forms.gle/1jLCq2KVG5JzU4qPA
なお,保護者の皆様には別途申込のご連絡をいたしますので,こちらのフォームからは申し込まれないようにお願いいたします。
応募の締め切りは令和8年1月29日(木)です。
お申込みいただいた皆様には,後日詳細な案内や資料をお送りいたします。
10/25(土)に本校の生徒たちが科学の甲子園香川県代表選考会,京都府立洛北高等学校主催のパスタブリッジコンテストに参加しました。
科学の甲子園は3月末に行われる全国大会に向けての県予選ということで,今年度は県内高校10校が参加しました。
試験の詳細な内容は秘密なのですが,筆記試験と実技試験があるため,参加した生徒たちは毎日放課後に勉強し,試行錯誤を繰り返し,当日に臨みました。
当日は準備の成果が発揮でき,総合順位3位という成績を収め,賞状を頂きました。
来年こそは優勝し,全国大会出場をしたいと思います。
パスタブリッジコンテストは,乾燥パスタとグルーガンを用いて橋の模型を作り,どれだけの重さに耐えられるかを競うコンテストです。
本校の生徒たちがつくったパスタブリッジは,60以上の参加チーム中,最大重量に耐えることができました。そのため,大会後にインタビューを受けました。
しかしながら,作った模型自体がかなり重くなってしまい,より軽く強度のある模型を作ったチームが高得点となり,最終的に上位1/3程度の順位でした。
どちらのコンテストも参加した生徒たちは大変楽しみながら取り組んでいました。
こういった科学を楽しみながら学び,活用する機会はとても素敵ですね。
今後もこのような取り組みに積極的に参加していこうと思います。
本日10/15(水)4時間目に科学探究基礎βの「伝わる学術発表講座」のプレゼン大会(決勝)が行われました。
科学探究基礎βは1年生を対象に行われている学校設定科目の授業で、2年時以降に取り組む課題探究や課題研究に必要なスキルやマインドを育成するために様々な講座を実施しています。
今年度これまでに実施した講座は以下の通りです。
◯イノベーション入門講座:本校のSSH事業の狙いであるイノベーションマインドの育成を目指し、AIを活用した新しい事業提案とプレゼンを実施しました。
◯問い立て講座:2年時以降に行う課題探究、課題研究で重要な「探究の問い」を立てるプロセスを実践的に学びました。
◯批判的思考力講座:データの分析や解釈に必要な「あれ?そうなのか?」、「それは本当?」というように、内容を鵜呑みにしない、騙されないためのポイントを学びました。
◯身近な現象の科学講座:「かいわれ大根をよく育てる条件は?」ということをテーマとして、適切に研究計画を立て、データを取り、その結果から何が言えるのかをまとめる、という探究の取り組みを実践的に体験しました。
本日行ったのは「伝わる学術発表講座」という講座で、課題探究や課題研究で行う発表にフォーカスし、「どのようにすれば内容が伝わる発表になるのか」ということを学ぶことを狙いとしています。
これまでに班内発表、クラス内発表というように徐々に規模を大きくしつつ発表活動をしてきており、本日は1年生各クラスの代表6名が1年生全員の前で発表を行いました。
発表タイトルは次の通りです。
「香川県の人口増減は一体どうなる!!」「受けてますか?健康診断」「どうなる?今後の米価」「2026年から指定野菜!?ブロッコリーの愛され事情〜指定野菜に認定された原因を探る〜」「働き方改革!〜教員の負担を会社員と比較して〜」「窃盗はなぜおるのか〜日本の近年の犯罪について〜」
どの発表者もしっかりと自身の疑問に思った内容について検証するために、多様なデータを収集して多角的な分析を行っていました。発表もよく練習していることが伝わるわかりやすいもので、会場からの質問にも真摯に答えていました。
発表者以外の生徒は真剣に発表を聞き、発表者に質問をしました。
今回の講座を通して生徒たちが良い発表のポイントを理解し、これから自分が発表する際にどういったことを意識していくかを学んでくれていたら嬉しい限りです。
今後の生徒たちの活動に期待です。
SSH通信Vol.7アップしました。
SSH通信Vol.6アップしました。
9/29(月)の放課後に,福島県立福島高等学校,さいたま市立大宮北高等学校,奈良県立青翔中学校・高等学校と合同でオンラインリサーチカフェを実施しました。
今年度はすでに3回目の実施となったことで,意見を交わしやすい雰囲気が出来ており,今後の研究の進め方に向けて貴重な意見を多数もらうことができました。
第4回のオンラインリサーチカフェは1/30(金)に実施される予定です。
9月25日(木)2・3限に1年1組を対象にサイエンスレクチャー(化学)を実施しました。
2回目のテーマは、「排水処理」についてです。講師として愛媛大学の深堀秀史先生をお招きしました。
お味噌汁やスポーツ飲料、調味料等を排水すると、どれだけ環境に負担をかけるかを、実験や具体的な数値を交えながら教えていただきました。排水処理がいかに大切であるかを再認識できました。
続いて、メチレンブルー溶液と活性炭を用いたモデル実験を通して、具体的な排水処理について学びました。活性炭によりメチレンブルーが吸着され取り除かれる様子や、高分子の作用により活性炭が凝集する様子には生徒も目を丸くしていました!
新たな学びが多く、充実した時間となりましたね。
深堀先生、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいいたします。
9/25(木)に本校理数科の2年生、3年生合同で海外研修の情報交換会を実施しました。
昨年度実際にアメリカを訪れた3年生から
おおまかなスケジュールや見学先、おみやげ、服装など
たくさんの有益な情報をいただきました。
また、課題研究の今後の進め方についても適切な助言をもらうことができました。
例年実施している教育関係者向けの公開授業研究会を10/31(金)に開催します。
今年のテーマは「主体的・対話的で深い学びをめざして~データサイエンスの視点を意識した授業実践~」です。
本校のSSHでも重視している「データサイエンス」を日々の授業とどのように関連させていくのか,あるいはどのように活用していくのか研究します。
詳細はこちら。
【観音寺第一】R07公開授業研究会案内.pdf 【観音寺第一】R07公開授業研究会実施要項.pdf
是非ご参加いただき,授業についての意見交換をしていただければ幸いです。
参加される方は以下のフォームからお申し込みください。申込の締め切りは10/20(月)です。
https://forms.gle/LQpCtpPsTpLzKaee8
9月18日(木)2・3限目に、1年2組を対象として、サイエンスレクチャー(化学)が実施されました。
講師として愛媛大学教授 内村浩美先生を招き、身近な紙に施されている工夫についての講演を聞きました。
2限目は「お札」をテーマに、偽造防止のための工夫や透かしの技術について、実際のお札に触れ体験しながら学ぶことができ、生徒も興味津々でした。また、実験を通して、トイレットペーパーとティッシュペーパーの違いについても学びました。
3限目は「様々な機能を付与した紙」についての講演を聞きました。高校の化学や物理で学習する内容を活用することでも、社会に役立つ機能性の紙を開発できることを学びました。ボールペンで書いた直後は消しゴムで消せるが、時間が経つと消せなくなるタイマー機能を付与した紙には、生徒も教員も驚きました。
具体的なものに触れながら、学ぶことができ、大変貴重な時間になりました。本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。
9/18(木)の、5.6時間目に2年生理数科を対象にSS健康科学の講演「糖尿病とがんの基礎研究とCity of Hope Beckman研究所」が行われました。
講演をしていただいた、City of Hope Beckman研究所 AR 糖尿病•代謝研究所 名誉教授である山口陽子先生には、本校は10年以上講演を続けていただいており、11月に海外科学体験研修に伺う際にもお世話になります。
糖尿病、がんのメカニズムや症状とその治療について聞き、生徒からは「DNAがダメージを受ける原因」、「将来ガンの治療薬を研究するためにはどんな進路がいいのか」、「酷使されたβ細胞は回復するのか」など活発な質問が出ていました。
また、講演後には座談会を開いていただき、「将来糖尿病にならないために」といった不安や「研究者になるために」といった率直な質問に、丁寧に答えていただきました。
山口先生、本当にありがとうございました。
9/6(土)、7(日)に行われた観一祭(文化祭)で自然科学系部活動が実験や展示を行いました。
生物部は飼育している生物の展示し、来場してくださった方々に葉脈標本の栞をプレゼントしました。
電気部・化学部は合同で、液体窒素の実験、ルミノール反応、ゾウの歯磨き粉、空気砲、黒線を認識して走るプログラミングロボットカー、合せ鏡の実験・展示等を行いました。
数学同好会は生徒たちが作った問題を掲示し、来場してくださった皆さんは難問・良問を解こうと取り組んでいました。
数学同好会と同室には、夏に行ったSSHの研修や課題研究の発表ポスターを掲示し、多くの方々に研修での生徒の学びや課題研究の成果を見ていただきました。
ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
SSH通信vol.5アップしました。