SSHブログ

3/26(日)島比呂志没後20年ふるさとシンポジウムにおいて,本校生徒が研究発表を行いました。

2023年3月27日 16時29分

2月10日に本校で行われた課題研究ポスター発表の中に,「島 比呂志さんの感情分析」と題した,普通科文系クラスの課題研究がありました。

本校の前身,旧制三豊中学校出身の作家,島比呂志さんのゆかりの地を巡り,様々な資料を集めたり話を聴いたりして情報を集め,島さんの著作をテキストマイニングにより分析し,著作に現れた「感情」を読み取り,ハンセン病の発症と隔離生活,社会復帰を願った文筆活動の年譜と照らし合わせて,島さんの心に迫ろうとした課題研究でした。

3月26日(日),観音寺市主催の

ふれあい人権の集い&さやわか人権講座 「ハンセン病問題への理解を深めよう!」島比呂志没後20年ふるさとシンポジウム・展示

がおこなわれ,そこでその課題研究の発表や,シンポジウムの講師との対談が行われました。

多くの市民の方々が参加する中での,口頭発表と対談でした。

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島さんの後輩で,戻りたかった故郷である本校の生徒が行うからこそ価値がある研究に,多くの人々からうれしいコメントをいただきました。ありがとうございました。

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生徒の課題研究が,地域の人権教育に貢献でき,生徒も多くを学ぶことができた,そんな素敵な一日でした。

3月16日(木)第64回日本植物生理学会年会における高校生生物研究発表会に参加しました。

2023年3月17日 12時15分

3月16日(木),本校理数科生物研究グループ3名が,東北大学川内キャンパスで行われた,第64回日本植物生理学会年会における高校生生物研究発表会に参加し,ポスター発表をしてきました。

専門家の方々から,様々な質疑や指導助言を受けることができ,課題研究のレベルアップのためになる旅になりました。

ご指導ご助言いただいた皆様,ありがとうございました。

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3/14 サイエンスレクチャー(地学分野)が行われました。

2023年3月14日 16時11分

本日,1年1・2組合同で,6時間目からサイエンスレクチャー(地学分野)を実施しました。

今回は,香川大学創造工学部 教授 山中 稔 先生をお招きし,「地盤災害の発生メカニズムと防災対策」と題した講義をしていただきました。

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私たちが住む地元の災害や,その発生のメカニズム,防災の視点についての講義は興味深く,生徒の前のめりに聴く姿勢や,たくさんのメモ,質問に多くの手が挙がっていたことが非常に印象的でした。 

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たくさん質問が上がったのですが,残念ながら時間切れとなってしまいました。

山中先生は,講義の後も別室で,放課後も生徒の質問に,ご回答いただきました。

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ありがとうございました。

3/12 第4回香川県高校生探究発表会に,普通科4グループが参加しました。

2023年3月12日 16時30分

香川県教育委員会主催の,第4回高校生探究発表会。「第4回」とありますが,実は本校の対面参加は初めてでした。第1回は書面開催,第2回はオンライン発表第3回はオンデマンド配信でした。

場所を3会場に分けて,感染症対策もしながらの実施でした。

本校からは普通科文系クラスから2グループ,普通科理系クラスから2グループが口頭発表しました。

・化学発光を用いた照明 ~ルミノール反応の明るさと時間について~

・ティッシュに含まれる成分の違い~硬いティッシュを柔らかくする方法~

・粟島の関係人口増加に向けた修学旅行誘致の提案

・骨付鳥を使った新たな名産品の提案~地域活性化に向けて~

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堂々とした発表で,質疑にもしっかりと応答できていました。先月の発表会の後ですから,皆さん,大変堂々としたものです。場数を踏んでプレゼンテーションがどんどん上達しています。

他校の発表にも積極的にどんどんと質問をする姿は,目立って素晴らしいものでした。さすが,観一生です。学び多き時間を過ごすことができました。

3/9 サイエンスレクチャー(生物分野)を実施しました。

2023年3月9日 15時56分

本日,2時間目と3時間目に1年2組,5時間目と6時間目に1年1組を対象に,サイエンスレクチャー(生物分野)を実施しました。

本日は,東京工業大学教授で日本遺伝学会会長の岩﨑博史先生にお越しいただき,DNAの電気泳動の実験やPCR,分子遺伝学について実験を交えて講義をしていただきました。

DNAの特徴,生物が体内でDNAを増やす仕組み,その仕組みを応用したPCR(コロナの検査でもよくつかわれるポリメラーゼ連鎖反応Polymerase Chain Reaction)の原理を教えてくださいました。

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さらに生徒たちから集めた白米のDNAをPCRから品種を当てるという実験をしてくださり,コシヒカリやあきたこまち等を当てるとともに,一部マイナーな品種のお米は当たらなかったりと大変面白い内容で生徒たちは盛り上がりました。

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講演中にあった,「生物のもつDNAはすべての生物の共通性であるとともに多様性の源であるという言葉は分子生物学,遺伝学の面白さが端的かつ明快に示された素晴らしい言葉で,感銘を受けました。

講義のあとの昼休みや放課後,何人かの生徒が残り,時間を延長して質問にも答えていただきました。

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岩﨑先生,ありがとうございました。

2/10(金)SSH研究開発成果報告会を実施しました(3/3)。

2023年2月13日 08時50分

来場者からの感想を紹介します。たくさんいただきましたので,全部紹介はできませんが,一部のみ紹介させていただきます。

〇生徒の発表は聴衆のほうを見て発表できている生徒が多く感じられた。質疑応答も積極的であった。

〇どの生徒も応答がしっかりできていました。理系の発表は,実験の充実度を感じます。

〇内容の濃い発表で聞き入ってしまいました。質疑にも真剣に答えてくださり,わからない質問にも,わかりません,だけではなく,予想や想いを述べてくれていたのが印象的です。

〇発表する生徒さんたちは非常に意欲的に話をされていて感心しました。

〇統計を活用した探究が多く,また質問に対しても的確に回答しており,大変参考になりました。

〇どの班も原稿をもつことなく,自信をもって発表している姿が素晴らしかった。質の高い研究ばかりで大変参考になった。

〇類型に関わらず,実験方法等が正確で明確なものだった。

〇テーマが具体的で研究対象や範囲が明確にされており,言葉の定義など,探究の基礎を身に付けていることに感心しました。説明も論理的で,質問にも丁寧に対応してくださり,探究に対する誠実さを感じました。

〇それぞれの発表が文系,理系関係なくデータ等の根拠をもって論理展開されていました。何よりどのグループも,しっかり質疑がなされていて感動しました。

〇プレゼン力,資料作成力,構想力について,年々レベルアップしていると思う。

2/10(金)SSH研究開発成果報告会を実施しました(2/3)。

2023年2月13日 08時40分

前の記事の続きです。

生徒によるポスター発表の様子です。

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活発な議論が生徒同士,そして来場者との間に繰り広げられました。

今回初めて登場したのは,「アバター君」初号機,二号機です。Zoomで遠隔で参加している運営指導委員の先生が,ポスターを回って質疑できるよう,つくられました。アバター君は,しっかり役目を果たしました。録画もしており,書面での指導助言をいただく先生にも送付することができました。

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発表の後は,香川大学 創造工学部 教授 平田英之先生より,全体講評をいただきました。

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人目を惹くための発表タイトルではなく,何の,どういう研究なのかが伝わるタイトルの重要性や,研究内容について,先生と生徒,生徒同士,先輩と後輩でしっかり議論をしていくことが,研究のレベルを上げていくことを教えていただきました。

次に,生徒,保護者を含め来場者全員に,SSH第Ⅲ期の概要について説明しました。

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研究開発成果報告会のあとは,運営指導委員会。こちらの内容は,年度末の報告書にて,報告します。

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来場者の声,生徒の声は,次の記事で紹介します。

2/10(金)SSH研究開発成果報告会を実施しました(1/3)。

2023年2月10日 15時30分

昨年一昨年と,コロナ禍のためにオンラインで実施してきた表記の報告会ですが,令和元年度の実施以来,3年ぶりに対面実施をすることができました。

大学や研究機関,県内外の小中高の先生方,同窓会,保護者,関係各位,多くの方々のご参加のもと,600人規模の報告会を実施することができました。お越しいただき,生徒にご指導ご助言いただいた皆様方,ありがとうございました。

報告会の最初は,本校の偉大な卒業生,玉尾晧平先生豊田理化学研究所所長 京都大学名誉教授)の基調講演から始まりました。

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化学研究の面白さ,科学技術,研究にとって大切なこと,そして本校生徒への期待など学び多き講演でした。

次に,2年生全員,1年生代表生徒による,70本以上のポスター発表です。

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生徒による発表会以降の様子は,次の記事で。

SSH研究開発成果報告会のご案内

2023年1月6日 16時49分

下記のとおりSSH研究開発成果報告会を開催いたします。なお、今年度は新型コロナウイルス感染防止の対策を講じながら、対面にて開催いたしますので、関係の皆様にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

なお,保護者の皆様は,別途案内いたしますので,この入力フォームからは申し込みをされないようにお願いします。

 1 日  時   5210日(金)12301535

2 場  所   香川県立観音寺第一高等学校 第一体育館

〒 768-0069 香川県観音寺市茂木町四丁目2番38号

3 参加対象   県内外の高等学校、中学校等の教職員、教育関係者

本校の運営指導委員、指導助言者、保護者等

4 内  容  基調講演 玉尾 皓平 先生

         (文化功労者,京都大学名誉教授,豊田理化学研究所所長,本校卒業生)

2年生による課題研究ポスター発表理数科、普通科理系、普通科文系全53本)

1年生代表者によるSSH活動報告等ポスター発表(20本)

全体講評、研究開発成果報告及び研究協議、閉会行事

※新型コロナウイルス感染症の状況等により,実施内容を変更する場合があります。

5 参加申込   下記の入力フォームより、令和523日(金)までにお申し込みください。

 https://forms.gle/PWd6e7b9jmqYu7ADA

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詳しい日程や、発表内容等は、お申込みいただいた方に、後日メールにてご連絡いたします。

案内文書(pdfファイル)のダウンロードはこちら ➡ R04案内文書・一次案内.pdf

12/26~28 東京データイノベーション研修(3)i.schoolスタジオでの研修2日目

2022年12月28日 18時52分

昨日に引き続き、28日の午前、午後も、i.schoolスタジオでのワークショップです。

昨日、発想したアイディアを、評価し、コメントとこれまでの思考の過程を振り返って見直し、まとめて、プレゼン資料にまとめていきます。

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そして、1グループずつ発表して、コメントをもらいます。

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最後は振り返り、アンケートと振り返りを行いました。

そして、その日の夕方から帰路につきました。TDI研修、今年で4年目ですが、対面実施は今年で2回目です。対面実施をしたかいがありました。関係のみなさま方、ありがとうございました。

12/26~28 東京データイノベーション研修(2)i.schoolスタジオでの研修1日目

2022年12月27日 16時11分

27日の午後は、i.schoolスタジオでのワークショップです。

イノベーションとは。アナロジー思考とは。アイディア創出とは。

ワークショップを通して、体験的に学びます。

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今夜も、旅館でZoomとapisnoteを使っての夜プログラム。もあります。

発想したアイディアを評価していきます。

12/26~28 東京データイノベーション研修(1)Panasonic Laboratory Tokyo訪問

2022年12月27日 15時31分

今年の東京データイノベーション研修。昨年、一昨年と2年間はオンラインで実施しておりましたが、行動制限のなくなった今年度は、令和元年度以来の現地開催となりました。

6日(月)は移動日。

27日(火)の午前中は、Panasonic Laboratory Tokyo を訪問しました。プロダクトデザイナーの石川雅文様、AIを活用したサイバーフィジカルシステム(CPS)の開発をされている梅谷英夫様にお話を聴いたあと、それぞれ、たっぷりと質疑応答の時間をとっていただきました。

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次々と質問が出され、次々と、丁寧にお答えいただきました。

最適化、シミュレーション、改善文化、「越境」、BTCスキル…。多くの大切なことを学びました。探究することの重要性、視野を広く持つことの重要性について、考えることができたと思います。

午前中はあっという間に終わり、本郷の東京大学で昼食をとって、i.schoolでの研修に向かいます。(続く)

12/17 和歌山県データ利活用コンペティション 最終審査に出場し、データ利活用賞を受賞しました。

2022年12月17日 18時10分

本校の文系課題研究の1グループが、第6回和歌山県データ利活用コンペティションに挑戦しました。全国の高校生181チームの中から7チームの最終審査に選ばれ、本日、最終審査会場の和歌山県データ利活用推進センターを訪れました。

対面とオンラインによる審査で、ライブ配信もされています。

人口減少社会における人や企業をひきつける地域づくりをテーマとした課題研究の成果を、緊張の中、発表し、審査員の方々からの質疑にも応えました。

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最終審査の結果は…、見事、データ利活用賞を受賞しました。

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表記の大会、本校は第1回から今回まで、最終審査まで残っています。今年も先輩たちに続きました。

12月8日(木)~10日(土)東京方面科学体験研修

2022年12月10日 17時45分

1年生の特色クラスが参加する2泊3日の「東京方面科学体験研修」が終わりました。

どのような研修だったのか…。

生徒がリアルタイムで発信したブログがあります。こちらをご覧ください。

<令和4年度の訪問先>

〇1日目

理化学研究所、本校の大先輩、玉尾晧平先生にもお会いしました。

東京大学先端科学技術研究センター

東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所

〇2日目

筑波宇宙センター(JAXA)

物質材料研究機構(NIMS)

サイエンススクエア

地質標本館

サイバーダインスタジオ

国土地理院

〇3日目

国立科学博物館

日本科学未来館

11/25 SSH特別講演会(東京大学 医科学研究所 石井 健先生)

2022年11月25日 16時45分

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本日、一般財団法人 阪大微生物病研究会のご協力により、世界的に著名なワクチン科学分野の研究者である 東京大学 医科学研究所 教授 石井健先生を本校にお招きし、対面での「SSH特別講演会」を開催しました。今回のSSH講演会は、1年生2年生の全生徒が聴講するとともに、先日の募集に対して、県内外の高校、教育関係者等から申し込みがあり、同期配信とオンデマンド配信をしました。

まず最初に、一般財団法人 阪大微生物病研究会で勤務5年目の本校の卒業生が、簡単に同研究会に入るまでのキャリアの話や、ワクチン製造、開発の話などをお話しいただきました。

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次に、石井先生ご講演でした。(以下はSSH委員の生徒の記録から抜粋しています。)

「知っているようでしらないワクチンのいろは」「ワクチン開発のサイエンス」、「ワクチン開発の革命」「ワクチンサイエンスのこれから」、「ワクチンを抱える課題」、「ワクチンのこれから、社会とのかかわり、倫理、教育」について学びました。ワクチンの重要性、日本が抱えているワクチン忌避などの大きな課題について考えさせられる講演でした。

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ワクチンの研究が好きだという思いや、ワクチンの重要性を伝えたいという思いが凄く伝わってきました。講演のあとは、質疑応答の時間がありました。

Q:アフリカの人々にワクチンを届けるためにはどうするべきだと考えますか。

Q:ワクチン開発の一方で、薬害の心配があると思うがそこをどう考えるべきですか。

Q:ワクチンの忌避率が高いのは、日本人の保守的な性格が関係していると考えるが、リスクを大きく見てしまう日本人の性質に関して、自分たちができる対策はありますか。

Q:ワクチン忌避率が日本が3位とあったが、自分の身の回りにも反ワクチンの人がいるが、どう対応していくべきか。

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一つ一つの質問に、時間をオーバーしてまで、ご丁寧にお答えいただきました。

最後に、SSH委員から、謝辞を述べました。

「今日は貴重な講演をありがとうございました。私は将来医療系に進みたいと思っているので、今日講演を聴くことができてよかったです。ワクチンの効果や開発について学ぶことができ、深く考えることができました。今日学んだことを活かしていきたいと思います。」

(生徒記録ここまで。)

今日の貴重な講演会の実現にあたり、ご尽力いただきましたすべての方々に感謝申し上げます。