SSHブログ

11/25 SSH特別講演会(東京大学 医科学研究所 石井 健先生)

2022年11月25日 16時45分

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本日、一般財団法人 阪大微生物病研究会のご協力により、世界的に著名なワクチン科学分野の研究者である 東京大学 医科学研究所 教授 石井健先生を本校にお招きし、対面での「SSH特別講演会」を開催しました。今回のSSH講演会は、1年生2年生の全生徒が聴講するとともに、先日の募集に対して、県内外の高校、教育関係者等から申し込みがあり、同期配信とオンデマンド配信をしました。

まず最初に、一般財団法人 阪大微生物病研究会で勤務5年目の本校の卒業生が、簡単に同研究会に入るまでのキャリアの話や、ワクチン製造、開発の話などをお話しいただきました。

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次に、石井先生ご講演でした。(以下はSSH委員の生徒の記録から抜粋しています。)

「知っているようでしらないワクチンのいろは」「ワクチン開発のサイエンス」、「ワクチン開発の革命」「ワクチンサイエンスのこれから」、「ワクチンを抱える課題」、「ワクチンのこれから、社会とのかかわり、倫理、教育」について学びました。ワクチンの重要性、日本が抱えているワクチン忌避などの大きな課題について考えさせられる講演でした。

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ワクチンの研究が好きだという思いや、ワクチンの重要性を伝えたいという思いが凄く伝わってきました。講演のあとは、質疑応答の時間がありました。

Q:アフリカの人々にワクチンを届けるためにはどうするべきだと考えますか。

Q:ワクチン開発の一方で、薬害の心配があると思うがそこをどう考えるべきですか。

Q:ワクチンの忌避率が高いのは、日本人の保守的な性格が関係していると考えるが、リスクを大きく見てしまう日本人の性質に関して、自分たちができる対策はありますか。

Q:ワクチン忌避率が日本が3位とあったが、自分の身の回りにも反ワクチンの人がいるが、どう対応していくべきか。

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一つ一つの質問に、時間をオーバーしてまで、ご丁寧にお答えいただきました。

最後に、SSH委員から、謝辞を述べました。

「今日は貴重な講演をありがとうございました。私は将来医療系に進みたいと思っているので、今日講演を聴くことができてよかったです。ワクチンの効果や開発について学ぶことができ、深く考えることができました。今日学んだことを活かしていきたいと思います。」

(生徒記録ここまで。)

今日の貴重な講演会の実現にあたり、ご尽力いただきましたすべての方々に感謝申し上げます。