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2月12日 研究開発成果報告会を実施しました。

2020年2月12日 00時00分

2月12日(水)本校の研究開発成果報告会の様子をお知らせします。

今年から、どの学校でも「総合的な探究の時間」が実施され、県内高校でも,この日に探究の発表会を実施した高校がいくつかあるようです。探究の取組みは,県内で確実に広がっています。

大学・研究機関の先生11名、教育委員会から3名、香川大学、学校法人加計学園から留学生9名、県外高校10名、県内高校12名、小中学校から2名,保護者31名、その他15名、合計93名の来校がありました。

午前は、科学探究基礎(ミニ課題研究:化学分野,生物分野)、科学探究Ⅰ(SS表現)、国語、英語、数学、地歴、芸術(音楽・書道・美術)、物理の授業を公開しました。

 

午後は、探究発表会です。1年生代表生徒、2年生全員(理数科、普通科文系、普通科理系)が発表しました。

この日のポスターは、理数科の研究発表10本(うち3本は英語)、理数科の活動報告7本(うち2本は英語)、普通科理系の研究発表24本、普通科文系の研究発表25本、1年生の統計1本、1年生の活動報告19本、TDI研修によるアイデア発表4本,香川大学の留学生のポスター6本、計96本のポスターが一堂に集まりました。

まずは生徒代表による挨拶でスタート。

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ポスター発表が始まりました。先輩や友達のポスターに積極的に質疑応答する姿,大学の先生や外国人留学生を含む,大人たちにしっかりと説明,応答する姿,留学生のポスターに英語で質問していく姿,などなど見られました。

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最後は、東北大学大学院教授の渡辺正夫先生から、ご講評いただきました。今日の発表で終わり,ではなく,次につなげてほしいと,お話しいただきました。ありがとうございました。

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生徒の発表会のあとは、場所を百周年記念館1階に移して「成果報告会」。

校長先生のあいさつのあと、SSH担当職員から、SSHの取り組み、SSH研究開発の進捗状況、重点枠の取組み等について説明があり、質疑応答、講評がありました。

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そのあとは、場所を百周年記念館2階にて、運営指導委員会。有益な指導助言をたくさんいただきました。運営指導委員の先生方、ありがとうございました。

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参加した1年生の感想を一部,紹介します。

○理数科の発表はたくさん分析されていてグラフもたくさんあったけど大切なことしか書かれていなくて、あとはすべて口頭で分かりやすく説明してくれたので、この力を身につけたいと思った。質問にもすらすら答えていたのでしっかり理解して深めているのだなと感じた。英語の発表にも質問できたし、わかるまで丁寧に教えてくれたのですごく面白かった。もっと英語が話せるようになりたいと思った。

○先輩の発表は、聴く人の人数にあわせて目線の配り方や声の大きさを変えるなど、していました。良い点をたくさん学び、実行していきたい。

○ポスター発表を聞いたり、質問をしたりして、楽しかった。来年は先輩の立場に自分がなるので、今日僕が思ったようなことを、後輩に思ってもらえるように頑張る。

○2年生や、留学生の発表のように自分で研究したことを発表することは大変だと思うが、楽しそうだった。私も、来年は聞いている人みんながわかりやすいものにしたい。

○今日の発表会では自信がついたことが一番大きい。また、ほかの発表を見て刺激を受けて、来年の課題研究の参考になった。さらに留学生とのコミュニケーションがとれて、なかなかできない貴重な体験ができ、今日得たものはすごく大きかった。

○留学生に質問して答えてもらった時に英語でもその人の言いたいことが分かって、英語の勉強が活かされた感じがしてとてもうれしかった。自分の班も、思ったよりも多くの人が聴いてくれて質問をたくさんしてくれる人もいたので嬉しかった。ポスターを作るときに苦労したことが多く、作成期はとても長く感じたが、発表は終わってみれば一瞬で、東京研修から2か月しか経っていないという事実を不思議に感じた。発表者になって自分の思いが言えて楽しかった。

○先輩方は、自分の研究や実験に自信を持っていて、目が輝いていた。私も頑張りたい。

○英語でのコミュニケーションができたことがうれしかった。以前より理解することができたのは、英語に触れる機会が増えて恐怖心がなくなったからだと思った。大人たちから質問やお褒めの言葉をうけてうれしく、少し自信がついた。理数科に入って、人を引き付ける研究をしてみたいと強く思った。東北大学の渡辺先生に見ていただいただけで、とてもうれしかった。