7/31、8/1の1泊2日の日程で、川崎医科大学医学部研究室体験研修を行いました。
今回の参加者は医療系や生命科学系に興味関心のある理数科2年生5名です。
研修ではすい臓がんの細胞を対象として、さまざまな処理を行った際の細胞の動きを比較検証する実験を行いました。
ご指導いただいたのは川崎医科大学教授の栗林先生、山内先生、准教授の岡本先生です。
まずは、今回の研修全体の説明、実験の講義を受けました。


午後からの実験に向けて研修している建物のある16階で昼食を取りました。

研修では白衣を着て、雰囲気満点、やる気満点です。

2日間栗林先生、山内先生がつきっきりりでご指導してくださり、たくさんの実験操作を行いました。





岡本先生には細胞の染色についてご指導いただきました。


実験の待ち時間には川崎医科大学の現代医学博物館の見学もしました。
体験型の展示が多く、楽しみつつ医学について知ることができました。


研修の最後には実験結果を踏まえて、2班に分かれて今回の実験内容について発表を行いました。
同じ実験結果を用いても2つの班で解釈に差があり、興味深かったです。
先生方からもご質問をいただき、質疑応答の練習もさせていただきました。



1泊2日の研修でしたが、本当に密度が濃く大変丁寧なご指導をいただきました。
実験のほかにも血圧の測定の原理についても教えていただき、身近な物事の本質を見つめ、理解することの大切さを学びました。
また、指導してくれた3人の先生方は2日間本当にたくさんの質問に答えてくださり、考え、学び、質問してさらに深く理解するということをたくさん経験できた研修でした。
川崎医科大学の栗林先生、山内先生、岡本先生、今年も非常に有意義な研修をさせていただき、誠にありがとうございました。
本日午後に理数科2年生を対象にサイエンスダイアログを開催しました。
今回の講師は香川大学農学部特別研究員のKhalife Adam先生です。

Adam先生は現在香川大学にてアリの社会性についての研究をしており、今回のサイエンスダイアログでは出身のフランスの話をはじめとして、研究生活についてなど非常に多様な内容についてお話しいただきました。
途中に出題されたアリに関するクロスワードは難問で、生徒たちは協力しながら解答を考えていました。

Adam先生は英語だけでなく日本語も堪能で、時折ジョークを交えながら生徒たちと明るく接してくださいました。


講義の後には生徒たちと海外での生活や英語を学ぶ意味などをフランクに話してくださり、生徒たちはたくさんの刺激を得られたようです。

理数科2年生は11月には海外研修を控えています。
今回の経験を生かして科学も英語も頑張って勉強していってください。
7/22(土)に香川県庁ホール、香川県文化会館にて第11回香川県高校生科学研究発表会が開催されました。
今回は香川県の様々な高校から口頭発表10グループ、ポスター発表25グループが参加し、総参加者は300名に上りました。
本校からは理数科3年生が口頭発表の部で3グループ、ポスター発表課題研究の部で7グループ参加し、これまでの研究成果を堂々と発表し、大学の先生方や高校教員、高校生たちと熱く議論を交わしました。





発表会の後には文部科学省視学官の藤枝秀樹先生、広島大学教授の西堀正英先生よりご講演やご講評をいただき、探究の意義や探究をする上で大切なことなどを教えていただきました。


表彰式では、口頭発表の部では最優秀賞を「「活躍」とは何か?プロ野球投手データによる記者の心の数値化」、優秀賞を「エンドウヒゲナガアブラムシの光走性の評価」が受賞しました。
ポスター発表課題研究の部では優良賞を「防波堤の位置、形状による砂浜の砂の流出量の違い」、「コーヒー抽出残渣が土壌に与える影響」、審査員賞を「ズイナの葉が植物の成長に及ぼす影響の調査」が受賞しました。
この後も生徒たちは様々な発表会に参加し、研究の成果を発表していきます。
今後も生徒たちの活躍から目が離せません。引き続き生徒たちへの応援よろしくお願いいたします。
6/21(水)に理数科3年生によるSSH課題研究発表会を開催しました。

今回はオンラインとオフラインのハイブリッドでの開催となり、オフラインでは1年特色コースの2クラスと2,3年理数科生徒の130名程度、オンラインでは本校のSSH運営指導委員や大学、高校の先生方の20名程度が発表を聴講しました。

理数科3年生はこの1年間の研究内容を日本語だけでなく英語でも堂々と発表し、大学の先生方をはじめ、1,2年生からの質問に対してもしっかりと応じていました。



今回発表した生徒たちは、夏休み中に全国の様々な発表会で研究成果を発表していく予定です。この発表会で手ごたえを感じつつ、次の夏の発表に向けてさらにブラッシュアップしていくことと思います。
(この記事は生徒による記録記事です)
<今日の講演会の内容紹介>
身近なコロナウイルスの話から,日ごろから疑問に目を向けるということの大切さを感じました。また、自分の得意不得意を見極め、何がしたいのかを考えるというキャリア形成について学べました。今回の講演で、より課題研究が楽しみになりました。日頃から自然の不思議に目を向けられるような、広い視野を持ちたいと思います。
<渡辺先生はどんな先生でしたか?>
小さな疑問に気付ける人物で、生徒たちと積極的に議論することで生徒たちの考えを深めさせてくれる先生だと思いました。
<質問の記録>
①講演中にあった問いに答えはありますか?
②研究者になるうえで大切なことは何ですか?
③先生は質問にすらすらと答えられていますが、どうしたらうまく答えられるようになりますか?
④ウルトラマンの中にあったセリフで特に思い出に残っているものはありますか?
⑤先生が進路を決めたのは高校3年生のときと伺いましたが、これは早いと思いますか?
⑥できることとできないことを区別したときに、場合によっては後からできるようになることもあると思うが、先生ならどうしましたか?
⑦夢がないのですがどうすればいいですか?
⑧人生の分岐点に立った時に大切にしたことは何ですか?
⑨マジンガーZの技で好きなものはありますか?
⑩一つの問題について深堀りするのと、複数の問題に取り組むのはどちらが良いですか?
<生徒からの謝辞>
今日はお忙しい中、講演をしていただきありがとうございました。渡辺先生は、コロナウイルスが流行し始めたときに過去にヒントはないのかなど考えており、自分にかけている「考える力」がとても優れている方だと伝わってきました。そして、参考書のわかりやすい使い方や現在のお仕事やこれまでの夢、やってみたいと思ったきっかけについても話していただき、自分のやりたいことがない今の現状を、「まだ右にも左にも行ける状況」と前向きにとらえられるようになりました。課題研究については苦手に思っていて、「失敗したくない」という考えでしたが、今日の講演を聴いて「失敗することの大切さ」や、「カバーし合い、助け合うことで得ることができる信用」など社会に出たときに役立つものを獲得できると知ることができました。今日の講演で学んだ、「考えることの大切さ」や「毎日の努力」、「最後まであきらめない」などのことを1年生一同忘れずにこれからの学校生活で生かして過ごしていきます。今日は本当にありがとうございました。
令和元年度から実施している「FESTAT(全国統計探究発表会)」が第 19 回 日本統計学会統計教育賞に選ばれました。
→ 日本統計学会ウェブサイト
今年もFESTAT2023,8月19日(土)にオンラインで実施予定です。
数日内にまたご案内いたします。
理数科第3学年の生徒10グループが,昨年から取り組んできた課題研究の成果を発表する「SSH課題研究発表会」を以下の通り開催いたします。ご観覧を希望される方は,下の案内文書記載の担当者欄にメールでご連絡ください。
案内文書 → R05課題研究発表会案内
2月10日に本校で行われた課題研究ポスター発表の中に,「島 比呂志さんの感情分析」と題した,普通科文系クラスの課題研究がありました。
本校の前身,旧制三豊中学校出身の作家,島比呂志さんのゆかりの地を巡り,様々な資料を集めたり話を聴いたりして情報を集め,島さんの著作をテキストマイニングにより分析し,著作に現れた「感情」を読み取り,ハンセン病の発症と隔離生活,社会復帰を願った文筆活動の年譜と照らし合わせて,島さんの心に迫ろうとした課題研究でした。
3月26日(日),観音寺市主催の
ふれあい人権の集い&さやわか人権講座 「ハンセン病問題への理解を深めよう!」島比呂志没後20年ふるさとシンポジウム・展示
がおこなわれ,そこでその課題研究の発表や,シンポジウムの講師との対談が行われました。
多くの市民の方々が参加する中での,口頭発表と対談でした。

島さんの後輩で,戻りたかった故郷である本校の生徒が行うからこそ価値がある研究に,多くの人々からうれしいコメントをいただきました。ありがとうございました。
生徒の課題研究が,地域の人権教育に貢献でき,生徒も多くを学ぶことができた,そんな素敵な一日でした。
本日,1年1・2組合同で,6時間目からサイエンスレクチャー(地学分野)を実施しました。
今回は,香川大学創造工学部 教授 山中 稔 先生をお招きし,「地盤災害の発生メカニズムと防災対策」と題した講義をしていただきました。

私たちが住む地元の災害や,その発生のメカニズム,防災の視点についての講義は興味深く,生徒の前のめりに聴く姿勢や,たくさんのメモ,質問に多くの手が挙がっていたことが非常に印象的でした。


たくさん質問が上がったのですが,残念ながら時間切れとなってしまいました。
山中先生は,講義の後も別室で,放課後も生徒の質問に,ご回答いただきました。

ありがとうございました。