SSH通信Vol.7
2025年10月9日 14時43分SSH通信Vol.7アップしました。
SSH通信Vol.7アップしました。
SSH通信Vol.6アップしました。
9/29(月)の放課後に,福島県立福島高等学校,さいたま市立大宮北高等学校,奈良県立青翔中学校・高等学校と合同でオンラインリサーチカフェを実施しました。
今年度はすでに3回目の実施となったことで,意見を交わしやすい雰囲気が出来ており,今後の研究の進め方に向けて貴重な意見を多数もらうことができました。
第4回のオンラインリサーチカフェは1/30(金)に実施される予定です。
9月25日(木)2・3限に1年1組を対象にサイエンスレクチャー(化学)を実施しました。
2回目のテーマは、「排水処理」についてです。講師として愛媛大学の深堀秀史先生をお招きしました。
お味噌汁やスポーツ飲料、調味料等を排水すると、どれだけ環境に負担をかけるかを、実験や具体的な数値を交えながら教えていただきました。排水処理がいかに大切であるかを再認識できました。
続いて、メチレンブルー溶液と活性炭を用いたモデル実験を通して、具体的な排水処理について学びました。活性炭によりメチレンブルーが吸着され取り除かれる様子や、高分子の作用により活性炭が凝集する様子には生徒も目を丸くしていました!
新たな学びが多く、充実した時間となりましたね。
深堀先生、本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいいたします。
9/25(木)に本校理数科の2年生、3年生合同で海外研修の情報交換会を実施しました。
昨年度実際にアメリカを訪れた3年生から
おおまかなスケジュールや見学先、おみやげ、服装など
たくさんの有益な情報をいただきました。
また、課題研究の今後の進め方についても適切な助言をもらうことができました。
例年実施している教育関係者向けの公開授業研究会を10/31(金)に開催します。
今年のテーマは「主体的・対話的で深い学びをめざして~データサイエンスの視点を意識した授業実践~」です。
本校のSSHでも重視している「データサイエンス」を日々の授業とどのように関連させていくのか,あるいはどのように活用していくのか研究します。
詳細はこちら。
【観音寺第一】R07公開授業研究会案内.pdf 【観音寺第一】R07公開授業研究会実施要項.pdf
是非ご参加いただき,授業についての意見交換をしていただければ幸いです。
参加される方は以下のフォームからお申し込みください。申込の締め切りは10/20(月)です。
https://forms.gle/LQpCtpPsTpLzKaee8
9月18日(木)2・3限目に、1年2組を対象として、サイエンスレクチャー(化学)が実施されました。
講師として愛媛大学教授 内村浩美先生を招き、身近な紙に施されている工夫についての講演を聞きました。
2限目は「お札」をテーマに、偽造防止のための工夫や透かしの技術について、実際のお札に触れ体験しながら学ぶことができ、生徒も興味津々でした。また、実験を通して、トイレットペーパーとティッシュペーパーの違いについても学びました。
3限目は「様々な機能を付与した紙」についての講演を聞きました。高校の化学や物理で学習する内容を活用することでも、社会に役立つ機能性の紙を開発できることを学びました。ボールペンで書いた直後は消しゴムで消せるが、時間が経つと消せなくなるタイマー機能を付与した紙には、生徒も教員も驚きました。
具体的なものに触れながら、学ぶことができ、大変貴重な時間になりました。本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。
9/18(木)の、5.6時間目に2年生理数科を対象にSS健康科学の講演「糖尿病とがんの基礎研究とCity of Hope Beckman研究所」が行われました。
講演をしていただいた、City of Hope Beckman研究所 AR 糖尿病•代謝研究所 名誉教授である山口陽子先生には、本校は10年以上講演を続けていただいており、11月に海外科学体験研修に伺う際にもお世話になります。
糖尿病、がんのメカニズムや症状とその治療について聞き、生徒からは「DNAがダメージを受ける原因」、「将来ガンの治療薬を研究するためにはどんな進路がいいのか」、「酷使されたβ細胞は回復するのか」など活発な質問が出ていました。
また、講演後には座談会を開いていただき、「将来糖尿病にならないために」といった不安や「研究者になるために」といった率直な質問に、丁寧に答えていただきました。
山口先生、本当にありがとうございました。
9/6(土)、7(日)に行われた観一祭(文化祭)で自然科学系部活動が実験や展示を行いました。
生物部は飼育している生物の展示し、来場してくださった方々に葉脈標本の栞をプレゼントしました。
電気部・化学部は合同で、液体窒素の実験、ルミノール反応、ゾウの歯磨き粉、空気砲、黒線を認識して走るプログラミングロボットカー、合せ鏡の実験・展示等を行いました。
数学同好会は生徒たちが作った問題を掲示し、来場してくださった皆さんは難問・良問を解こうと取り組んでいました。
数学同好会と同室には、夏に行ったSSHの研修や課題研究の発表ポスターを掲示し、多くの方々に研修での生徒の学びや課題研究の成果を見ていただきました。
ご来場いただいた皆様本当にありがとうございました。
SSH通信vol.5アップしました。
9/3の5,6校時に1年1組,9/4の1,2校時に1年2紙を対象に徳島文理大学保健福祉学部放射線学科 教授 沢田功先生を講師にお招きし、サイエンスレクチャー物理を開催しました。
「蛍光•燐光から放射線まで」という演題で、身の周りのものにブラックライトを当てて観察したり、霧箱の実験装置を作ったりして、放射線というイメージしにくいものの飛跡を実際に見ることができました。
また助手として本校の卒業生が来てくれるという嬉しいサプライズもありました。
沢田先生、本当にありがとうございました。
SSH通信vol.4アップしました。
本日の3時間目に理数科3年生の理数生物選択者向けにオンライン特別講義を実施しました。
講義をしてくださったのは北海道大学医学研究院 助教 亀田将史 先生です。
現在、理数科3年生の理数生物の授業では、神経や脳に関する内容を扱っています。
今回の講師である亀田先生は神経生理学の研究者であるため、授業の発展的な内容としてお話しいただきました。
まず、神経の働きに関する基本的な確認から、神経の反応を検出する様々な方法とその原理についてお話しいただきました。
その後、亀田先生の専門である、リズム感や周期的なイベントを予想するといった時間予想の脳内機構について、亀田先生の実際の研究データを交えながら教えていただきました。
最後には、神経科学の最先端技術とそれを用いた研究の進捗や今後の研究ビジョンについてお話しいただきました。その際には、まだ論文化していない秘密のデータもちらっと見せてくださりました。
講義の後には研究に関してや受験に関してなど様々な生徒からの質問に答えてくださりました。
本日はお忙しい中、講義をしていただいた亀田先生、本当にありがとうございました。
愛媛県西条市の西条市総合文化会館で行われた第27回中国・四国・九州地区理数科高等学校 課題研究発表大会で統計班と化学班が発表してきました。
この発表大会は理数科設置校の生徒による課題研究の発表会です。中国・四国・九州の高校のみの参加ではありますが、例年ハイレベルな研究発表が行われています。
8月20日午後に会場に到着し、早速ポスター発表の審査が行われました。
本校からはポスター発表に「廃棄牡蠣殻を利用した強化素材の開発」というテーマで化学班が参加し、発表しました。
8月21日には朝から会場入りし、ステージ発表が行われました。
本校からは「プロ野球の野手におけるパフォーマンスと年齢の関係」というテーマで統計班が参加し、発表しました。
残念ながら全体での表彰にはかかりませんでしたが、ステージ発表では優良賞をいただくことができました。
2日間で参加校による多岐にわたる分野についてのユニークな視点での研究に触れました。
そのような中で、生徒たちはお互いに研究発表を聞き、質問をして学びを深めていた様子でした。
ちなみに2年後の令和9年には、この大会が香川県で行われます。
それに向けて後輩の皆さんも研究に励んでくださいね。
夏休み最後の発表会となったこの大会でしたが、発表した2班の皆さん準備に発表とお疲れ様でした。
午前中の本村陽一先生の講演の後には、参加校の生徒たちによる研究発表を行いました。
本村陽一先生の講義の様子はこちら。
午前に引き続きoViceというオンラインバーチャル空間を用いて発表を行いました。
画面はこちらのようになっています。
参加校は北は北海道、南は大分までの全14校です。研究発表数は39本に上ります。
FESTATの特徴として、研究発表が研究の時期ごとに、研究成果の総まとめの時期の最終発表、研究途中でアドバイスをもらいたい時期の中間発表、これから研究を始めるための助言をもらうための研究初期という3つに分かれています。
また、今年は統計やデータサイエンスをテーマにした研究だけでなく、理科の発表も行われました。
これは例年7月末に香川県で行われている香川県高校生科学研究発表会が今年はかがわ総文祭と重なって実施できなかったため、その代替としての発表の場となっているためです。
しかしながら、理科の研究発表とは言えども、その中には統計的な分析をはじめとして統計的視点やデータサイエンスの観点が含まれていました。
全部で6ブースに分かれ、各参加者が研究発表を行い、発表の後にはアドバイザーの先生方から専門的な知見からの示唆に富んだご助言をいただきました。
研究発表の最後には、同志社大学客員教授 狩野裕 先生に全体講評をいただきました。講評の中では、午前中の本村先生の講義にも触れ、統計やデータサイエンスにおいてAIやコンピューターを活用するうえで意識することや、便利さの中に潜むリスクについてもお話されました。研究発表については、自ら課題を発見する経験をして、その能力を磨くことの重要性を説かれていました。また、データ分析や情報活用の意義、そしてデータ採集することの意味についても気づいてほしいとお話しいただきました。
お盆明けの土曜日にも関わらずご参加いただいた全国の沢山の方々、本当にありがとうございました。
このFESTATが発表の場としてだけでなく、交流のきっかけとなっていれば幸いです。
来年もまたよろしくお願いいたします。